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2008-07-23
ガンダムオタクが非ガノタの彼女にガンダム世界を軽く紹介するための10本
元ネタ:アニオタが非オタの彼女にアニメ世界を軽く紹介するための10本
http://anond.hatelabo.jp/20080721222220
まあ、どのくらいの数のガノタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、
「オタではまったくないんだが、しかし自分のガンダム趣味を肯定的に黙認してくれて、
その上で全く知らないガンダムの世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」
ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、ガンダムのことを紹介するために
見せるべき10本を選んでみたいのだけれど。
(要は「脱オタクファッションガイド」の正反対版だな。彼女にガンダムを布教するのではなく
相互のコミュニケーションの入口として)
あくまで「入口」なので、時間的に過大な負担を伴う3クール、4クールのガンダムは避けたい。
できれば劇場版、長くても2クールにとどめたい。
あと、いくらガンダム的に基礎といっても古びを感じすぎるものは避けたい。
ガンダム好きが『ククルス・ドアンの島』は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。
そういう感じ。
彼女の設定は
ガンダム知識はいわゆる「シャー」的なものを除けば、赤い程度は知っている
サブカル度も低いが、頭はけっこう良い
という条件で。
まずは俺的に。出した順番は実質的には意味がない。
まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「∀以前」を濃縮しきっていて、「∀以後」を決定づけたという点では
外せないんだよなあ。長さも4クールだし。
ただ、ここでガンダムトーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。
この情報過多な作品について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の情報を彼女に
伝えられるかということは、オタ側の「真のコミュニケーション能力」の試験としてはいいタスクだろうと思う。
『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』(高山文彦監督)
アレって典型的な「オタクが考える一般人に受け入れられそうなガンダム(そうオタクが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのもの
という意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには
一番よさそうな素材なんじゃないのかな。
「ガノタとしてはこれは“映画”としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。
『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』(神田武幸、飯田馬之介監督)
ある種のガンダムオタが持ってるMSへの憧憬と、一年戦争におけるガンダムやジムがロールアウトするタイミングのオタ的な考証へのこだわりを
彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにも「俺はアイナと添い遂げる」的な
「童貞的なださカッコよさ」を体現するシロー
「童貞的に好みな女」を体現するアイナ
の二人をはじめとして、オタ好きのするキャラを世界にちりばめているのが、紹介してみたい理由。
新機動戦記ガンダムW(池田成監督)
たぶんこれを見た彼女は「サムライトルーパーだよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。
この系譜の作品がその後続いていないこと、これがアメリカでは大人気になったこと、
アメリカなら実写テレビドラマになって、それが日本に輸入されてもおかしくはなさそうなのに、
日本国内でこういうのがつくられないこと、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。
「やっぱりアニメは子供のためのものだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「ザブングルグラフィティ」
でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、この作品にかける富野の思いが好きだから。
断腸の思いで削りに削ってそれでも両編合わせて3時間3分、っていう尺が、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、
その「捨てる」ということへの諦めきれなさがいかにもオタ的だなあと思えてしまうから。
劇場版イデオンの長さを俺自身は冗長とは思わないし、もう削れないだろうとは思うけれど、一方でこれが
宮崎と真の富野だったらきっちり1時間40分と6時間にしてしまうだろうとも思う。
なのに、各所に頭下げて迷惑かけて3時間3分を作ってしまう、というあたり、どうしても
「自分の物語を形作ってきたものが捨てられないオタク」としては、たとえ富野がそういうキャラでなかったとしても、
親近感を禁じ得ない。作品自体の高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。
今の若年層でガンダム見たことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。
イデオンよりも前の段階で、富野の哲学とかアニメ技法とかはこの作品で頂点に達していたとも言えて、
こういうクオリティの作品がテレビアニメでこの時代にかかっていたんだよ、というのは、
別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなくアニメ好きとしては不思議に誇らしいし、
いわゆる劇場版イデオンでしか富野を知らない彼女には見せてあげたいなと思う。
富野の「目」あるいは「絵づくり」をオタとして教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。
「終わらないガンダムを毎日生きる」的な感覚がオタには共通してあるのかなということを感じていて、
だからこそ『∀』の最後は「おやすみなさい」以外ではあり得なかったとも思う。
「祝祭化した日常を生きる」というオタの感覚が今日さらに強まっているとするなら、その「オタクの気分」の
源は逆襲のシャアにあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、
単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。
G-SAVIOUR(グレーム・キャンベル監督)
これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。
こういうジュベナイル小説風味の恋愛をこういうかたちで実写化して、それが非オタに受け入れられるか
気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい。
9本まではあっさり決まったんだけど10本目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的にハルヒを選んだ。
∀ガンダムから始まってハルヒで終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、YouTube以降のアニメ時代の先駆けと
なった作品でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい作品がありそうな気もする。
というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10本目はこんなのどうよ、というのがあったら
教えてください。
「駄目だこの富野は。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。
こういう試みそのものに関する意見も聞けたら嬉しい。
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