fourvalleyの日記

2018-07-11 シリコンバレー

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スティーブ・ジョブズの揺りかご-

著:脇英世

出版東京電機大学出版局

発行:2013年10月

本書の前半は、著者が実際にシリコンヴァレイを巡り、歴史的建物や今ある施設を紹介する形式をとる。

後半は、その地にどのような人々が集まり、時期を得た面々、時代に乗り損なった人々、そして各企業がどのようにして作られ、分かれ、再集合していったかを述べる。

本書では、アップル設立される以前の記述が主で、スティーブ・ジョブズ自身が描かれるのは、著者の別の書籍となる。

集積回路」の発明者は、ウィキペディアでは、

米国の別々の2つの企業の、2人の研究者による異なった発明にそれぞれ発行された。テキサス・インスツルメンツジャック・キルビー特許「Miniaturized electronic circuits」は1959年2月に出願され、1964年6月特許となった(アメリカ合衆国特許第3,138,743号)。フェアチャイルドセミコンダクターのロバート・ノイス特許Semiconductor device-and-lead structure」は1959年7月に出願され、1961年4月特許となった(アメリカ合衆国特許第2,981,877号)。

とあるが、本書では、それより先の発明者がいたことを述べている。

プレイグ・エレクトロニクスのクルト・レホヴェックだ。

1959年4月22日に提出され、1962年4月10日に得た米国特許第3,029,366号

がそれだ。

レホヴェックの勤め先が、コンデンサ製造会社だったことから経営者から評価されなかった。

特許について、米国のことだから、TIから数十人の弁護士群が押し寄せたが、見事に跳ね返した結果、彼にはこの発明で1ドルが支払われた。(p425)

正しく、

千里の馬は常にあれども、伯楽は常にはあらず。

という故事そのものだ。

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