七月三日(日)快晴酷暑。朝から九龍湾に出仕事。午後、旺角。午後遅く中環でFCCに早酒。独酌。人生このかたお初ってことが時々ある。ハイボール頼んだらロックと別にソーダが供された。iPadで雑誌など眺めてゐるのはバーで品がよろしくない、とアタシは思ふが暗いバーでは雑誌の小さな文字が覚つかず、今になつてようやく先週のThe Economistの中国特集号をバックナンバーがバーに置いてあるのにiPadでダウンロードで読んでゐる。下品だが活字は少し大きいしバックライトで何より明るく読み易い。サッポロの黒、大瓶購ひ帰宅。ドライマティーニ二杯。ピンクフロイドの1980〜81年のThe Wallの頃の実況録音盤(恐ろしく音が良い)聴きながら捥ぎたての枝豆と麦酒。肉骨茶の夕餉。常温で紹興酒飲む。涼青瓜、オクラ、湾仔街市のピータン、煮豆も美味。肉骨茶に入つてゐた冬瓜で、この夏が盛りの瓜をなぜ冬瓜といふのか、とふと気になつたがZ嬢に夏にとれた瓜でも風通し良い日陰に置けば日持ちするので冬でもいたヾだけるから冬瓜といふのよ、と教へられる。食後の記憶あまり無し。昨日からふと気になるところあり何十年ぶりに谷崎の「陰翳礼讃」読んでゐる。アタシはあまりかうした洋の東西で比較文化論的な思考は好まない。和辻哲郎の「風土」も苦手。さすが大谷崎で上手に書いてゐるし先日の中谷先生の東西文明論もあんなに多言を要すまひ、とこの陰翳礼讃を読んでさう思ふ。がそれほど東洋の日本が陰を愛おしむ文化で西洋は闇がないとは言ひ切れまひ。なぜ「陰翳礼讃」を再読することになつたか、といふと中環T嬢と渋谷ジャンジャンで昭和の昔に淡谷先生のライブをアタシが見たといふ話から淡谷先生のあの化粧、あの衣装がテレビの照明の明るさでは異様だが暗いライブハウスだとあれくらゐの派手さがちょうど落ち着くのよ、とさういふ話から、さういへばそんな話は谷崎が書いてゐたわ、と思ひ出した次第。谷崎再読で能役者の能の美しさを語る文章は多いのだらうが能の役者の美しさを谷崎が書いてゐたのね。このへんのことは村上湛君にでもいろ/\お聞きしたいところ。
@fookpaktsuenhkg: マーチン李柱銘が香港政府で律政司(司法長官)の黄仁龍に「黄仁龍弟兄、請辞職吧」と今日の明報で呼びかける。六年前に司法界では弟分の黄某に律政司就任をばカソリック教徒として「祝福」した李柱銘も香港政府の立法会補選問題につき司法判断より政治判断が優先される政府。
2011-07-03 22:58:18 via web
@fookpaktsuenhkg: 「副首都大阪」で合意 石原、橋下両知事 #ldnews URL 災害時に備え、って知事が最低最悪の場合も災害なのかしら。でもファシス都も大茶化府もどっちも知事がダメな人の場合はどうするのかしら。京都に遷都しといた方がいゝ加茂。
@fookpaktsuenhkg: 摂氏32度の今日も解禁シャツの上に麻混合のジャケット着てたアタシは師匠に誉められる鴨。@utumikeiko ワイシャツは下着の延長、それだけで人前に出るのは失礼。五、六十代の男性せめて涼しい上着や開襟シャツ位の発想が欲しい……と桂子師匠。
2011-07-03 19:32:56 via web
- 作者: 谷崎潤一郎
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1995/09/18
- メディア: マスマーケット
- 購入: 26人 クリック: 180回
- この商品を含むブログ (221件) を見る
Facebook - Fook Pak Tsuen
富柏村サイト www.fookpaktsuen.com
富柏村写真画像 www.flickr.com/photos/48431806@N00/