富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

六月初二(土)昼前に養和病院にC医師に診断請う。胃の具合依然芳しからず聴診だの触診などした結果「胃潰瘍とかの可能性はあるが、胃癌ではないでしょう、きっと」とC医師。思わず「私もそう思います」と何の根拠もないがそう言わざるを得ぬ(汗)。月曜日に検査となる。ちょうど昼となりHappy Valeyの祥興珈琲室にエッグタルト1つ食し温かいミルクティー飲む。これくらいがちょうど胃に負担もなし。昼すぎ銅鑼湾で寄合いあり。午後、謡の稽古済ませ昏時に尖沙咀。David Chan氏の店でズミクロンのレンズ修理受け取り。絞りのリングの不調治る。店を出たところに偶然M君と遭い一飲。ビール少し。太古の旭屋でアサヒカメラ六月号受領して帰宅。鶏肉のホワイトソース煮。PenfoldsのThomas Hyland(シャルドネ)05年をグラスに一杯。「のだめ」の13〜17巻までさらさらと読み流す(どうも欧州に話が転じてから、は話が散漫)。明日の安田記念はジョイフルウィナーが9枠を確保の由。
▼騎手、余健誠に来季の騎手ライセンス発給せぬ決定あり(香港ジョッキークラブ)。余三兄弟の長男ですでに妹の余詠詩は引退、弟の素行悪しき天才ジョッキー余健雄は騎手免許剥奪され、長男だけが頑張ってはいたが昨季が136戦1勝、今季も負け続けどころか出場もかなり減ってはいたが今週水曜日のハッピーバレーで余健誠が騎乗の京城之威(Kingston Winner)がよく走り一着。でこの決定は妥当か。余健誠君自身には、あっと驚き穴馬ダービー馬の聖利(Holy Grail)での99年の安田記念参戦くらいしか残る記憶もなく、あたしは余健雄のファンであっただけに、本人は騎乗したいが問題だけけの荒馬余健雄の、あまりに勝負事には向いておらぬ性格のこの長兄が地味に騎手続けることがどこか不憫と覚えたり。彼に最後の勝利を与えた京城之威(Kingston Winner)が、これもアタシが香港競馬でいちばん好きであった京城之寶(Kingston Treasure)の馬主の持ち馬。京城之寶(Kingston Treasure)も抜群の馬であったが余健雄のように気性激しく、とてもレースに応じきれずに終りぬ。

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