2009-02-01
■[メモ]検索してみた。「若い女性」「ブーム」

Google検索で「若い女性」「ブーム」の結果を、上位からアトランダムで拾い上げてみた。
「戦国武将」「ゴルフ」「ネイル」「混浴」「ホットヨガ」「自転車」「ガチャデニング」「殺陣」「婚活」「栗塚旭」「登山」「焼酎」「黒髪」「茶髪」「デトックス」「和装」「立ち飲み屋」「風呂敷」「万年筆」「梅酒」「質屋」「メガ食品」「ふんどし」「湯たんぽ」「歩数計」「雑貨」「美顔器」「バナナ」「ホッピー」「つけまつげ」「湯治」
既に通り過ぎ切ったモノ、何時来たのか分からないモノ、両立しないモノ、意味不明なモノもありますが、検索しただけなので。
良く見ると、女性向けらしいモノと、もともと男性市場があったが飽和状態ないし男性にすら振り返られないモノとに分かれる気がしないでもないです。
…いずれにせよ、仕掛ける際の起爆剤としてのワードなんですね、分かります。しかしこうも「若い女性にブーム」の骸がネット上にすっ転がっているのを見てしまうと、もはや代理店さんの説得用語としても流石にヤバくなってきてるんじゃないでしょうか。それで旧来の客を逃がす場合もあるんじゃないかと、人ごとながら心配になります。
つか個人的には、コレ全部手をつけているような「ブーム」の中心にいるような女性とは話が合わない気がします。
■[クリッピング][アニメ]練馬区が「日本アニメ発祥の地」?

<練馬区 今年の目玉! 『国際拠点にしていく』アニメのまち海外に発信 戦略的強化に意欲>
(東京新聞 09/01/31)
(前略)日本アニメ発祥の地の練馬区は、昨年十一月に「アニメのまち練馬区」を宣言。(後略)
確かソフト産業としての「アニメーション」は、徳間書店から出た大著「劇場アニメ70年史」(1989)によれば、大正6年の下川凹天による『芋川椋三玄関番の巻』に始まるはずだが。そう思って「練馬アニメーション協議会」という区が運営するサイトを見に行く。
…困った。ウチのFirefoxさんでは、見せて下さらない。しょうがないのでIE立ち上げると見えた。よかたよかた。
<アニメの生まれた街 練馬>
世界に誇る日本のアニメーション。戦後の歩みは「東洋ディズニー」を目指し、練馬にできた東映動画スタジオ(現東映アニメーション)から始まった。1956(昭和31)年12月、練馬区東大泉に東映動画スタジオが完成した。
なるほど。戦前のアニメ発祥期から技術を培ってきた山本善次郎中心の「日動映画株式会社」が東映の資本下に入った昭和31年、この時期をもって「日本アニメの発祥」と練馬区ではおっしゃるようだ。ちょっと苦しいかなあ。
ちなみに下川凹天にアニメを発注した「天然色活動写真株式会社(天活)」の本社は日本橋、撮影所は日暮里。日暮里も練馬区や豊島区ともひとまとまりになった「北豊島郡」の中であったワケだが、現在の練馬区だというのには賛成できない。さらに東映アニメーションの元である「日動」も新宿に元々あったようだし、「アニメの生まれた街」というにはやはり厳しい…。同時期に複数の会社から黎明期のアニメが立ち上がっているが(天活の関連会社・小林商会や日活向島)、いずれも練馬区ではない。
試しにWikipediaの「練馬区」を見たが、こちらにも東映アニメーションと虫プロダクションを引き合いに出して「発祥の地」宣言をしている。
<日本アニメ発祥の地>
(Wikipedia「練馬区」より)
練馬区は、日本初の長編劇場アニメ『白蛇伝』が製作された日本アニメ発祥地である。また、1963年に世界初の毎週放送の本格的テレビアニメシリーズ『鉄腕アトム』(モノクロ)、1965年に日本初の(長期間の)本格的フルカラーテレビアニメシリーズ『ジャングル大帝』が生まれた、テレビアニメの発祥地でもある。
いや言葉を選んでいるのは分かるけど、コレは流石に言いすぎだよ、やっぱり。『白蛇伝』は確かに日本のアニメ産業の歴史上、偉大な足跡だし、日本初のカラー長編であるコトは異論はない。百歩譲って東映が「日本初の長編劇場アニメ」というのは分かるとしても、客観的に「日本アニメ発祥」というのはどんだけ郷土愛強いんだよってカンジ。
また、テレビアニメにしても現在では『鉄腕アトム』に先駆けて『おとぎマンガカレンダー』があったのは常識のレベルだし…。コレを作った「おとぎプロ」は横山隆一の自宅なんだけど、鎌倉の前は練馬区民だったんだろうか…?この辺資料を持ってないので分からないんだけども。
もちろん、現在東映アニメーションが存在しているワケだし、中小のアニメスタジオが数多く立つ場所だから、「アニメの街」というのにはやぶさかではない。しかし、だったら別に歴史捏造してまでそういうブランドをぶち上げる必要はなく、現状からそう言えばいいだけだし。
そもそもどっちかって言うと、練馬区は「マンガ」の街ってイメージの方があるけどなあ。




最近流行の子供のアニメ(プリキュア・ドラゴンボール・ワンピース等)が練馬(東映)で作られているなんて聞くとへえ〜すごいじゃんとも思うし、アニメは有名でも配給会社がどうの何て話は表に滅多に出ないのでそういう点では知られていなかっただけなのかなと思っています。
現にアニメ関連の会社なんかも90社以上あり国内最大で集中してる様ですし…
(そういえば確か大々的になる前後に練馬の産業としてアニメがあるのは知ってるかと言う様な内容のアンケートがあった気がしますが今でも練馬区民の一割ほどしか認識がないらしいです。)
私も大学時代練馬在住でして、たぶん「練馬」というより「大泉」とか「富士見台」っていうイメージなんですよね、住民の認識からすると。実は「練馬ナショナリズム」みたいなモノって希薄なんじゃないかな…というのが個人的な雑感なんです。
たとえばあだち充作品には練馬区の住宅街の風景がある、とはよく言われますが、それはたとえば「ふるさとの里山」とか「江戸時代からの漁港」っていうノスタルジーまで含んだ情景とは言い難い。たぶんアニメにも似たような事例があるんでしょうが、やはり「練馬」という土地が持つ「物語」を滲ませるようなモノにまで至ってないのでしょう。
税収の大事な一角を恐らく握っているという程度には「練馬」の産業と言えるのかもしれませんが…。
「Anime」でも「Manga」でもいいのですが、そういうブランドを身にまとうコトで、練馬はどうしたいのかな、いま「アニメの街」であることは現場にメリットがあるのかな?
そういう部分がやはり見えないのがこの記事挙げた最大の疑問部分ですね。