脳が主役です〜食物繊維は有害化学物質を体外に排出

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.497)〜


食物繊維質は、蛋白質、糖質、脂質、ビタミン、
ミネラルに次ぐ重要な栄養素です。
カロリーもなく、微量栄養素も含んでいませんが、
脳と体の健康維持には不可欠な物質です。


食物中の繊維質の不足が現代人の健康に
大きな悪影響を与えています。
繊維質は「抵抗性炭水化物」とも呼ばれており、
人間の消化器系では分解できない複雑な構造物です。


たとえば、肉にポテト、白パンを食べている人の繊維質の摂取は、
極端に不足しています。
ですから、この食事に繊維質豊富な食べ物を追加すると、
健康維持に貢献することになります。


繊維質の特性は、「消化されない」「吸収されない」ことです。
植物の細胞の表面には、
セルロースなど筋ばった繊維質、細胞質の中には、
ペクチン、マンナンなど水溶性の繊維質があります。
たとえば、柑橘類のミカンは、
白い筋と袋はセルロース、中身はペクチンです。


水溶性繊維質は、腸管内の胆汁酸やコレステロールと結合しますので、
それらの再吸収を防ぐ役割を果たしています。
ですから、水溶性の繊維質を多く摂ると、
血清コレステロールを下げることができます。


水溶性でない繊維質のセルロースなどは、消化管の健康を守っています。
また、100兆個の腸内細菌にとっては大切なエサになる物質です。


食物繊維は脳内に取り込まれることはありませんが、
体内に蓄積している農薬やダイオキシン類、
化学合成物質で造られた食品添加物などの有害化学物質を
体外へ排出する働きをします。


それら血液中の脂溶性の有害化学物質は、
血液脳関門を容易に通過し、
脳内で活性酸素を発生させ脳機能障害の原因になります。
そのリスクを消去して脳の健康を守るために食物繊維は、
日々に摂取することが大切です。

◎食品例〜海藻類、椎茸類、果物類、野菜類、根菜類、芋類など。


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