有事の時こそアフィリエイターの強みが発揮される

皆さんお久しぶりです。よいお年をも新年おめでとうも言わないまま過ぎ去ってしまい、月刊誌や季間誌を通りこして年間誌になりかねない勢いの当BLOGですが、このままフェードアウトする事も脳裏をよぎっていた頃に、ちょっと我が身に起きたことに関連して書きたいことができたので、更新してみます。


実はワタクシ、急病で3月の終わりから2週間以上病院に入院を余儀なくされておりました。これ、一般のフリーランス(請負型のWEBデザイナーとか)だったら、クライアントの要求にまったく応えられず、ビジネスが頓挫=人生が破綻してますわな・・・しかし私はフリーランスと言っても事実上は専業アフィリエイター、入院中も我が運営サイト達は、ユーザーからのアクセスに答え続け、アドセンス広告などにより、何事もなかったかのようにコツコツと収益を上げ続けてくれていました。完全放置状態でも、毎日、病院の差額ベッド代を余裕で支払える位、稼いでくれていました。

自分が常に手を動かして働き続けなくとも、収入を得られるビジネスというのは、急病だったり地震や台風のような天災に見舞われた時など「有事」の際にその強みを発揮してくれます。一昔前までなら、自分が動かなくても収入を得るなんて事は、企業のオーナー、地主や大家のような資産家など、極めて限られた人のみが可能な「特権」でした。

しかし現在は、アフィリエイターというニートと間違われかねないような人間でも、特権階級と同じ状態を作り出せるのです。特に私は、初期の頃(今年でアフィ参入10年目です)より放置状態でも作家が印税を得るかのように末永く稼ぎ続けられるようなサイトを作る事に注力していたので、一月くらい更新が無くとも収益はほぼ減らない仕組みを構築できています。

余談ですが、私はとあるアフィリエイターの友人に、出会った初期の頃より「香港の富豪みたいだ」と言われています。ワタクシ、金目のものなんて全く身に付けてないので不思議に思い理由を聞いてみると「いつも余裕のある雰囲気を醸し出してるから」だそうです。自分ではとくに自覚は無いのですが、おそらく、あくせく働かずとも収入を得られる仕組みを確立している(加えて老後の生活資金は確定拠出年金による運用で十分賄えるという確信があるから)事により、私は将来に対する焦りがほとんど無いので、日々の行動や言動に余裕な感じが出てるのでしょう。

退院後、改めて考え直してみたら、恵まれた生き方をしているなあと、我ながら感心しました。毎日仕事に追われているブラック企業の人などを見ると、楽して稼いでいる(?)自分の生き方に少々申し訳ない気持ちにすらなります。まあこの境地に至るまでには、私もそれなりの努力と、会社に依存するという生き方を捨てる事などの様々なリスクをとってきたからなのですが。これを読んでアフィリエイトをする人達が増えれば、ライバルを増やすことになるけれど、他のフリーランスの人にも「人生の有事に備える為には、自分が手を動かさなくとも得られる印税的な収入源を持つべきだ。そして特別な資産を持たない一般の人にとっては、アフィリエイトが最も適している」という事を伝える事が、恵まれた生き方が出来ていることへの対価というか、私に課せられた使命ではないのかと思い、紹介してみました。

辻ちゃんBlogは月500万円なんて稼げないよ!

皆さん、こん○○は!
当Blog、いつもは情報屋だの税金だのと、小難しい話が多いので、今日はちょっとライトな切り口でお届けしようと思います(・∀・)。


最近、モーニング娘の『辻ちゃん』こと辻希美さんのBlogが、月収500万円稼いでいるだの何だのと、ちょっとした話題になってます。世間一般の皆さんは、ネット広告の相場など分からないので、様々な憶測が呼んでいるようですね。「ブログ書いてるだけでそんなに稼げるのか!?」とやっかむ声も見られますね。

発端となったのは、9月初旬に発売された週刊文春の記事だそうで、それをネットメディアが報じたり、多数の2chまとめサイトが取り上げた事で、一気に拡散した模様です⇒一例

上記サイトでは「一説には、辻はブログで約500万円をひと月に稼ぎだしている」とありますね・・・ネット広告の現状を知らない人が聞くと、本当なのか?と信じてしまうのでしょうかね。

そして、火に油を注ぐかの如く「辻ちゃんが自力でBlogやれば月商5000万円!」などというトンデモ論をかざす人まで現れています。まあ9割方「釣り」だと思いますが・・・。
ttp://www.landerblue.co.jp/blog/?p=9066
(釣られるのは気分的にあれなので、リンクはしませんw)

まあ別に、辻ちゃんが儲けようと何だろうと、私には直接関係ない事な訳ですが、何かこう・・・芸能人がBlogでどうでもいい日常風景をアップするだけで大金を稼いでる・・・という話が広がっちゃうと『インターネット=濡れ手に粟で稼げる』との誤解が広まって、よろしくないと思うのです。

