アレルギーを抑制する体内分子発見

筑波大大学院の渋谷彰教授などの研究グループがアレルギーを抑制する体内分子を発見したとの報道が大きく出ています。

アレルギー抑制分子を発見【NHK
花粉症やぜんそくなどのアレルギー症状の抑制に関係する分子を、筑波大学の研究グループが発見し、新たな治療方法の開発につながると期待されています。
アレルギー症状の抑制に関係する分子を発見したのは、筑波大学大学院人間総合科学研究科の渋谷彰教授らの研究グループです。アレルギー症状は、花粉やダニそれに食べ物に含まれる一部のたんぱく質などの「アレルギー物質」と、特定の細胞が反応して、ヒスタミンなどの化学物質が過剰に放出されるために引き起こされることがわかっていますが、研究グループでは、この特定の細胞に化学物質の放出を抑制できる分子があるのを発見したということです。研究グループによりますと、この分子に別のあるたんぱく質を加えて刺激すると、アレルギー症状を引き起こす化学物質の放出が抑えられたということです。アレルギー症状の治療は、これまで放出された化学物質の働きを抑える方法しかありませんでしたが、今回の発見によって、新たな治療方法の開発につながると期待されるということです。研究グループの渋谷教授は「世界中で4人に1人以上が何らかのアレルギーを持ち、命の危険にさらされている人もいる。対処療法を超える新たな治療の開発につなげていきたい」と話しています。

他にも各種報道がなされています。アレルギーに悩む人にとっては、希望の光です。研究が進むことを心から祈ります。
http://news.tv-asahi.co.jp/news/web/html/200607034.html
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010060700563
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=26226
http://mainichi.jp/select/science/news/20100607dde041040081000c.html
http://www.asahi.com/science/update/0607/TKY201006070088.html
http://sankei.jp.msn.com/science/science/100607/scn1006071330001-n1.htm
http://www.47news.jp/CN/201006/CN2010060601000306.html
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010060702000038.html
筑波大・渋谷彰教授らがアレルギー抑制分子を発見 チェッカーズ!
筑波大、アレルギー抑制分子を発見 :日本経済新聞

筑波大学大学院 人間総合科学研究科 分子情報・生体統御医学専攻
免疫制御医学分野(基礎医学系免疫学)の渋谷 彰教授
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