富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2007-12-12

十二月十二日(水)毎日の習慣として、朝、まづ茶をたてる。タイムシステムのデイリープランで一日にやるべきこと、連絡すべきこと(電話の場合は相手の電話番号まで)、細かい日程まで書き出す。メールの整理と必要な返事。打つべきメールも大方、打つてしまふ。そこからご公務。うまくいくはずが何か入りバタバタと多忙のうちに燈刻。今晩はハッピーヴァレイで競馬開催ながらバンコクよりY氏来港で招飲の約あり湾仔に向ふタクシーの中で慌てて競馬新聞眺め、当たれば数千万円のTriple Trioの馬券のみ携帯でHK$10の1点買ひ。湾仔鵝頸橋に近い「わひわひ」(正確にどう綴るのかわからず)なる居酒屋。かつての卯佐木を居抜きで同業始めたのは、なんと日本語担当な西洋人で、この方がご主人。けつこう評判の由。焼酎各種あり。芋焼酎天孫降臨を飲む。Y氏は数日前迄ミャンマーヤンゴンを観光旅行。日本の感覚では「えつ、マジ?」だがSARSの時の香港の如くヤンゴンは外国人観光客などガラ空きでバンコクからのパッケージは廉価。ヤンゴン市街も見た目は平穏さう。観光客の目にもヤンゴンのお坊さんらの振舞ひからいろいろ見えるところあり、と興味深き話を聞く。「わひはひ」は八時頃には満席の繁盛。もう一杯だけ、とバーS。珍しくパイプ煙草燻らすお客あり、その甘い薫りが丁度一週間前の競馬の晩、バーBで嗅いだのと同じ芳香でご同一の方、と察す。マスターに紹介されパイプ談義から始まり靴だ帽子だ、とダンディズムといへば聞こえはいいが、たんに中年オヤヂの放蕩に歓談つきず三更に到る。Triple Trioの馬券は対象の初關(第4競走)は1、2、4着、中關(第5競走)は2着に1頭入つただけだが、末關(第6競走)は1〜3着的中。「たられば」の話だが初關で3、4着さへ入れ替はつてゐれば対象3レース中2レース的中の安慰賞で6千ドル強の10万円馬券を150円でゲットできてゐたとは甚だ残念。
▼日本でも米国見倣ひの外国人指紋押捺は呆れるが米国では更に華盛頓Dulles Int'l Airportでは両手10本の指全ての指紋押捺の由。呆れて言葉もなし。

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