ここは一つ、業界人の端くれで「本当にネット広告だけでメシ喰ってる」ワタクシが、辻ちゃんBlog騒動の虚実を暴いていこうかと思います。

結論から言うと、辻ちゃんBlog、ひと月500万円も絶対に稼げません。

理由は二つで、ブログのPVは噂ほどではないという点と、1PV当たりの収益性が極めて低いからという点です。以下、説明が長くなるので、面倒な人は文末までワープ推奨です(笑)。



稼げないという一つ目の理由として、上記の辻ちゃんBlogが『1日300万PV』という数字を元に語られていますが、この数字、2重の意味で語弊を招いているからです。

まず、辻ちゃんBlogが1日300万PVを記録したというのは、あくまで「炎上してPVが激増していた期間」の話です。一年間、毎日300万PVを集める訳ではありません。

これは単純に計算しても分かる事です。辻ちゃんは、今は芸能界から半分引退したような状態であり、モーニング娘の全盛期ように脚光を浴びている存在ではありません。随分と年を取った上に結婚までした訳ですから、最大のファン層であった若年男性からの人気は、大幅に減少しているはずです。そんな「旬を過ぎた芸能人」のブログに、はたして毎日300万PVもの閲覧があるのでしょうか?

日本の人口は約1億2千万人ですから、日本人の40人に一人が、毎日1ページ辻ちゃんBlogを見れば、300万PVを達成します。生まれたての赤ちゃんから70歳80歳のお年寄りまで全部ひっくるめて、40人に一人ですです・・・当然ながら、そんな多い割合で「辻ちゃんBlogを毎日見る人」は居ませんわな。

では、毎日5回も10回も閲覧に来る、熱心なファンが居ると仮定しましょう。めちゃくちゃ見まくる、熱烈な辻ちゃん信者です。仮に彼らが1日10回閲覧するとしても、300万PVを保持するには、熱狂的信者が30万人も必要な訳です。この数字でも、中々難しいはずです。

今はやりのAKB48では、CDが100万枚売れたりするようですが、それは付随する握手券を求めて、一人で何十〜何百枚も買うファンが沢山居るからだそうです。従って、今が旬であるAKB48だって、熱心なファンというのは多くて数十万人となります。既に全盛期を過ぎた辻ちゃんBlogに、30万人もの信者が付いているでしょうか?ちょっと考えられませんわな。

てことで、閲覧者の分母を概算しただけでも、辻ちゃんBlogが毎日300万PVを集め続けていることは、まずありえない話だと推測できる訳です。

〜〜〜〜〜〜〜

そしてこの300万PVというのには、もう一つ大きな「裏話」が隠されています。辻ちゃんBlogの運営元であるアメブロでは、ページビューが大幅に水増しされているという話があります。

この件は、Googleアナリティクスなど、他のアクセス解析と併用することで、PVの水増しをデータ的に暴いている人が沢山居ます。逐一説明してると長くなりすぎるので、詳しく知りたい方は「アメブロ 水増し」の検索結果などから、適当に調べて下さい(手抜き)。

ていうか、上で紹介したBlogの人、自分で「アメブロのアクセス数は水増しされてる」とか言って記事書いてるじゃん? なのにアメブロ発表の辻ちゃんBlogのアクセス数から、収益を予測するというのは、理論が破綻してるよね? これ、わざとだよね? 炎上マーケティングだよね?
ttp://www.landerblue.co.jp/blog/?p=2521


・・・【閑話休題
もう一つ、アメブロのアクセス数が怪しいという理由を。

実はアメブロのアクセスランキングを見ても、辻ちゃんBlogは見つかりません。辻ちゃんBlogは「殿堂入り」とかいう別枠になっていて、一般のランキングには載らないようなのです。⇒このページの一番下

・・・何なんすか殿堂って?一時、爆発的アクセスを稼いで話題になったけど、今は下火になってるから、ランキングに載せられないだけじゃ無いんですかね?

