富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2016-08-10

農暦七月初八。未明から豪雨、雷鳴。赤色警報。マラッカの旅より戻り香港の市街の混雑に辟易。
バチカン、中国と雪解けといふ報道。司教の任命についてバチカン中共が合意と香港教会枢機卿の弁(公教報、こちら)。司教任命権をバチカンが持つことで傘下の教会は非合法とされ中共は別に政府公認の中国天主教愛国会を組織。愛国会と地下教会双方の双方で組織するバチカン公認の新しい司教協議会が司教候補者リストを作成しローマ法皇に提出、法皇が司教の適任者を選択し任命。中国はバチカンカソリック支配を認めたくないが地下教会を壊滅はできずバチカンも中国といふ巨大市場に参入したいのはGoogleFacebookと同感。そこでの手打ち。香港教会は中共バチカンとの間で微妙な立場だつたが前任の香港司教で枢機卿だつた陳日君名誉司教が反中共的な言動続けたのに対して後任の香港司教・湯漢枢機卿中共との関係改善の立場で今回の立ち回り。陳日君はこの動きに不快感示し「まずは中共で囚はれの身にある地下教会神父の釈放を」と訴へる(こちら)が高齢で病身(こちら)。すでに流れは対中共親和に。これも香港の一国両制の政治状況と一緒。