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成毛眞ブログ RSSフィード

2009-11-29

Lennie Niehaus / Complete Fifties recordings

| 10:01

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最近、すっかり実店舗で本やCDを探し出すという行為をしなくなってしまっている。ネットでCDや本を買うようになってからは、聴いてみたい、読んでみたいという意欲が最後まで持続しないのだ。入手後、本ならさわりのページくらいは捲ってみたりするのだが、CDはシールドを剥くのが億劫で、聴かないまま積み上がってしまう。DVDのレンタルも、もっぱらネットである。1ヶ月4枚まで980円、返却期限がないので、延滞金を気にせず見なくても借りっ放しでいられるからだ。

新型インフルエンザで寝込んでしまった妻の看病のため、仕事を休むことにした。妻には悪いが、この際これまで聴かずに放っていた新譜CDでも聴き溜めしてやれと目論んだ。果たして、私の部屋に妻を隔離することになってしまったので、高熱でうなされている病人の手前、JAZZの CDをかける訳にもいかなくなってしまった。私といえば、なんとなく本を読む気にもなれず、リビングで映画でも見ながら看病の合間の時間を過ごすことにした。ヴォリュームを上げなければ、彼女の睡眠の妨げにもなるまい。

結局8枚程のDVDを見てしまった。その中の一枚クリント・イーストウッドの「Changeling」がある。主演はアンジェリーナ・ジョリー。私は、トゥームレイダーでの彼女しか知らなかったので、この映画にはちょっとびっくり。彼女はこの演技で2008年のアカデミー主演女優賞にノミネートされた。

クリント・イーストウッドが監督した映画は、アメリカの陰を描いたものが多い。画はモノクローム的で、とてもJAZZYだ。彼の作品には、JAZZが使われることが多い、「Mystic River」、「Million Dollar Baby」、「Flags of Our Fathers」、「Changeling」では音楽まで担当している。JAZZに造詣が深い彼は、1988年の作品「バード」でチャーリー・パーカーの生涯を再現している。

JAZZプレイヤーを主題にした映画から、JAZZを知ることも一興だろう。「バード」の他にも、テナーサックス・プレイヤーのデクスター・ゴードンが主演した「ラウンド・ミッドナイト」、トランペット・プレイヤーのチェット・ベイカードキュメンタリー「レッツ・ゲット・ロスト」、スパイク・リー監督、デンゼル・ワシントン主演の「モ・ベター・ブルース」あたりがお奨めか。暗い映画ばかりだけど。

今回は、Lennie Niehaus / Complete Fifties recordings というCDを紹介しよう。これは、彼が Contemporary レーベルに残したレコード、「Vol.1: The Quintets」(1954年)と、「Vol.2: Zounds!」(1956年)、「Vol.3: The Octet #2」から収録したもの。3枚とも、洒脱でアンサンブル・アレンジが効いた1950年代のウエストコースト・ジャズを楽しめる好盤である。彼のアルトサックスは、きれいでサラッとした感じで、それなりにCOOLではあるのだが、チャーリー・パーカーのプレイとは真逆。そんなニーハウスが、クリント・イーストウッドの映画の殆どの音楽を手がけている。イーストウッドとは、朝鮮戦争の頃の陸軍時代、盟友だったらしい。

(JHS-JAZZ 山田)

tsuvaltsuval 2009/11/30 01:07  成毛様はじめまして。tsuvalと申します。残念ながら男です。
いつもコメント欄での、成毛様とみなさまのやりとりを楽しみに見ております(もちろん本文もです!)
私も成毛様とのささやかな接点と、あわよくばオフ会の参加を目論み、こうして初めてコメントをさせていただいております。
乱筆ではございますがご質問に答えていただけたら幸いです。

 私は現在、小学校で教員をやっています。
教員の世界では、その職に就いてから「先生」という肩書きのもと、表向きは老若男女関係なく殆どの職員が同じ立場になります。しかし、ベテランの先生や職員室で声が大きい人の意見で学校が動くのもまた事実です。管理職も主任と教頭と校長くらいで、教育現場は凸凹な横並びの関係でなりたっています。
 「大人気ない大人になれ!」では〔やりたいようにやればいい〕また〔自分を変えるなんて無理〕と書かれていますが、私は成毛様がおっしゃられる〔大人気なさ〕に強く惹かれる反面、〔他人からの評価を強く意識してしまう自分〕というもの(そしてそれの改善の余地が無いこと)を自覚しています。
さらに私は、仕事する上で、どうしてもその場の人間関係を優先しなければ、後の学級の経営が非常に困難になるという実感もあります。
(学級経営そのものはクリエイティブで教員の仕事の中で最高に楽しいものなのです。子供も可愛いですから。)
ですのでこの仕事を続けるかぎり、空気を読む力は必要なのだと考えています。
しかし学校という場所は、ひどく閉じられた社会ですので、そこの価値観に染まりすぎてしまうと、どうしても“庶民”から抜け出せそうにない気がするのです。(それにそんなのつまらないですし疲れちゃいます。)
・教員、また教員に限らず公務員の仕事を続けながら“庶民”から抜け出すことは可能なのでしょうか?
・それともその気概を持って民間へ転職したほうがいいのでしょうか?
私は教員の仕事は楽しく、誇りのあるものだと思いますが、それ以上に“庶民”から抜け出したいと思っています。
私の“決め付け”が多い内容なのでお答えにくいかと思いますが、お返事をいただけたら幸いです。