辻ちゃんなどの芸能人と、アメブロ運営側とは利害が一致しています。アクセス数を水増しして「月間1億PV!」と着飾っておけば、広告主から高い料金を取れますからね。「○○さんのBlog、今はもう過疎っちゃってねぇ・・・」なんて馬鹿正直に言うと、広告料金が下がっちゃいますからね。

・・・って、これ以上書くと、何処かから刺客がやってきてワタクシが抹殺されかねないので、自粛
(;´∀`)。

まあとにかく、辻ちゃんBlogは毎日300万PVもあるわけない!ってのが、月収500万円も稼いではいないという一つ目の理由です。



んでもう一つの理由。辻ちゃんBlogの収益性はもっと低いよという点。

仮にですよ。仮に本当に辻ちゃんBlogが、熱烈な信者達に支えられていて、毎日300万PV=月間1億PVあったと仮定しましょう。そうなると、月間1億PVで500万円稼げるか否かという事が、問題になります。

1億PVで500万円という事は、1PVあたり0.05円となりますよね。そして辻ちゃんBlogのレイアウトを見てみると、広告収益のほとんどが「Googleアドセンス」かと思われます。

アドセンスで1PV=0.05円・・・これ、辻ちゃんBlogの性質からすれば、極めて達成は難しい金額となります。なぜなら、アドセンスでの収益性は

 ・常連客よりも新規ユーザーの方が、収益性は高い
 ・一人当たりのPV数が少ないほど、収益性は高い

という、絶対の法則があるからです。新規ユーザーは、サイト内の色々な場所に興味を持ち、あちこちクリックしてくれます。当然ながら、アドセンス広告が押される確率も高くなります。しかし常連客は、何処が本文で何処がクリックできるか理解しているので、広告部分は無意識に視界から排除しがちです。

またアドセンスでは、一人のユーザーが大量に広告をクリックしても、ノーカウントになります。これが認められれば、常連客と結託すれば、幾らでも儲けられますからね。ですから、一人当たりのPVが多いサイトは、必然的に収益性は低くなります。

辻ちゃんBlogは、この高収益の法則に見事に反します。多くのユーザーが常連客で、しかも一人あたりのPVが大量になる訳ですから、極めて「稼げない」性質を持つサイトなのです。

もう少し例を挙げてみます。「ネットビジネス13兆円の危険な錬金術(宝島社)」によると、2chまとめサイトの最大手である『痛いニュース』が、月間1億PVでアドセンス収益は440万円と推計されています。1PV=0.44円ですね。

しかし2chまとめBlogは、ヤフーやGoogleからの検索流入、即ち新規ユーザーもそこそこ多いはずです(それを狙って作り込んでいるから)。また、常連客は沢山居ても、彼らは「信者」というタイプではありませんから、辻ちゃんBlogのように「一人で何十ページも見る」ユーザーは多くないでしょう。

ですから、辻ちゃんBlogの収益性は、2chまとめサイトよりも、明らかに低いはずなのです。ですから、1PV=0.05円を達成するのは(少なくともアドセンスだけに限って言えば)不可能なはずなのです。


※ちなみにアドセンス収益は、私はマネタイズ第一に作り込んだサイトなので1PV=1円ありますが、一般のアドセンサーは0.2〜0.3円あれば上出来、一人当たりPVが多いサイトなら0.1円を超える事はほぼありません。10年近くアドセンサーをやっている私の経験から見ても、辻ちゃんBlogの性質では、0.05円すら難しいと思う訳です。



え〜、説明が長くなって申し訳ないです(^_^;)。仮定と結論をまとめると

 1.辻ちゃんBlogが、毎日300万PVもあるわけがない
 2.仮にあったとしても、1PV当たり0.05円の広告収益は無理
   ↓
 だから、辻ちゃんBlogが月収500万円を達成するのは不可能だ!

という結論に至る訳です。

如何ですか?納得できました?

この記事の反響が少しでもあれば、次回も続編を書くつもりです。少々語弊を招きそうな部分もありますし、もう少し詳しくアドセンスの収益分析を行った方が面白そうなので。

しっかし我ながら下世話な内容だな・・・芸能レポーター並やで(・∀・;)。

税務署は雑魚を相手にしない

皆さん、お久しぶりです〜。約3ヶ月ぶりのBlog更新となってしまいました(汗)。

(゚Д゚)<<( お〜お〜、月刊誌どころか、季刊誌になりよったか! )

・・・いや〜面目ない。前二回のネタですっかり力尽きたというか、やりきった感があってですね。しかもやりきったネタなのに、反響があるのはTwitterでお付き合いのある一部の人のみでして・・・何だか脱力感に見舞われておりました(・ω・;)。

まあ、不慣れな社会貢献ネタだったというのも、我が気力を奪った要因かもしれません。今後はもっと、本業であるゼニカネにまつわるネタを中心に、更新していこうと思います。ちなみに、次回もまた別の意味で面白いネタがあるので、そう間も開かずに更新できると思います。

(゚Д゚)<<( 御託はいいんだよ!さっさと始めろ! )

ハイッ!・・・毎度ながら前置きが長いですね、私って(^_^;)。


では本題。今回は実体験を交えて、フリーランスの税金に関する話をお届けします。

私は青色申告を行っており、家族の一人を「青色専従者」として税務署に登録しています。この青色専従者というのは、簡単に言えば個人事業主フリーランスの人が、家族を従業員として雇う制度です。青色専従者を税務署に登録しておけば、その人に給与を支払った『という体裁』になり、その分、税金が安くなるという制度です。

