フリジッド・ガゼット【all the footprints I’ve ever left】 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2010-11-19

[][] 我が禁煙(上)

もう面倒なので禁煙の秘策とは何なのか、端的に結論から先に書く。それはすなわち、チュッパチャップスでタバコを代替する、と云う策である。

いや、先日ある人に言われたのよ。「そんなにチュッパチャプスが好きなら、タバコの代わりに舐めてれば禁煙出来るんじゃないですか?」と。その時はあまり深く考えなかったのだけど、いざ禁煙の必要性に迫られた瞬間、この言葉を想起したのであった。

折も折、ちょうど金銭的にも余裕のなくなってきたタイミングでもあったので、この際だから禁煙することによる経済効果も考えてみようと思った。以下、その試算を記す。



f:id:frigidstar:20101120014345j:image:h270,w180 vs. f:id:frigidstar:20101120014344j:image:h270,w180


まずは、それぞれの単価を割り出してみる。


【タバコ】(一箱)420円くらい÷20本≒21円/本

【チュッパチャップス】(一個)42円÷1個=42円/個


この時点では、タバコの一本あたり単価はチュッパチャップスのそれの半値であることが分かる。しかし、ここからそれぞれを味わう時間あたりの単価を割り出してみると、事態は全く異なった様相を呈してくる。


【タバコ】一本21円÷(一本吸うのに)5分くらい≒4.2円/分

【チュッパチャップス】一個42円÷(一個舐めるのに)20分くらい≒2円/分


ここで両者は逆転し、チュッパチャップスの一分あたり単価はタバコのそれの半値であることが分かる。しかも、チュッパチャップスを舐めるのに要する20分とは、あくまでも最低限の時間であり、実際は舐めようと思えば30分でも一時間でも舐めていられるものである(先日映画を観ながら舐めた際は、2時間くらい咥えていた)。

つまり結論として、チュッパチャップスのコストパフォーマンスはタバコの二倍か、もしくはそれ以上であると云う衝撃の事実が判明したのである。


そんな訳で早速近所のコンビニでチュッパチャップスを大人買い(笑)して、今日から本格的に禁煙を始めることとした。

したのだが、ここでまたしても新たなる衝撃の事実に直面したのである。


(続く)



エレクトリカルパレード

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チュッパチャップス本山こと、本山雅志の屈託のない笑顔が大好きだ。

シャビにも匹敵する才能を持ちながら、結局その生涯において一度もワールドカップの舞台を踏むことも、海外移籍を果たすことすらもなさそうな本山。

それを「挫折」と言えるのかどうかは本人のみぞ知るところであるが、少なくとも彼の屈託のない笑顔からは、そのような後悔や諦念は感じさせない。いまここを肯定し愛する者のみが持ち得る邪気のない明るさが、彼の笑顔にはある。

だから僕は、本山雅志の屈託のない笑顔が大好きだ。

2010-06-30

[] 「このピッチの上、円陣を組んで、今、散った日本代表は、私たちにとっては『彼ら』ではありません。これは、私たちそのものです」

これ以外に紡ぐべき言葉はない。

2010-06-20

[] 99年、そして2010年。日本はアフリカで世界に最接近する

掌返しと罵られようが何だろうが、それでも評価をロッベン…じゃなくてイッペンせざるを得ない岡田武史。だってそうでしょう? 「最終ラインは低くとも高い位置からプレス」と云う自己矛盾を抱えた戦術に固執し、縁もゆかりもないイタリア人指導者達からもダメ出しされるまで零落しているように見えた、その「見えた」が実は「見せていた」だけだったんだぜ(つーか大木武がガンだっただけじゃないかとう話もあるが)。織田信長が周囲を油断させる為に「うつけ者」を演じていたと云う、例の逸話を想起したのは果たして自分だけだろうか。

さて、その岡田ジャパンの「桶狭間」とも呼ぶべきカメルーン戦を経て、辿り着いたオランダとのリベンジマッチ。カメルーン戦では意図的にポジションバランスを崩すことで右サイドを一点突破することに成功したのに対し、オランダ戦では攻撃において特に戦術らしい戦術は(大久保と松井の個人技によるペネトレーション以外)特に見受けられなかったが、これはピッチをワイドに使えるオランダ相手にポジションバランスを崩すことを躊躇したのだろう(そして、その判断は概ね正しかったと思う)。

