2010-04-17-Sat
■[Live!] Carole King & James Taylor Troubadour Reunion Tour @日本武道館
4月14日水曜日、日本武道館にてキャロル・キング(Carole King)&ジェームス・テイラー(James Taylor)Troubadour Reunion Tour東京公演。あまりにも素晴らしい体験だったので、どう感想を書いたらいいのか、未だに考え倦ねている。でも書かなくちゃという気持ちがふつふつと湧き上がる。
JTのCDを買うようになって本格的に聴き始めたのはジョン(・ピザレリ)のおかげ。すっかりファンになり、いつ来日してくれるだろうと心待ちにしていた。CKが2007年、2008年と来日して大規模なライヴを行ったことから「ジェームス、日本はやっぱり最高よ!」なんてJTに話してくれることがきっかけになって来日したらいいよね、とか言ってたら、ほんとうに、しかも、CK&JTという夢のカップリングで来日してくれることになっちゃって、この日を指折り数えて待ってきた。
とってもらった席はなんとアリーナ最前列。JTのやや斜め向かい。CKはピアノに隠れてしまって弾き語りの時はほとんど姿が見えない位置だったのだが、ピアノを離れて歌う時にはほんとうに目の前まで来てくれた。二人までの距離、およそ5メートル。夢じゃないかと思う近さ。
途中休憩を挟んで、全30曲近く。前半のハイライトは、ジョンがボサノヴァでカバーしている"Your Smiling Face"とか、ついついin my mind I'm goin' to New Jerseyと歌ってしまいそうになる"Carolina in My Mind"。とにかくJTの優しい歌声に陶酔。そして前半最後の曲"(You Make Me Feel Like) A Natural Woman" ではCKのソウルフルな歌声に、涙が止まらなくなる。この歌の詩には深く共鳴してしまうのでなおさら。後半は更に名曲が続く。CKがもともとエヴァリー・ブラザースのために作った"Crying in the Rain"。JTがかつてアート・ガーファンクルと共に歌ったというこの曲を「きょうはわたしがアート・ガーファンクルの代わりね」と言いながらスツールに腰掛け肩寄せ合いながら歌う二人。武道館全体が幸せな空気に包まれる。CKがパワフルに歌い上げる"Jazzman"はその昔、わたしもChiorのクラスで歌ったことがある曲。思わず鳥肌が立つ。"Will You Love Me Tomorrow"や"Fire and Rain"でも目頭が熱くなるのを堪えきれない。"I Feel the Earth Move"も歌詞に共感してしまう一曲。目前に立つCKのヴォーカルのヴァイブレーションが伝わり、それこそ地面が揺れ動くような感動。そして本編最後の曲は"You've Got a Friend"。この曲は誰もが知っているような名曲中の名曲だけれど、目の前でCKとJTがデュエットするとなると、それは言い尽くすことができない特別な一曲になる。これこそ彼らのfriendshipそのものを音符に代えて語るストーリー。聴きながら感じたあの幸せな感じは、もはや、どんな言葉を用いても表現することができない。アンコールは"Up On The Roof"で始まる。この曲も想い入れの深い曲なので、聴くことができてほんとうに良かった。そして"How Sweet It Is (To Be Loved By You)""The Loco-Motion"と盛り上がったままショーが終わる。お互いの名曲をバランス良く並べたショーそのものの構成、覚えた日本語でのお茶目なMC、随所にコールアンドレスポンスも織り込んだオーディエンスとの一体感、美しい照明を多用した過美でないナチュラルな舞台美術。すべてに於いて、これほど完璧なライヴは後にも先にも経験することができないかもしれないという想いが過ぎる。
わたしにとって、CKやJTをリスペクトする理由のひとつが、直感的な歌詞の素晴らしさ。メロディの美しさは言うまでもないのだけれど、CK流「恋心」の表現って、ほんと凄い。例えば、"I Feel the Earth Move"の、好きな人がそばにいるとき地面が揺れるような感覚を覚えるっていう表現、確かヘミングウェイの『For Whom the Bell Tolls』の中でもピラーがマリアに同じようなことを言っていたっけ。時代や人種やあらゆる違いを超えて、激しい恋をしたことがある人ならば、誰でもが知っている感情。この恋は本物だという確証をもたらしてくれる感情。やたらと装飾を付けていない、シンプルに直球で感情の核心に触れる歌詞で聴く人の心を動かすことって、実はとても難しいことなんじゃないかな。CKやJTはそれを多くの曲のなかでやってのけているんだよね。