「体裁」と書いたのは、この青色専従者制度、家族が本当に労働してるのか否かなど、実際に確かめようがないのですね。ですから事実上、フリーランスに認められた税制優遇策の一つな訳です。

まあ詳細は長くなるので、興味ある人は「青色専従者」で検索して下さいませ(手抜き)

で、この青色専従者を使うと、毎月の専従者給与から税金を源泉徴収する、という作業が必要になります。従業員を雇用している事業体は、その従業員の所得税源泉徴収することが、法律で定められているからで、これはフリーランスの青色専従者でも同じです。私の場合、青色専従者には「納期の特例」制度を使っているので、税務署に書類を提出するのは7月と1月に半年分まとめて行うだけで済ませられます。

まあ詳しい事は「所得税 納期の特例」あたりで検索して下さい(また手抜き)


ところがです。この青色専従者の源泉徴収の書類、1月分は確定申告の書類に混じって送られてきますが、実は7月分もそこに同封されてるのですよ。1月分は前年末に送られてくるので気付くのですが、7月分は確定申告も終わって時間も経つので、存在自体を忘れてしまいがちです。しかもこれ、税務署からの催促等は一切無いんですよ・・・不親切ですよね。

・・・はいそうです。ワタクシ、7月分を出し忘れてました(;´∀`)。しかも気づいたのは、納期から一ヶ月以上経った8月のお盆前・・・いや〜焦りましたよ。もし半年分の専従者控除が認められなければ、私の場合だと10万円位は税金が増える計算です。これはエライコッチャ・・・


てことで8月某日、朝から税務署に飛んでいき、書類を出そうとした訳です。無事認められるのか、少々不安を抱えつつ窓口へ・・・

私「すいません。これ、青色専従者の源泉徴収、提出を忘れていたのですが・・・

税「ん?ああ、そうでっか。じゃ、今日付けで受け取っときまっさ(判子ポーン)」

・・・んあ?何のお咎めもないの(?_?)

まあ確かに私の場合、青色専従者の所得税額はゼロですから(そうなるよう給与を設定するのが常套手段なので)、提出が遅れたところで、税金の計算には何ら影響を及ぼしません。でもさぁ、一応提出期限があるものなのに、遅れて出しても無問題ってのは・・・そんなんでええの?

これは、税務署が私の事業を「無視」しているに等しいわけですよね?


そしてもう一つ、私の体験談を。

私は昨年度、幸いなことにアフィリエイト収益が好調で、自己最高益の一年でした。しかし、少々面倒な事になりそうだなぁとも感じていました。そろそろ、税務調査が気になる金額になってきたからです。

フリーランスを何年か続けている人なら「税務調査は年商1000万円以上から」だとか「課税所得が400万円以上から」なんて話を聞いたことがあるかもしれません。それ以下の事業主は、たとえ追徴課税が見込める決算書であっても、費用対効果が悪すぎるので、税務署は相手にしないという、一種の都市伝説です。逆に、このボーダーラインを超えたら、税務調査が入る可能性が出てくるわけです。

私の場合、年商はぎりぎりで対象に満たない感じでしたが、課税所得は余裕でボーダーラインを突破していたからです。

そんなわけで、一応保険のつもりで、今年の確定申告は税理士を通して提出することにしたのです。そして、税理士の先生に「そろそろ税務調査がやばいかなぁなんて思いまして・・・」てな具合に、探りを入れつつ帳簿を見せたのです。しかし、税理士の先生の反応は・・・

う〜ん・・・調査なんてあんま気にしなくていいんじゃね?(苦笑)」

という感じだったのです。え?そうなの?(・∀・;)

私はなるべく税金を減らしたかったので、車の購入と維持費を「事業用途」という名目で、何割か経費参入できませんかねぇということも、税理士に相談したのですが、ここでもまた

まぁそう厳密に何割とか決めなくてもいいんじゃね?(苦笑)」

てな反応だったのです。・・・そんな適当でいいんすかねぇ?(・∀・;)


この2つの体験から、私は以前から薄々気付いていたあることに、確信を持ちました。それは

税務署は雑魚を相手にしない

ということです。税務署にとっての雑魚とは、要は売り上げが少ない(=追徴課税を取れたとしても、金額が少ない)事業体のことです。税務署は、追徴課税の金額にノルマが課せられているそうで、売上が少ない事業体を相手にするのは非効率だから、相手にしないというのです。「税務調査は年商1000万円以上」という都市伝説は、税務署職員のノルマを元に語られているのだとか。

私がお世話になった税理士さんは、その対応からして「お前みたいな雑魚を税務署は相手にしないから気にすんな!」という意思表示だったのでは?