本田一人をハーフウェーラインの向こう側に残す。本田はパスコースを切って相手の攻撃ルートを限定することに尽力し、ツーラインとアンカー・阿部で形成する4-1-4(あれだけ綺麗なラインディフェンスを実現できる日本人指導者は、松田や城福など一部例外を除いてあまりいないだろう)で網を張って、相手の三列目と二列目の間でボールを奪い取る。ただスペースを埋めるだけではなく、機を見て高い位置でプレスをかけて、ロングボールを牽制する。

こう云う組織守備を単独で切り崩せるロッベンは欠場している。なので、オランダはポジションチェンジやスペースへのフリーランニングで、日本のゾーンとラインにギャップを作るべきだったが、前半は特にそう云うシーンは見られなかった(結果論だが、ラフィではなくエリアを先発起用された方が日本は嫌だったはずだ。ただ、それも最初から長友と駒野のポジションチェンジで対応可能だったか)。「日本がオランダにボールを持たせていた」。前半の内容は、そう呼んで差し支えなかったと思う。

後半は、もう特に言うことはない。川島の失点も岡崎のシュートも、「成功していればスーパープレイ」と云う感じのものだったので、彼らを批判するのはやや酷に過ぎるだろう。残念なのは、この戦術だと攻守両面で大久保と松井が「替えの効かない」存在になってしまうことで、彼らが疲弊する後半の勝負所で点を取りに行くオプションが存在しない点であろう。突破力に優れた石川、ラインブレイクに長けた佐藤寿人、ダイレクトプレーで点を決める能力も高い彼らのようなオプションは、やはり選んでおくべきだった。

デンマークは守備は組織的だが俊敏性に欠く面があり、日本からすると与し易い部類の相手だとは思うのだが、ピッチをワイドに使った両サイドのペネトレーションは(ロッベン抜きの)オランダより高いと見る。それだけに大久保と松井の負担は甚大で、その代替を唯一人こなせるであろう矢野がキーマンとなるのではないだろうか。ドローでも二位抜け可能と云う優位性を、いかに戦術面に落としこんでくるか、リアリズムに徹することで自己を回復した岡田の手腕に注目が集まる。

2010-05-26

[] お口直しにどうぞ

まああれだ、岡田ジャパンのことはこの際忘れてしまおうじゃないか。なあに、どうせいつか、「ああ、そんな日本代表もあったねえ」と笑い話に出来る日が、きっと来る。

しかしまあ、日本人はサッカーに向いていないんじゃないかとか、自虐的になる気持ちも分からないではない。そんな向きには、この映像がオススメだ。サッカーの神様の愛い奴は、この国にもいるんだぜ。


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3:11の本山投入からの展開。中盤にスペースが出来てオープンな状況だからこそ分かり易くなっているが、結局のところビルドアップと崩しを同期的に行うのが本来のパスサッカーの姿なのであり、それをアントラーズが高いレベルで達成していることが伝わってくる(いや、別に自分はアントラーズサポじゃないよ)。

それを可能にしている背番号10番のボールの受け所、パスの出し所はいかなるものか。ゾーンとゾーンの間、相手の捨てスペース、その使い方の判断に迷いも間違いもなく、なにより速い。サッカーにおける「速さ」、それが集約されているのが、この日本山が何度も繰り出したスルーパスであるが(マルキへのアシストはこぼれ球が足元へ転がってきてからパスを出すまでの一秒未満で、敵味方の位置関係を把握しコースと強弱を的確に選択している)、しかしそれだけではない。

5:14からのアントラーズの攻撃。一連のパスワークの過程で、5:38に本山が足元へパスを要求した瞬間。そのポジショニングは素晴らしい。ゾーンとゾーン、ラインとラインの間、なぜそこに生じる一瞬のスペースを、まるで予め知っていたかのように「見つける」ことが出来るのだ。

2010-02-07

[] 汚された、代表の右サイドが。加持さん、汚されちゃった

とか何とか言って、「内田 vs. 徳永」モードに目を逸らされている場合ではない、ベネズエラ戦と中国戦。


前プレを仕掛けつつも連動してラインが上がらないので中盤が間延び、バイタルスカスカ(故にカウンターも有効に機能しない)。

奪ってからのボール運びにおいてランウィズザボールや中盤のボールキープが少なく、無理にダイレクトで繋いでばかりなので、相手ペナ前で必ず数的不利に陥る(ゴール前に近づくに連れてスピ−ドダウンする現象)。

