図書館の賑わい

●菊池先生のエッセイに、都立中央図書館の近況が書かれていた。 

「7月8日午前、東京都立図書館特別文庫室に行った。私の他にはアラフォーらしき女性だけ。以前は、数名はいた。古典文学研究衰退の兆候であろうか。7・9日は国会図書館に行ったが、昔に比べると人数が少ないような気がする。人口減の現れであろうか。「デジタルライブラリー」など便利なものができたためであろうか。」

●私も、過日、広尾の都立中央図書館へ久し振りに行った。確かに、利用者の人数が少なかった。これは、人口減というよりも、「デジタルライブラリー」や、郵送複写などのサービスのためだと思う。国会図書館は、私が大学定年の頃に、デジタル化を開始し、アッという間にネット利用が活発化した。故に、私は国会図書館や都立中央の郵送複写サービスと古本のネット購入を併用すると、出掛けなくても研究上の不便が無くなった。朝早くから並んで入館していた頃に比べて、良い時代になった。

都立中央図書館