税理士というのは、脱税扶助になるような事を直接は言えませんが、基本的には納税者の利益に沿う指導をしてくれるわけです。従って、直接的には言いませんが、ニュアンスを読みとって判断しなさいということだろうと・・・。おそらく車の経費についても、全額ぶち込んでも大丈夫だったでは?(アタシャ小心者なので、そんな豪快な事はしませんけど(^_^;))。


しかしこれは、フリーランスとして安心できる話ですね。このまま細々と「喰うに困らない」レベルでアフィリエイターを続けている限り、税務調査に入られる事が無いっぽいのですから。別に脱税する訳じゃなくとも、事細かに帳簿を付けたり、税務調査に入られるかもと気を揉んだりしないのは、ありがたい話です。ある意味、

俺って雑魚でよかったよ!(・∀・)

と思うわけです(笑)。但し、これはあくまで個人事業主の場合です。フリーランスが法人化すれば、多分、税務調査はやってきます。法人の場合、何年も赤字が累積しているケースを除けば、数年に一度は必ず税務調査が行われるそうです。

確かに、年商が数千万円にもなるスーパーアフィリエイターなら、法人化した方がトータルで節税になるのでしょう。しかし、1千万円未満で満足して、のんびり生きてく私のようなタイプは、法人化など行わず、一生「雑魚」のまま通した方が気楽で良いですね〜。

【提案】OCATをコワーキングスペースにしよう

前回、アフィリエイターが集まるコワーキングスペースを作れないのか?というお話をしました。同じ職業のフリーランスが集まれば、有意義な情報交換やビジネスコラボが可能になるので、かなり有効な気がするんですよね。

コンセプトとしてはいけると思うのですが、問題は場所です。前回述べたように、大阪にはコワーキングスペースはかなり少ないです。色々原因があると思うのですが、利用者の立場から見て、明らかに問題なのが値段です。そう、何処もかしこもお高いんですよ・・・。

例えば、以前私がレポートした、グランフロント大阪にある「ナレッジサロン」。そこにも「コラボオフィスnx」という名のコワーキングスペースが併設されています。詳しくは公式サイトをご覧下さい。

写真を見れば分かりますが・・・こんな安物のテーブルと椅子、周りの席との敷居すらろくに無いような環境で、月42000円・・・これ、入居者居るんすかね?(・∀・;) ナレッジサロンの利用権も付いてるとはいえ、コスパ悪すぎますわなぁ。

私も40年近く大阪人やっとりますから、我が街の「がめつさ」は重々承知しております(自虐)。しかしなぁ、これじゃあ人は集まりませんわ。こういう場所は、沢山の人が集まれば集まるほど、相乗効果は大きくなります。逆に、閑古鳥が鳴いてるような状態では、参加者がどんどん減っていく「負のスパイラル」しか生まれないんですよねぇ・・・┐('〜`;)┌

このコスパ問題の解決策として、一つ考えられるのは、公営のスペースをコワーキングスペースとして解放する事です。

例えば、大阪にはOCATというビルがあります。JR難波駅に直結している商業施設のことです。

ご覧のように、外観は中々格好良く見えるのですが・・・

・・・ビルの中は閑散としておりまして(汗)。

元々、大阪の第三セクター事業の一環だったのですが、さすがは三セク、運営がダメダメで、会場以来どんどん廃れていきました。今では南港のATCクリスタ長堀、そして潰れたフェスティバルゲートなどと共に「大阪の大失敗三セク事業の四天王」として、悪い意味で有名になっちゃってます(-_-;)。

一応、黒字化しているらしいのですが、どう見ても商業施設としての賑わいはよろしくない・・・。黒字化の理由は、唯一盛況している2階のバスターミナルと、大阪市の施設を無理矢理入居させているからでしょう。

OCATは6階建てのビルですが、4階には市民学習センター、また5階と4階には大阪市の市税事務所が入ってます。これらは、開場当初は(確か)無かった施設ですから、空室を埋めるために無理矢理移転して来たと思われます。実際、昔は5階に丸善の書籍と文具売場があったのですが、客足が悪くて撤退しています。

最近はビル側も何とかしようと頑張ってるようでして、例えば1階には宝くじの広報館みたいな施設が入っており、生抽選を行うなどして、人を集めようとしていました。

市の施設を入居させて黒字化するのは、子供の借金を親が肩代わりしているようなもので、根本的な解決策ではありません。民間のテナントを集めて、正当な方法で黒字化を目指すことは、正しい方向性です。しかし、テナント集めには苦労しているのは明らかです。


だったら、OCATの一部フロアをコワーキングスペースとして、フリーランスに解放したらどうでしょうか?