単調なサイドアタック乃至は中央突破の繰り返しで、横パス・バックパス・フリーランニングが少なく、相手の守備ブロックにギャップが出来ない(ギャップを作る・突く意識の希薄さ)。


えーと、これって、岡田ジャパン初戦のチリ戦で早くも指摘されまくってた問題のような……。

あれから二年、問題解決の努力を怠る、と云うよりは「オシム流」(と「邪魔岸」)に責任転嫁して問題を「なかったことにした」岡田ジャパンは、W杯ベスト4を真剣に目指しています。

2010-01-11

[] パウロ未蘭でも未蘭蝶子でもなく

加部未蘭である。普段はお堅い文章ばっか書いてる究氏も、随分とまあ遊んだ名前を付けたものだが、息子がサッカーにまるで興味を持たなかったらどうするつもりだったのかね?

しかしACミランならともかく、自分の子どもに好きなサッカーチームの名前を付けるのは難しい。僕が生まれてくる子供に付けるのだと考えたら、突手南無とか羽恋志亜とか亜瑠出井邪、とか? 親バカと云う以前に殆ど暴走族の世界だ(笑)。

その未蘭くん、今日の途中出場でちょっと見ただけだけど、どうなんだろう。長身ながらボールタッチは柔らかく、今流行りの(?)ベルバトフタイプなの? 瞬間的なスピードはあるが一方では全体的な動きが緩慢に見えるのは、判断力の問題とまだ己の体を持て余している面が大きいんじゃないのかな。ボールの置き方が巧いから単なる電柱以上の魅力は感じるのだけど、どうせこの世代には杉本と指宿と云う二大FWがいるのだし、いっそCBとして育てればいかがだろうか? うまく行けば吉田麻也くらいにはなれるかもしれないぞ。

試合そのものは、申し訳ないのだが、非常に睡魔を呼び起こす内容と云うか(笑)、より固い守備ブロックを形成した方が勝つと云う、正し過ぎるくらいに正しい(けど美しくない)サッカーだったかと。いやまあ、ロングカウンターのスピードには見ごたえはあったけどさ。全員「止める」「蹴る」がしっかりしてる山梨学院大付属と比べて青森山田には個人差があったのと、個人差がある分「持たされる」展開になった際の崩しの質で劣ったかなと。一点取ってからは山梨はリトリートしてきた分、青森は比較的容易にボールを運べてはいたものの、運んでからの展開に難があって、柴崎が前線に上がると展開が生まれず、柴崎が下がって展開を作ると前線の枚数が足りないと云う。

その柴崎、対人と戦術眼を鍛えて森崎和みたいな選手になってくれれば。ファンタジスタと云うよりは、そっち方面の資質が高いと思う。

2009-12-11

[] 操作される情報と操作しえない真実


トルシエ氏熱弁「4強いける!恐れるな」

http://southafrica2010.nikkansports.com/news/p-sc-tp2-20091210-574339.html


報知にはこうある。「小笠原、本山(雅志)、中田(浩二)らは日本代表に貢献できるでしょう」と岡田監督に“助言”した。http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/japan/news/20091209-OHT1T00336.htm


翻って、この日刊の記事はこうだ。「小笠原や中田浩二などを入れれば、さらに彼らのモチベーションが上がり、チームは機能する(以下略)」と、具体的な選手名を出してアドバイスを送った。

言ったはずの選手名を挙げないことはありえても、言ってもいない選手名を挙げる必然性はない。したがって、この両者を比べると、報知の記事の方が正確であると判断する。

本山の代表入りを拒む闇の力は存在する、と云う「陰謀論」にまた一つ実体的な根拠が…。

他方で、本山を正当に評価することから、世間はいよいよ避けて通れなくなっていることもまた確か。下の写真は、朝日新聞の記事。非常にぼかした書き方ながらも、三連覇鹿島の「裏」のゲームメイカーが誰であったかを示唆する内容となっている。

f:id:frigidstar:20091213014536j:image:w400,h300

朝日が示唆するところの、「真実」はこうだ。

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鹿島アントラーズ

33試合 19勝 6分 8敗

本山雅志先発

26試合 17勝 5分 4敗 年間勝点73ペース(独走優勝ペース)

本山雅志非先発

7試合  2勝 1分 4敗 年間勝点34ペース(降格ペース)

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出場・非出場時間帯における得点率・失点率を集計するとさらに凄い結果が出そうな気がするが、面倒くさいのでやらない。誰かやってみてよ。