ロンドン・エコノミスト 9月19−25日号

先ほど届いたロンドンエコノミストはいつもになく妙な特集だ。それはともかく、慌てて日本の民主党についての一般記事を読んでみた。

「慌てて」というのは、ボクは組閣以来の鳩山内閣のすべてに本当にワクワクしているのだ。生まれてから初めて、大臣になって浮かれているバカの集合ではなく、チームで運営されている内閣を見たのだ。おそらく手錬の外資系ビジネスマンなどは皮膚感覚で感じるであろう。この内閣はヤル。プロの内閣なのだ。ボクはかなりのことでも大目に見て、任期中は支持し続けるつもりだ。

ともかく、Japan's new goverment-Poodle or Pekinese?という記事についてだ。タイトルがすごい。記事内容はアメリカとの距離感についてなのだが、日本はアメリカのプードルかペキニーズかの選択をする、という意味だ。冗談でも日本は犬並みなのかという思ってしまうが、それでは大人ではない。ともかくイギリス人がいまだに世界を支配(ガバナンス)しているつもりでいることが良く判る記事タイトルなのだ。それゆえに我々はきちんとこのような記事を読む必要があるというわけだ。

やっと記事についてだ、日本は昔から鎖国をしていないときは、ナチスドイツや戦後のアメリカなどのrising powerの国と手を組んだとする。記事はさらに自民党政権はポスト冷戦でどう振舞うかで悩んだとする。それに対比して鳩山政権は変化を試みることができるポジションにいるというのだ。つまり、エコノミストは暗にアメリカとの距離を置くことが可能だといっているのだ。