というのも、実はOCATには、ものすごいメリットが存在するんです。それは立地の面で、大阪のあらゆる鉄道から乗り入れられ、地下街で直結していることです。

OCATJR難波駅に直結しているだけでなく、すぐ近くに大阪の大動脈=地下鉄御堂筋線難波駅があり、地下街から徒歩5分以内で付きます。また、地下鉄の四つ橋線千日前線近鉄阪神なんば駅南海難波駅とも地下街で結ばれており、各駅からは3〜5分程度、最も遠い南海難波でも7〜8分あれば着きます。下のグーグルマップを見れば、地下街(ピンク色部分)でOCATと各線が繋がっている事がご覧頂けます。


大きな地図で見る

大阪の鉄道網を調べれば分かりますが、これら各鉄道の難波駅へは、大阪中のあらゆる鉄道から乗り継いで来れます。しかも、ほぼ全て、屋外の乗り継ぎ無しで来れます。自宅の最寄り駅から、一端電車に乗ってしまえば、以後は一度もお天道様の下に出ることなく、OCATまでたどり着けるのです。


大事なことなので、もう一度言います。
OCATはこれらの駅と「地下街」で直結しています。

真夏の炎天下も冬の寒さも避けられ、雨が降ろうが槍が降ろうが、平気で移動できます。これは、すさまじいメリットですよ!

地下街から直結しているというのは、大阪の他のコワーキングスペースには無い強みです。というか、全国レベルでみても、駅から地下街のみでたどり着けるコワーキングスペースなんて、ほとんど存在しないはずです。もしOCATコワーキングスペースを作れば、大阪中のフリーランス・小規模事業主の人たちが、喜んで集まってくるのではないでしょうか?

余ってるフロアに、無理矢理大阪市の施設を入れるくらいなら、フリーランスや小規模事業主を集めて、OCATを日本一のコワーキングスペースにすることを目指してはどうでしょう?少なくとも立地面からは、日本一になるポテンシャルは十分感じられます。

OCATを運営する「湊町開発センター」は、大阪市が出資しているようです。ということは、橋下市長に頼み込めば、トップダウンで「OCATコワーキングスペース日本一計画(仮称)」が進む可能性もあるわけですね?

大阪は沢山の中小企業が発展した、起業化精神にあふれる街です。そのポテンシャルも、日本屈指のはずです。何せ、東大阪の町工場が結集すれば、宇宙へロケットを飛ばせた訳ですからね。

そんな大阪にとって、新しい起業家を育てることは、重要な地域行政の一つでもあるはずです。OCATコワーキングスペース化は、フリーランスの人にとってだけではなく、テナント集めに苦労しているOCATビルの経営にも、そして大阪市の中小企業育成にもなります。あらゆる人たちにとって、プラスになる話なはずです。

どなたか橋下さんのお知り合いの方、この計画をお伝え願えませんでしょうかね?(・ω・)

アフィリエイターの集まるコワーキングスペースってどうよ?

前回、大阪のまちライブラリーという図書館に行ったことをお話しました。個人的には、図書館と言うよりノマドスポット、コワーキングスペースという感覚で捉えると、施設としては非常に良い場所だと思いました。

私は大阪の南部に住んでおり、普段は難波周辺のカフェに繰り出し、ポメラをぽちぽち叩き、サイトに載せる文章を作成しております。幾つか行きつけのカフェはあるのですが、しかし所詮は公共スペースですから、満席の場合もあれば、騒音に悩まさせることもあります。そんな訳で、落ち着いて仕事のできる「コワーキングスペース」があればなぁと、よく思うことがあります。

しかし残念ながら、大阪には立地・雰囲気・コストなど、私の希望条件に合うコワーキングスペースは、現状では見あたりません。というより大阪は、東京圏と比べると、コワーキングスペースが質・量・共に圧倒的に少ないです(・∀・;)。

先日、テレ東系のニュース番組「WBS」で、コワーキングスペースの特集をやっていたのですが、それを見て尚更、大阪のコワーキングスペースの物足りなさを感じました。番組で紹介されていたのは、全て東京のコワーキングスペースでしたが、とにかくコンセプトがしっかりしています。レーザー加工機や3Dプリンタが設置されている、業務用の特殊ミシンが利用できる、託児所が併設されている・・・等です。詳しくは番組アーカイブをご覧下さい(そのうち消えるはずなのでお早めに)。
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/feature/post_45115

これだけコンセプトが明確だと、入居してくる人の属性も同じになりますので、ビジネスコラボもしやすくなります。また小規模事業主でもグループを組めば、例えば試作品を発注するにしても、大量・一括に行えるので、コストを抑えられます。同じ業種の人達が集まれば、色んなメリットが生まれるわけです。

単にコワーキングスペースと名打っただけで、何の特色もなければ、集まる人たちの職業・属性もバラバラです。確かに異業種の人が交わった方が、新たな発見が生まれやすい側面もあるでしょう。しかし、そういうのはやはりレアケースだと思うんですよ。

