本に埋もれる日々

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管理人:義契(G)

敬称は基本的に略してますが、気分で付ける時もあります。

2004-10-05

[]朝日新聞書評「暗黒館の殺人」は「長大重厚なライトノベル」(Mystery Laboratory)

 ライトノベルの定義はあいまいだが、まさか暗黒館の殺人ライトノベルと書かれるとは……

 この人のライトノベルの定義(大森望という人の定義を引用)だと、ライトノベルとは

十代後半から二十代でデビューした作家が、同時代的感覚を共有する十代の読者に向かって書く、会話とキャラクターの比重が重く、なんらかの意味で非現実的要素を含む

 というものらしいが……えらく偏ったライトノベル感だ。って、この定義でも暗黒館の殺人ライトノベルじゃないじゃないよな? 黒猫館の殺人からでも12年。デビューした1987年頃からのファンの人間なんて、確実に十代じゃないでしょ。よく読んだら、書評家の人はライトノベルだとは書いてませんね。朝日新聞の人間が書評をちゃんと読まずに付けたのかな?

 この人は、長いシリーズものなどが売れるご時世だから、暗黒館の殺人や京極作品の様なお弁当箱のように分厚い本も若者に売れてるって言いたいのか? そりゃあ好きなシリーズが長く続くのは嬉しいし、好きな作家の新刊が読み応えありそうな重量でも期待して読むけど、”好き”という感情が無ければ長いシリーズを買おうとも思わないし、お弁当箱の様な本を好き好んで読もうとも思わないだろう。つまり、重要なのはやはり"量"ではなく"質"なのではないだろうかと思う。

 そして、この文を読んで一番感じたのは……この人って褒めてるふりをしてるが、暗黒館の殺人を裏で貶してませんか? 文の最後の辺りの書き方なんて、神経逆撫でされてる感じがします。


 それにしても、下巻の方が8000部も売り上げが少ないのはきっと、上巻を読んで買おうと思ってる人と、後で買おうと思ったけど挫折したって人の数なんでしょうね(笑)

暗黒館の殺人 限定愛蔵版

 近くの本屋に行ってみたら置いてありました、二冊も。やはり知らなかったお客のために予約してる本屋があるんですね。おかげで初めて実物を見ました。それにしても、真っ黒ですね、本当に暗黒って感じだ。あと、封がされてなかったので画集も見てしまいました。連載中も本が出るまでは…… と、一度も見たことが無かったので、初めて喜国雅彦氏が描いた暗黒館の殺人の絵を見ることができました。ああいう絵で暗黒館の殺人は連載されてたんですね、もう感激しました。

 ただ、その暗黒館の殺人の売り場に上記の朝日新聞の書評が張ってあったんですが、あの書評を読んでライトノベルの感覚で買ったら、確実に痛い目をみるでしょうね。まぁ、この本を見てライトノベル感覚で買う人間もいないか。

カーニバル 四輪の牛/清涼院流水

 読了。三輪から時間がたったが、ようやく読み終わった。近くの書店に四輪だけが置いてなくて、ずいぶん探しまわってしまった。

 金欠の身には辛いが、とりあえず五輪の書を買ってくるか。

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