こういう伝説的なミュージシャンたちって、自分の声や曲作りの才能は神から与えられたギフトで、自分たちが表現をすることによって他の人々を幸せにすることが自らの使命だと感じている人が多いということを、ここ数年頓に感じる。このお二人、その使命をとても喜ばしいことだと思って実行しているということが観ているわたしたちにも充分に伝わってくるのだ。あの2010年4月14日の数時間、わたしたちは彼らの音楽をいつもよりも更に心から愛したし、逆に、わたしたちが彼らに、彼らの音楽に愛されているということを感じられる時間だった。キャロル・キング&ジェームス・テイラー、かけがえのない相思相愛な時間をありがとう。こんな時間を過ごせるなんて生きてて本当に良かったという表現が、決して大袈裟ではないライヴだった。
Band members were:
Danny Kortchmar (guitar)
Leland Sklar (bass)
Russ Kunkel (drums)
Robbie Kondor (keyboards)
Arnold McCuller (vocals)
Kate Markowitz (vocals)
Andrea Zonn (vocals and fiddle)
Carole King and James Taylor on Letterman @YouTube
James Taylor and Carole King@YouTube
約40年前の映像だけど、歌声は全くこの時と変わっていない。
■[美味いもの] コンラッド東京のチャイナブルー
先週のことになっちゃうけど、大切な日のディナーにコンラッド東京のチャイナブルーへ。ここは以前務めていた会社の同僚が内輪のウェディングディナーで招待してくれて、とっても美味しかったので是非ともまた行きたいと思っていたお店。ミシュランガイド一つ星のお店だけあって今回も期待は裏切らない。
前菜二品。花巻の生地で挟んだ甘いお肉が美味しい。
フカヒレたっぷりのスープ。魚肉と蟹肉もたっぷり。
あんかけ豆腐と白身魚。後に残る深い味わいのあんが美味。
ナッツや香菜をまぶしたキノコを揚げたもの。お皿の形になっているのは揚げた春巻きの皮でこれも食べることができる。
ちょっと辛い肉そば。麺もたっぷり。
アロエのデザート。ちょっと不思議なスパイスの味。
揚げ菓子まで。
ちょっとずつ、いろいろなものを味わって食べるのって大好き。量も思ったよりあって、お腹いっぱいになった。ディナーが始まった頃はまだ明るかったベイエリアの景色がだんだんと夜景へと変わっていくのを眺めるのもディナーコースの一部分。
- ジャンル:中華料理
- 住所: 港区東新橋1-9-1 コンラッド東京 28F
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- (写真提供:店舗)
■[Live!] 最近のライヴ
チャイナブルーでのディナーを終えて向かったのはブルーノート東京。ソフィー・ミルマンのステージ。わたしは彼女の音楽は初めて聴いたのだけれど、うらわかき乙女のルックスとは相反して声はしっかりとしていて、歌い姿も貫禄充分。実力派だとは聴いていたけれど、これほどとはと驚いた。
今回、初めて二階の桟敷席へ。わたしたち以外誰も来なかったので、貸切状態!音も想像していたよりも悪くない。たまにはこういう席もいいかな。
- アーティスト: Sophie Milman
- 出版社/メーカー: Koch Records
- 発売日: 2009/06/02
- メディア: CD
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更に遡ると4月7日にはJCBホールでジェイミー・カラムも観てきた。
新譜からの曲を中心に披露。ジェイミー、前回観たライヴの時よりも更に大人っぽく進化してるなあという感じ。楽しかった。それにJCBホールは初めてだったのだけれど、とても良いホールだった。ジェイミー曰く「このホール、カッコいいよ!グローブ座みたいだよね!マクベスでもやる?じゃ、三人の魔女はきみたちね(と、バンドメンバーを指す)」。わたしたちはアリーナ最後列だったけど、ステージはとても良く見えたし、上階も傾斜がかなりありそうで、見易いのでは?ここにはまた5月にジョン・メイヤーのライヴを観に行く予定なので、上階席もその時チェック。
- アーティスト: Jamie Cullum
- 出版社/メーカー: Decca