私も長年フリーランスやってまして、異業種の人たちと交流する場にも幾つか属していました。しかし、そこで面白い話が出ても、結局は実現・実行するには至らず、単なる飲み会で終わってしまう事がほとんどでした。異業種のコラボって本当に難しく、成功するのは宝くじに当たる位の確率なのだと感じました。

それなら、同じ業種の人が集まる場の方が、現実味のある情報交換が出来るので、遙かに有意義だと感じます(後述)。よって、フリーランスや中小企業の人たちが集まるコワーキングスペースも、やはり何か特色を出した運営方法を打ち出すべきだと思います。大阪にも、WBSで紹介されたような、特色あるコワーキングスペースが生まれてくればなぁ・・・。

・・・てな事を考えているときにふと思ったのですが、アフィリエイターの集まるコワーキングスペースを作れば、需要あるんじゃないですかね?(゚∀゚)"

というのも、例えばWEBデザイナーの集まりにアフィリエイターが参加しても、何か浮いちゃうんですよね・・・理解されないというか、邪道に見られるというか(・∀・;)。それにSEOの話なんかは、一般のWEBデザイナーよりも、アフィリエイターの方が遙かに詳しいと思いますし。

もう少し突っ込んだお話をすると、私自身も現在、大阪で「自由人サロン」というアドセンサーの人達の会合を、定期的に開いていまして(^_^;)。参加者は基本的にフリーランスで、アフィリエイトアドセンス)で喰ってる人達です。よって皆さん、SEOの話、ビジネスやマーケティングの事に敏感で、会社員のWEBデザイナーとはまるで次元の違う、有意義な話が出来ています。その体験からも、WEBデザイナーとアフィリエイターは、別の職業だと感じるんですよ。同じ業種の人達が集まるからこそ、お互いに通じ合える話があり、ビジネスライクな部分でも、また楽しい馬鹿話の場としても、有効に機能しているのだと思います。

その自由人サロン、かねてからの課題として、皆が集まれる『溜まり場』が欲しいと思っていたんですね。「マスターがアフィリエイターの喫茶店とか、何処かに無いかなぁ?」なんて願望を、常々話していました。でもこれって、アフィリエイターの集まるコワーキングスペースを作っちゃえば、実現するわけですよね?

てことで、この『アフィリワーキングスペース』という壮大な(?)構想、ちょっと真剣に検討してみようかと思います。次回もこの件について、もう少し具体的な話を挙げてみるつもりです。そして、場所を提供して下さる大阪のコワーキングスペースや喫茶店のマスターさん、絶賛募集中です(ノ∀`)。

大阪のノマドスポット?まちライブラリーに行ってきた

私がノマドタイプで仕事してるからでしょうか、Twitterのフォローワーさんから「まちライブラリーという面白そうなスポットがあるよ」という情報を教えてもらいました。

常に新たなノマドスポットをほっつき歩いている私としては、これは一度行っとかなきゃいかんでしょ!ってことで、先日このまちライブラリーの見学に行ってきました。

まちライブラリー@大阪府立大学


公式サイトからは何の場所なのかよく分かりませんが(^_^;)、どうやらイベントスペースを兼ねた図書館なようでした。運営は大阪府立大学が担っていますが、本は全て利用者などからの贈与で成り立っているようで、現在進行形で蔵書も増えていってるようです。利用者も一緒になって育てていくという、市民活動と一体化した図書館という感じでしょうか。


当日は丁度、中でイベントが行われている最中でした。イベントの参加費代わりに、自分の保有する本を一冊寄贈するというのが、基本スタイルなようです。これは中々面白い取り組みですね〜。


反対側のスペースでは、大阪府立大学のサテライトキャンパスがあり、社会人向けの講座なんかが行われているようです。

で、図書館の中にはテーブルや椅子もありますし、飲み物程度なら持ちこみ可能という事でした。担当の方に聞いたところ、ノートPCを持ち込んで作業したりするのもOKだそうです。従って、コワーキングスペースと捉えることも出来ますね。

しかも、コスパ的にも良い場所です。最初に会員カードのような物を作るのに2500円かかりますが、現状は毎回の利用料は無料なようです。また、この会員証が無いと中に入れない形式なので、入館時にフィルタリングがされることになるので、普通の図書館のように人でごった返したり、子供が騒いでうるさいという事も無いはずです。


まあ基本は図書館ですから、大きな音を出したり、連れとおしゃべりしたり等は慎むべきですが、逆に黙々と作業したいノマドワーカーにとっては、仕事しやすい環境だと思います。新しいビルで非常に綺麗ですし、ビルの一階にコンビニもあるので便利です。

唯一の欠点は、最寄りの南海難波駅から徒歩で10分近く掛かるという立地です。地下鉄御堂筋線近鉄線の難波駅からだと、15分くらい掛かるはずです・・・少々遠いですよねぇ(・∀・;)。

