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肩書「シニアコンサルタント」のつぶやき このページをアンテナに追加

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2005-05-07 たこふじ 第一部の締め「減価償却」

[]たこふじ 第一部の締め「減価償却」 18:26 たこふじ 第一部の締め「減価償却」を含むブックマーク

たこふじシリーズ、第一部はこの回で終わりにしようと思う。

話のネタは「減価償却」について、である。


まあ、税制にはアホな規定が多いのであるが、この減価償却ほどアホな規定はない、

本気でそう思うのである。

別に制度とか仕組み自体がアホなのではなく、その残存価値と償却期間が、

あまりにもあまりにもあまりにも、現実と乖離している。

結果、かなりの「重税感」が、経営サイドから見るとあるのである。


減価償却の仕組みをさらっと書いておくと、基本的に「償却期間」と「残存価値」というのが

モノの種類ごとにあって、モノを買った年に費用を発生させるのではなく、

買ってから使う期間にわたって費用を発生させましょう、という会計上の仕組みである。

おおざっぱな説明をすると、「使う期間」というのが「償却期間」で、使った後に下取りに

出したときに買い取ってくれる値段が「残存価値」ということになるのである。


で、何がアホかって、その「使う期間」と「残存価値」の規定である。


たとえば、パソコンである。

償却期間は5年、残存価値は10%ということになっている。

で、冷静に5年前のパソコンが今使えるか?と、考えてみると、そりゃつらいよ、という話になる。

しかも、10%の残存価値?買い取ってもくれなくて、リサイクル料を払うのがオチである。

理屈からいけば、償却期間3年、残存価値0が妥当なところだろう。

けれども、税制上は、5年の償却期間があるので、本来の「費用」よりも低い「費用」しか

毎年発生せず、結果として、より多くの利益が形式上発生し、税金を多く払うハメに陥るわけである。


まあ、パソコンなどは実は小額なのでたいしたことはないのだが、たこふじにおいては、

店舗の改装費、という大きな問題がある。

これの法定償却期間は「建物」なので20年なのである。

店舗の改装なしで20年もやっていけるわけないだろがあ!!という叫びが、どこそこで聞こえるのだ。


となると、である。

法定の減価償却とは別に、「本当の」利益を計るための減価償却が必要になってくる。

まあ、一種の二重帳簿なのだが、これも一種の管理会計である。


ちなみに、うわさではあるが、某焼肉チェーンは内部償却期間を3年に、

某電気屋チェーンでは同じく5年と考え、内部損益を作っている、とのことである。

確かに、その程度が妥当なセンであろう。


某所で、減価償却の国際比較、というものを見たことがあり、確かにそれを見ると、欧米諸国に

対して、日本が突出して減価償却期間が長いわけでなかった。

ただ、現実にあっていないという点では一緒である。


ということで、店舗1つの段階のたこふじでも、この事実はおさえておかねばならない。

R/3を入れるときは、減価償却領域を一つ追加で用意して、3年の減価償却の数字を押さえることが

できるように、考えておくことにしよう。


うーん、それもちゃんとできるR/3、恐るべしである。

arnarn 2005/05/07 20:30 パソコンだと法定償却年数は4年ではなかったかと(サーバー用途の場合は5年)。建物も改装費は別途減価償却の対象となるので、素のままだと損だけど改装して使用し続けるならば、折り合いはつくかもしれませんね。

>より多くの利益が形式上発生し、税金を多く払うハメに陥るわけである
利益が毎期出ることがわかっている場合は、オペレーティング・リースで早期費用処理したら税金も安めに抑えられるかも。

ftmoonftmoon 2005/05/08 00:31 おっと、確かに何年か前にパソコンは4年に変更になってました。
失敬です。
オペレーティング・リースに関しては、ご指摘の通りですね。
しかし、小売店にとっては、やはり店舗およびその改装費が大きい。
椅子とかテーブルとかはリースにできますが・・・

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