富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2016-11-07

農暦十月初八。立冬。少し涼しくなる。冷え性で寒がりのアタシはもうセーターでも着たいくらゐ。失くした扇子が戻る。扇子は京の宮脇賣扇庵謹製で、いつも半年くらゐで傷むか失くすので予備も二、三本もつてゐるが今使つている扇子は3年近くになる。年を取り夏でも冷房に冷え扇子を使う機会が減つたからだらう。それでも先週はかなり慌たゞしい日程で扇子を失くし予備を出したら今日、自動車の中に忘れてゐたと運転手が届けてくれる。ありがたい。SQからKrisFlyerの銀卡が郵便で届く。ずつとCX命だつたアタシが、あれだけ新加坡のことを悪くしか言はない私が、SQなんて22年乗つたこともなければ(本当は乗つてみたかったw))、スタアラすら7月に台湾往復で長栄航空に乗つた1,000哩だけなのに……銀卡なんて本当にいゝのかしら。でも今どき銀なんて何の特典もない。金卡でやつと待遇の格差の時代。
天皇生前退位につき有識者会議で摂政派の平川祐弘東京大学名誉教授)が記者のインタビューに「ご自分で定義された拡大された役割を果たせないから退位したいというのは、そのお考えはちょっとおかしいんじゃないかと私は感じました」。畏れ多くも、よくもこゝまで言へたもの。実際の会議での発言(これは間接取材によるものだが朝日新聞のこちら)を読んだかぎりでは「ご自身で拡大解釈した役割を果たせなくなるといけないから、元気なうちに皇位を退き、次に引き継ぎたいというのは異例のご発言だ」の由。それを立ち話とはいへ「そのお考えはちょっとおかしいんじゃないか」は言葉が悪い。常無常人氏がこの日乗へのコメントで(時間系列がズレてしまつたので昨日のコメントは削除しました) 平川氏の表情も乏しく何だか老いて……と指摘されてゐたが同感。これにつき内閣危機管理から宮内庁に遣られた新任の次官西村某も聖上の公務増えたのは昭和帝に比べ国連加盟国数が2倍以上となり在日の外交官数も赴任させる大使も急増、国際会議等も多く……と説明。聖上御自ら率先して公務増やしてゐるわけではない、と説明。晋三御命の平川次官をしても宮内庁の立場で説明せざるを得ず。

それに違法な長時間労働と言っても低賃金で炭鉱で奴隷的に働かせたのではなく世間から見たら厚遇で「働きたい人はどうぞ」だと思うと朝日新聞電通とあまり変わらず、批判できる立場?