大阪では、ターミナル駅の近くで、コスパの良いコワーキングスペースというのが見あたりません。もう少し何とかならないもんでしょうかねぇ・・・。例えばJR難波駅直結のOCATビルなんて、廃墟同然になってますから、コワーキングスペースを設けても良いと思うんですけどねぇ。貸し会議室みたいなフロアもあるのですが、稼働率は高くないようですし・・・もう少し工夫して、若い起業家を育成する場所として解放してくれませんかねぇ・・・。

どないでっしゃろ?橋下さん(・ω・)。


P・S 先日、テレ東系「WBS」の特集で、コワーキングスペースの話が出てましたね。多分、来週になれば公式サイトで番組アーカイブが掲載されるはずなので、今回の件とも合わせてもう一度、コワーキングスペースの話をしようと思います。

情報屋ならダブルワークを実現できる

当Blogでは、フリーランスとして独立する事の優位性を語ってきました。皆さんに情報屋になろう!という提言も行いました。しかし同時に、迷ってる位なら会社辞めるな!とも言いました。このため

(゚Д゚)<(一体おまえはどっちを推しとるねん!)

との突っ込みを言いたい人も居るでしょう。基本的には「フリーランス最強!」で間違いないのですが、会社員というのも「特権」ですから、それを簡単に捨てるのは勿体ないとも思います。なぜなら私は、21世紀は複数の収入源を持つこと〜ダブルワークが重要になると思っているからです。世の中が複雑化し、不確実性が高いご時世ですから、常に複数の収入源を用意しておくことが、人生のリスクヘッジとして必要だと思います。

私はフリーランス最強と思ってる理由の一つが、特定の仕事に縛られないことが可能だという点があります。そのため、収入源を複数持つことも、フリーランスでは比較的簡単に行えます。

私の場合、基本的にアフィリエイトサイトを作って、その広告収入で生計を立てていますが、たまに知り合いの会社のIT関係の仕事を手伝ったりもしています。また、今まで蓄積した知識や、書いてきた文章をベースに、電子書籍の出版も計画しています。老後に備えて、資産運用(インデックス投資)も行っています。このように私は、常に複数の収入源を確保することを意識しています。

また、私が発起人として始めた「自由人サロン」の仲間達にも、実際に複数の収益源を持っている人達も居ます。ブログをメインにメールマガジンYoutube動画と絡めてマネタイズしている人も居れば、アドセンス収入を得つつ実地でコンサル業も平行している人、また株式トレーダーがメインでネット広告が副収入だというスタイルの人も居ます。

このように、フリーランスになれば、複数の収入源を持つべく、仕事をコントロールすることが可能です。一昔前に、半農半X(農業を行いつつ、別の収入源も持つ)というライフスタイルが話題になりましたが、あれなどは理想的なダブルワークの形式の一つだと思います。最近でいうと、「ナリワイをつくる」の伊藤洋志氏などが、複数の収益源を推奨している人の代表ですね(彼のやり方はさすがに分散しすぎな気もしますが)。

しかし、サラリーマンを続けながら情報屋(アフィリエイト)を行っても、やはり複数の収入源が得られるわけです。今度、我らが自由人サロンにお招きする予定の方は、会社員を続けながらアドセンス収入を得るという、ダブルインカムを実現されています(しかも片方だけでも家族を養える位に!)。この方のように、サラリーマンと情報屋を兼ねられれば、非常に強固なダブルワークを持つことになり、生活の安定性も、収益の高さも、申し分ない状態を得られます。

私が「迷ってるなら会社辞めるな!」と言ったことと、「情報屋になろう!」という事は、両立も可能なのです。

仮にフリーランスとして独立するにせよ、まずは会社員を続けながら情報屋としてWEBサイトやブログを始めてみて、そちらだけで喰っていける目処が立ってから会社を辞めれば良いわけです(というか、何の感触も無いまま会社を辞めるなんて、無謀ですわな)。もし会社を辞めなければ、それは「複数の収入源」の究極系だとも言えます。フリーランスの仕事は、何をやるにせよ最初の助走に時間が掛かりますし、不安定です。サラリーマンはとりあえず真面目に勤めていれば、安定して給料を得られます。

唯一問題なケースとしては、ブラック企業に勤めている人です。ブラック企業の社員は、早朝から終電まで働き詰めなので、情報屋としてBlogを始める時間や気力を確保できないかも知れません。そういう人は、さすがに会社を辞めるのが先にならざるを得ないでしょう。

情報屋とダブルワークを推奨する私にとって、次の課題は「どうやってブラック企業の社員に一歩を踏み出させるか?」という点になりそうです。これはかなり難敵になりそうですねぇ(・∀・;)。