- 発売日: 2009/11/19
- メディア: CD
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■[本] 最近の読了本
No. 2010-4 白石一文 『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』 ★★☆☆☆
この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 上 (100周年書き下ろし)
- 作者: 白石一文
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/01/27
- メディア: 単行本
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No. 2010-5 白石一文 『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』 ★★★☆☆
この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 下 (100周年書き下ろし)
- 作者: 白石一文
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/01/27
- メディア: 単行本
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第22回山本周五郎賞受賞作品。この上下巻は難産だった。特に下巻の前半はなかなか進まず、一日数ページしか読み進めることができずに時間がかかってしまった。引用が多くて勉強にはなるんだけれど。ところが下巻3分の2から展開が急激に変わってのめり込む。政治って、案外ほんとうにあんな風に動いていくものなのかもなあ。
No. 2010-6 久保寺健彦 『オープン・セサミ』 ★★★★★
- 作者: 久保寺健彦
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2010/04
- メディア: 単行本
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久保寺健彦氏はわたしにとってはとても特別な作家。従って、新刊が出るその日は、まるで大事な友達の誕生日のような気分。今回の久保寺氏の新刊は、少年を主人公にしてきた今までの作品とは少しテイストが異なり、6編の短編それぞれに違う世代のストーリーが展開される。荒れた学級に立ち向かう20代の新人教師、愛娘の初めての単独おでかけにハラハラドキドキの30代新米パパ、息子の代役でリレー激走する40代のバツイチママ、50代サラリーマンが初体験する同性への奇妙な気持ち、山で遭難し熊に遭遇しちゃった60代のお母さん、70代のおじさんが甥っ子たちと過ごす最後の夏。どのストーリーにも引き込まれちゃったけれど、やはり秀逸だったのは最後の短編『さよならは一度だけ』かな。
どの短編においても、登場してくるのはどこにでもいるような普通な人たちなんだけれど、共通して言えることは「誰もがとっても光っている」ということ。誰でも、その日々をその人なりに懸命に生きている。だから誰のことでも大切に想ってあげないといけないっていう、当たり前のことだけど、心に余裕が無いと自分のことばかり考えて蔑ろにしてしまいそうなことを、さり気なく思い起こさせるようなストーリーばかり。
No. 2010-7 村上春樹 『1Q84 BOOK 3』
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/04/16
- メディア: ハードカバー
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まだ読了していないけれど、もちろん読み始めている。面白すぎて、読み終わりたくない。














ギターの発表会、成功をお祈りしています!
Sony MusicのCKのサイトに両日のセットリストが掲載されていて、私的には4/14の方が良かったです。でも、4/14は仕事を上がったのが、23時58分。4/16にしておいて正解でした。
仕事のピークは越えましたので、近々レポートをアップしようと思います。その際はTB送りますので、よろしくお願い致します。
CK・JTの公演での涙、そういう心からの感動であふれ出る涙って流そうと思って流せるものでは無いですものね。
そうそう、500日のサマーを観ることができました!楽しかった〜!
