フリジッド・ガゼット【all the footprints I’ve ever left】 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2010-11-02

[][] ヤマザキランチパックとチュッパチャップス(上)

一人でいる休日の昼飯はヤマザキランチパック。小腹がすいたときの間食や夜食はチュッパチャップス。これが最近の定番になってきた。

傍目には何て寂しい食生活なんだと思われるかもしれないが、僕の中では全然そうではないんだな。この二つにはちょっとした思い入れがあるのだよ。つまりどんなにミクロに細分化されていようとも、そこには僕にとっての神が宿った「小さな物語」があるのだよ。

まずは前編として、ヤマザキランチパックから。


ヤマザキランチパック(定価:140円くらい)

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これはねえ、佐藤友哉(この作家は僕が今の職場に就職するきっかけとなった程、自分にとっては大きい存在)のファンサイトをやっていたウリオさんて方が「ランチパック同盟」ってのやってて。ヤマザキランチパックの空袋を集めてコンプリートしようみたいな企画に、僕も乗っていたことがあったのですよ。

それがちょうど大学三年から四年の頃のことだったから、当時はキャンパスでも就活中でも、昼飯はひたすらランチパック一個だったよ。いや、コストパフォーマンス抜群なんだよこれが。基本的に平日の昼飯は社員食堂から離れられない(何しろ安いし美味いので)のだが、最近食欲が減ったこともあり、休みの日の昼飯はこれにしてみようとまた食べ始めたら、やっぱりこれは素晴らしい。「高い」って言われるけど、美味さを考えたら全然そんなことないって。

何より、これには上記のような思い入れがある。当時読んでいた佐藤友哉の小説とか、学生時代のこととか、色々と思い出されるものがある。140円である種の精神的充足を得られるのだから、こんなに贅沢な昼食はないだろう。


いっそ毎日の昼食をランチパックにすれば、もっと痩せられると思うのだが、それもちょっとね。そこまでするとそれはそれである種の強迫観念に陥ってしまいそうで、ちょっと怖い気がする。


killie - 体脂肪と戦う

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タイトルを一見すると誤解も招きそうだが、これは「体脂肪と戦う」人を揶揄する曲である。自分自身の身体と「戦う」ようになってしまったら、それはもう強迫観念だぜってな曲(その割には中心メンバーの二人、ボーカルの伊藤さんもベースの吉武さんも激痩せ気味な気がするのだが…)。


まあこれは幾つかあるkillieのテーマの中では「男尊女卑」に入るのかなあ。終始絶叫で聴きとるのは不可能なのだけど(激情系ハードコアなんてみんなそんな感じだから仕方がない)、歌詞を読むとそんな気がする。

「彼女は芸能人と似ているが身長と体重、骨格、血液型も違う」とか「願望と体脂肪は戦う。喉奥に指を突っ込む。専門家が体型を見ただけで精神疾患と判断」とか「彼は一日一食を推奨し、大多数の願望に目をつけ事業を始めるが彼の恋人は拒食症」とか、killieにしては珍しく具体性が抽象性に優る言葉が並んでいる。

んで最後は「彼女は努力しなさいと言われ、体を動かす。計量を一発でパスするために、残飯をあさり、体脂肪率20%。結果性交を含む数々の誘惑断る代償を知る」ときた日には、これは伊藤氏お得意の「エッセイ」なのではないかと勘ぐってしまう。killieの「キリストは復活する」なんて自分でそう言ってたし、3cm tourの「涼子は恨んだ」だって、ありゃどう考えても私的な体験を歌詞にしてる訳で。

しかしまあ、僕は基本的にkillieの歌詞は割とどうでもいいクチで。そもそも聴きとれない訳だし。それよりは断片化された言葉に宿った力と、伊藤氏の「声」そのものの本気度の方が、killieをボーカルから入った場合に注目するポイントなんじゃないかと思ってる。


そしてそれ以上に、killieは演奏が凄い。

as meiasがそうであるように、killieもこの複雑なリズムパターンとストップアンドゴーを多用した超絶的な展開を、ライブでも完璧にジャストで決めてくるんだよね。いったいどうやって合わせてるんだと、素直に驚嘆してしまう。思えば彼らもまたas meiasと同様に日本の激情系のスーパーバンドな訳で、envyも含めて日本の激情系って本当に演奏力が高いと思うよ。

日程を一切発表しないなんつー格好つけたことやってる彼らだけど、メール送ると返事で教えてくれるそうです。本当に彼らのライブは純粋に凄いので、一見の価値ありです。


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