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上海在住日本人学生

2011-05-23

[]風評被害にあっているのは?

諸外国・地域が日本の一部地域の農作物及び水産物に対して輸入制限(直接的な、又は間接的だが実質的な)をかけてますよね。で、最近中国韓国のエライ人を呼んで、ぜひ科学的に冷静に判断をしてください、もちろんですとかいいながら、再開される気配なしとかいう感じなんですよね。これなんか、もちろん僕の考えの及ばないところで裏方さんはいろいろうごいてるんでしょうけど、表面のこれだけ見てると違和感があるのです。

いわゆる風評被害にあっているのはだれなのかなーって。もちろん第一に被害を被っているのは、当然、福島第一原発付近で農作物および水産物の生産・販売によって生計を立てている人であります。さらに近隣地区の農作物も出荷が滞っているということをニュースで流れています。さらに広げてみれば、輸出という面で日本の食品業界全体にも逆風が吹いています、知らんけど。ですが、ここでは、中国(というか国外)にいる身として、さらに外側で被害を受けている立場のことを考えます。

だれが困っているのか。それは中国(海外)で日本の食品を売っている人たちです。日本の野菜・果物が売れない。値下げしても売れない。そう言う状況があります。これは実感ではなくて申し訳ないですが(僕たち学生は日本の食べ物食べるほどお金がないですから)。中国では(他地域のことは分からないので、中国に限定してしまいますが)、日本の食品は、高級、安全、美味のブランド食品です。中国国内ではこれを展開している食品企業があるわけですが、これが今回の原発の一件で急にうりあげが立たなくなっています。売らなくてはならないわけですが、売れないわけです。契約があるために「安全な」食品は入ってくるわけですが、消費者が敬遠するためにこれをさばけないわけです。つまり、ここで風評被害者として指摘したいのは、中国で日本の食品を展開している企業ということです。

別にこの人達のことも被害者として考えなくちゃいけないよという啓蒙をしたいわけじゃないですけど、単にこの人達の立場にたった場合、そりゃ売れてくれることが一番なんですけど、うれなければしょうがない、売れないものを仕入れたくないわけです。当然です。これは原発近辺の野菜を仲買して他地区で販売する人たちとも共通する悩みかと思います。日本国内の風評被害者には日本国が保障してくれるかもしれないですけど、中国風評被害者に日本国が保障するわけないです。そんな仕組みないので。そしたら、だれが守るのかっていったら自国の政府ですよね。

そう考えると、実際は知らないですよ、知らないですけど、この規制って言うのは、国民の健康上の安全を確保するための規制という観点のほかに、国内企業の保護(契約破棄などの妥当性を確保)するためという観点があると思うわけ。

だから、この状況を国内側から見て、海外の過剰反応による被害を「受けている」いっていては、問題はいつまでも解決しないんじゃないかなーっと思のです。諸外国の対策は自国内の風評被害を食い止めるための策である、と考えるべきかと思います。そうすると、安全だから科学的知見に基づいて冷静に対処してくださいというような、そういう問題ではないよなーって見てて違和感を覚えるのです。もちろん、「科学的知見に基づいて冷静に国内に向かって今まで通り日本のものを食べましょうと宣伝してください」って言うところまで含めた意味だというなら分かるけど、それはちょっと期待しすぎじゃないかしら。だからみんなでサクランボ食ったのかね。

なんてね、そんなこと思ったよーん。

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