近々日記に書きとめようと思っています^^。
JTのコンサート素敵なステージだったんですね!しかも最前列!(笑)
思い入れのあるミュージシャンのライヴを目の前で体験できるって本当にうれしいことですよね!
ブルーノートに桟敷席なんかあるんですね。チャレンジしてみたいなぁ。最前列とはまた違った景色を味わえてすごくたのしそう!
JTは"Don't Let Me Be Lonely Tonight"は歌った?
こちらにもご訪問&コメント、ありがとうございます♪
JCBホール、仰る通り舞台との距離感も程よく見やすいし、
音響も良くすっかりお気に入りです^^
あのくらいの客席数が調度良い感じですよね^^
ブルーノートや丸の内のコットンクラブは大好きで、
年に数回出掛けますがどちらもとても好きなヴェニューです。
ぜひebapiさんもお出掛けになって見て下さい^^
ジェイミーもいつかブルーノートでやってくれたらいいな。
ギター発表会は、自分的には大満足でした^^
また次回のエントリでちょっと書こうかなと思っています^^
>SunHeroさん
こんばんは^^すっかりご無沙汰しておりますがお元気ですか?
CK&JTライヴ、ほんとうに素晴らしかったですね♪
まだまだ余韻が続いている感じ。
こんなライヴ体験って、今までにあまりないような気がします。
日にちは違っても、あの素晴らしい時間を共に体験したと思うと
観に行った方全員と仲良くなれそう気分ですよね^^
レポート、楽しみにしています♪TB、お待ちしていますね^^
>milk-coffeeさん
milk-coffeeさんの音楽の趣味、いつもとっても素敵で、
わたしの新しい扉を開けてくれているって感じです^^
ぜひぜひ、ブルーノート、お出掛けになってみて下さい♪
ブルーノートくらいの舞台への近さだと
ミュージシャンからの波動が程よく伝わりとても心地よいです。
駅からちょっと離れているので、街歩きを経て
別世界へ出掛けていくようで、その点でもとても好きな場所です。
CK&JTはほんとうに素晴らしかった。
来月、二人のライヴ盤が出るのでmilk-coffeeさんにも
ぜひとも聴いてみてもらいたいな。
「500日のサマー」どうでしたか?ズーイー、可愛かったでしょう?^^
ご感想、楽しみにしてます♪
>candy girlちゃん
ほんとほんと、7月にまた逢えるの、楽しみにしています^^
発表会は、自分的には大満足でした^^
もう何年も習っているというのに初めて発表会で満足した感じで
とっても良い気分でした^^
ブルーノートの桟敷席は、下から見ていた時は
関係者席なのかな?と思っていたのだけれど
フロアが満席になると通してくれるみたいでしたよ^^
ショーの間のお客さんたちの様子も見渡せるという意味でも
ちょっと面白い席でした♪
>しんいちろうさん
今回のライヴは伝説的と言っても過言ではないかも。
残念ながら"Don't Let Me Be Lonely Tonight"は
セットリストには含まれていませんでした・・・。
あれ、ライヴで聴いたら、きっと号泣しちゃう(T^T)
ところでしんいちろうさん、『1Q84 Book 3』はもう読んだ?
わたしはじっくり読み進めて今朝、読み終わった^^
7月のジョンですが、frannyさんはいついらっしゃいますか??私は、やっぱり最終日のセカンドステージが一番盛り上がるかなあ、とか思いつつ初日もいいなあ、なんて。うーん、両方行けばいいのかも。。。
更新がすっかり止まってもはや死にかけたこちらのブログに
遊びに来てくれて、ほんとうにどうもありがとう^^;
CK&JTのライヴはまだまだ興奮冷めやらずという感じで
ほんとうに素晴らしいライヴでした。
きっとJT、また来てくれるような気がするな^^
ジョンのライヴの件は、改めてメールします♪
逢えるの楽しみにしていまーす^^