あともう一つ質問があります。
前著「本は10冊同時に読め!」を読んで以来、本屋で給料の大半を注ぎ込み始めて以来、
我が家ではたくさんの本が溢れています。成毛様は現在、自宅と別荘で本を管理されていらっしゃいますが
お若い時はどうしてたのでしょうか?買った本は棄てないとおっしゃっていたので非常に興味があります。
というか共同生活の3LDKが今や私の本で一杯で、同居人たちにブーイングをかっくらっていまして
その対応策の参考にしたくて質問しました。むしろこちらの方をお聴きしたいのです(笑)

駄文長文で非常に申し訳ありませんがよろしくおねがいいたします。

sasuga1990sasuga1990 2009/11/30 08:43 本を読まないのにお邪魔してすみません。

私は大学卒業後、ホテル、工場、デザイン学校入学、小売、現在はサラリーマンしながら自分の店を開業しています。

本は読まないのですがが、何故か成毛さんの昔の本、2冊だけは枕の横にいつも置いてあります。(96年、マイクロソフトの本当の強さを語ろうか)
(96年、未来のために語ろう )

けっこう前の本で何度も読み返しているのでソースとコーヒー汁でぐしょぐしょです。

10年程前、小さな会社で新しい仕事をまかされ、人間関係で仕事がうまく進まない時に

「即刻、元の大臣のクビをはねよ!」

と記されてたので、そのまま真似したら、仕事が恐ろしい程スムーズに進んだ記憶があります。
但し、クビをはねた大臣6人から夜の公園に呼び出され、血まみれに遭いましたが。。。。


昔、はじめて成毛さんの本を読んだ時は、

「 なんて面白い方なんだ!こういう人と仕事したら幸せだろうな〜 」

と、思いましたが、他の本を真面目に読んでいくと段々恐ろしくなって来て

「 こ、、この人、、怖い、怖い、怖いよー!!! 」

と、ビールを飲みながら叫びながら本を読んでました。


そういう訳で、新刊 「 大人げない〜 」を読んでる時も、決して本の内容を履き違えないように、謙虚に、謙虚に受け止めます。

PS。空気の話は大反省しました。

founderfounder 2009/11/30 09:39 tsuvalさん、いわゆる公務員は収入的には平均以下にならないことが担保された仕事だと理解しています。公務員のなかには教員、警察官、消防官などいわば特別職があり、多くの人々は公務員になるというよりも教員、警察官、消防官という職種を選んだのだと思います。しかし、身分的に公務員であることはまぬがれず、すくなくとも所得的には平均=庶民から抜け出ることは原理的に難しいと思います。

いっぽう、いろいろなところで話しているのですが「どんなにビジネスマンが成功しても、たかだかビジネスではないか」と、いつも思っています。立派な芸術家や工芸作家などが何十年・何百年も生き残る作品や名声を残すのに比べ、ボクも含めたビジネスマンの多くは、死んで何十年もしないうちに名前を覚えてくれる親戚すらいなくなり、存在証明すらできなくなります。とりわけ、ビジネスマンは売上や利益が成功の尺度であるため、仕事から退場するだけで急速に生きていた証がなくなりはじめます。

それに比べると、教員は少なくとも教え子の記憶の中に残るだけでも特異な職業だと思いますし、警察官も消防官も集団で社会を守って残すという職業であり、これもある意味で目に見えることだと思います。ところで、警察官や消防官は閉鎖的で自立的な組織ゆえ、組織そのものが平均的ではなく庶民性もないため、やりがいもあるのではないかと思います。ところが日本の教員は聖職者という立場から、いつの間にか分断された労働者になってしまったように思います。誇りある職種を選んだにもかかわらず、外見的には平均を強いられる労働者が現在の教員像なのかもしれません。

ともあれ、教員からビジネスマンになるのはあまりお勧めはしません。じっさいに教員をやったことがないので、いい加減だと怒られるかもしれませんが、教員のほうが面白そうに見えます。友人で経産省の官僚をやめ、あるサッカーチームをJ1にしようとしている男がいます。食うや食わずらしいのですが、それはそれでまったく庶民的ではありません。しかし、間違いなく勇気があるというよりは、無謀だとも思います。


本は別荘を作るまでは、現在の自宅にすら入りきらず、コンテナの簡易倉庫を借りてました。間違いなく古本屋に売ったほうが得だったと思います。

founderfounder 2009/11/30 09:44 sasuga1990さん、うははは、6人の大臣から夜の公園に呼び出され、ですか。ボクが本部長から一気に社長になったときに、即日辞めてもらったのは元上司の副社長でして、60才位の大臣でしたから、殴られる可能性はなかったのですよ。

tamaggtamagg 2009/11/30 17:00 新書メインの成毛さんにぜひ。


「民主主義が一度もなかった国・日本」幻冬舎


社会学者の宮台真司氏と民主党外務副大臣による対談形式の新書です。現在の政治の問題点についてよく議論されていると思います。もし、読まれておもしろいようでしたら、書評の方をよろしくお願いします。書評のリクエストです・・・(笑)



でわ、失礼致しました。

tsuvaltsuval 2009/11/30 22:46 早速のお返事ありがとうございます。
私は会社員から教員に転職したのですが、まだ迷いがあったのかもしれません。
以前から成毛様の公務員に対する考えをお聞きしたいと思っていましたので、とてもすっきりしました。
子どもの集団に相対していると不思議なもので、同じような事を話したり行動しても、その本人が心根から楽しんでいないことだと全く伝わらないのです。「人生を特異に楽しんでいる=“庶民”から抜け出す」と考えるならば、教員にもその可能性はあると感じられました。

またお邪魔させて頂きたいと思います。

PS 学校では新型インフルエンザが猛威をふるっています。現実に「学級閉鎖したら冬休み学校こなきゃだめだぞ〜」「ギャー」が起こっています。成毛様もご自愛くださいませ。

なかのひと
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