2011-03-23
ミネラルウォーターを摂る際の注意
福島第1原発事故の影響で東京23区、多摩地区の一部でも、1歳児未満の乳児への水道水摂取を控える様、アナウンスされましたが、水道水の代替としてペットボトル入りミネラルウォーターを摂る際、特に乳児に与える場合に注意して欲しい事があります。
1.ミネラルウォーターの製品表示に水の硬度が記されているが、硬度の高い硬水を乳児に継続的に与えるのは好ましくない。
2.海外産ミネラルウォーターの中には高濃度のフッ素イオン【F-】(または、フッ化物イオン )を含む製品がある。こうした製品のラベルには必ず『7歳未満の乳幼児の飲用は控えて下さい』と言った注意書きがある。
3.パニックにならない事 (←コレが一番重要!)
+++ 水の硬度 +++
水の硬度は、マグネシウムとカルシウムの含有量(正確にはイオン化成分)によって決まりますが、海外、特にヨーロッパ産のミネラルウォーターは日本の国産ミネラルウォーターに比べて高硬度の水が多いので購入、飲用の際にご注意を。
極端な例ですが、ドイツ原産の【エンジガー】Ensinger SPORT は硬度が 1828 mg/L(!)と、かなりの高硬度です。
但し、一般に流通している海外産ミネラルウォーターでも【ボルヴィック】Volvic の硬度:60 mg/L のように国産ミネラルウォーターと同じレベルの軟水もあります。
硬度を決定する方法(計算式)には複数の指標がありますが、マグネシウム、カルシウムの含有量が大きく関わっています。
硬度が高い水、すなわちマグネシウム、カルシウムが多い硬水を、消化器官の発育が未熟な乳幼児に与えると、過剰摂取により下痢などの症状を起こす場合があります。(当然、個人差はあります。)
できれば大人は多少価格が高くても硬度の高いミネラルウォーターを摂り、
国産ミネラルウォーターの軟水は子供や赤ちゃん、胃腸の弱っている方に譲ってあげて下さい。
これも個人差はありますが、健康な大人であれば硬水を摂っても全く問題無いし、反ってカラダに良かったりするのですから...。
ミネラルウォーターを乳幼児に与える場合は、慌てないで必ず製品ラベルの硬度とフッ素などの含有量を確認して下さい。やむを得ず高硬度のミネラルウォーターを与える場合は、一度、加熱→沸騰→急冷し、含有イオン化成分を結晶化させ、除去した後で与えた方が良いでしょう。
加熱せずとも一度氷結させ、解凍するとイオン化成分が結晶化するらしいのですが、自分は試した事がないので何とも言えません...。
氷結によっても硬水が軟水化するそうです。プロの方の意見がすごく参考になります。
■LINK:蝦夷野 ちぃどりサンのブログ
風のたより : こどものミルク ☆ 市販の氷使えます!☆
http://blog.livedoor.jp/tdori/archives/52776320.html
国産ミネラルウォーターは、加熱殺菌、濾過除菌など、製造工程において何らかの殺除菌処理が義務付けられていますが、ヨーロッパ産のミネラルウォーター、特に品名がナチュラルミネラルウォーターとなっている場合は、日本とは逆で非加熱(無殺菌・無除菌)での製造が大前提になっています。
同じナチュラルミネラルウォーターでありながら、原産国(製造国)によって微妙に違いがあり、ヨーロッパ産のナチュラルミネラルウォーターは文字通り【生水】な訳です。
ただ、ヨーロッパ産のナチュラルミネラルウォーターが非加熱であっても、厳格な国際規格をクリアしなければ製品として出荷できないので衛生面などを心配する必要はありません。注意したいのは開封したら早く飲む、使い切る事を心懸け、封をして冷蔵しても時間が経過したら、念の為、煮沸して飲用する事をお薦めします。
+++ 主な国産ミネラルウォーター(ボトルドウォーター)の硬度 +++
キリン アルカリイオンの水・・・76 mg/L
コカ・コーラ 森の水だより【日本アルプス】・・・33.1 mg/L
コカ・コーラ い・ろ・は・す ・・・36.9 mg/L
サントリー 天然水 【南アルプス】・・・30 mg/L
※採水地、採水時期によって値は変動しますが、国産ミネラルウォーターはほとんど軟水です。
※製品表記の硬度は製品によって100ml当たり、1リットル(1000ml)当たりのように分母の値が異なる値で記載されています。(国産は100ml当たりで表記されるモノが多い)
※海洋深層水を原水とした製品の中には意図的に硬度を高めた製品があります。
ちなみに日本の水道水の硬度は 80 mg/L 前後です。
■Link:ウィキペディア・・・硬度 (水)

