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fuchan1839の日記

2016-12-07

なっちゃん

07:19


 昨夜、明日は朝が早いからと8時にベッドに入ったら、ドアをノックする音が....。

誰かな?と思い、ドアを開けると、なっちゃんがカオニャオを持って立っていた。ご両親も一緒だ。


 お米を作っているというご両親はお二人とも小柄で真っ黒に日焼けして、朴とつそのもの。にこにことして英語の会話を聞いている。ーーー娘を誇りに思っているのがしみじみと伝わってくる。


 ありったけのタイ語で感謝を伝え、「この新米は息子家族に食べさせたい」と言うと、「食べたくなったら日本へ送ってあげるから」とおっしゃる。ーーーほろりとして、こんな人がいるなんて、タイはなんていい国なんだろうと思う。


 なっちゃんは「いい思い出を残してほしい」と夕方、公園のジョギングに誘ってくれた。人懐っこい女の子で、友人も多く会う人ごとに、わたしを紹介してくれる。そのあと、ウォーキング・マーケットを散策して、食べ物を仕入れ、部屋で一緒に夕ご飯を食べた。ーーー久々に楽しいひとときだった。


 彼女を知ったことやご両親と会えたことはほんとうに嬉しい。

将来を見据え、ちゃんと勉強しているなっちゃんと、地道にお米を作り、娘を大学へ通わせているご両親。とても裕福とは思えないけれど、笑顔がいっぱいなのだ。


 ーーー大切にすべきものは何なのかを示された気がする。


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2016-12-06

人文学科 送別会

20:01



 ラジャバッド大学の学長に挨拶し、人文学科の学部長が送別会を開いてくれた。

赴任から2年半、いろいろと大変なことばかりで逃げ出したくなったが、最後の締めを円満に笑顔で挨拶ができたのが何よりだと思う。


 2年半前に赴任したとき、面接の時と給料が違っていて、支払ってもらうのに3ヶ月かかり、寮の真っ暗な汚い部屋の掃除に数ヶ月かかり、シャワーを取り替え洗濯機を直してもらうのに1年かかった。

 大学が郊外にあるため買い物に大学の公用車を出してくれたのも半年間だけ。翌年からはワーキングビザ申請も費用も個人負担だと言われ、イミグレーション労働局へ行くための公用車は予算がないと断られた。ーーーここは外国人教師のためのサポートが何もないのだ。


 幸い、お隣りのチャールズ夫妻が車を持っていたので働き続けることができた。彼らがアメリカに引っ越してからは中国人の周さんに頼み、買い物に行く時はドアをノックしてくれるので、なんとか生き延びている。

「新しい日本語教師は来るの?」と周さんに聞かれて、「たぶん、6月の新学期からになるかもしれないわ」と答えると

「ここの大学は外国人をサポートしてくれないから大変だよね」と言われてしまった。ーーーそうだねぇ...。お勧めはできない。


 そして、最後の最後まですったもんだしていた。

年末のチケットが取れなくて、1週間帰国を早め、週末17日に開かれるJFセミナーに参加し、そのまま帰国すると言ったら、15日で退職扱いにすると言われた。セミナーの交通費も出ないそう。

 ーーーあ、そう....。と、もめたくないのでサインした。


 しかし、ちょっとおかしいでしょう? 

中高生のスピーチコンテストの引率を病欠扱いにし、セミナーの費用を出さないために15日で雇用を切るわけ? 有給休暇はどうなっているの? セミナーの費用はいらないから病欠と有給休暇で処理してほしい、と上司に文句を言った。

 すると、「ないです!有給休暇ってなんですか?」と逆に聞かれ、「働く人の休む権利です」と言ったら、あったのだ!有給休暇が。

 それで、なんとか月末までの1ヶ月分の給料を貰えることになったのだ。ーーーやれやれでございました。


 ーーー終わりよければ全てよしーーーことなきを得、めでたしめでたし。


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2016-12-05

スピーチコンテストの練習

13:05


 さて、1時間以上も遅れてきたニコくんと生徒。スピーチのタイトルは「シーサケットの観光地」で時間は3分だ。

 前回、スピーチが2分で終わってしまい、短すぎるので写真を用意するように言ったらパネルを作って持ってきた。


 写真を紹介しながら、スピーチすれば時間が稼げる。写真の説明を別にすると4分になってしまうので、原稿に少し手を加えて、スピーチしながら写真を紹介していくことにした。


 なんどもやり直して3分以内に収まるようにしたのに、中学2年生のこの生徒は頭が良くて、すぐに要領を飲み込む。わたしがやって見せると、すぐにできるのだ。発音も注意するとすぐに直る。ニコくんより、よっぽど上手だ。


 そして、辛抱強い。3時間練習したのに最後までニコニコして頑張った。将来は大学で日本語を勉強したいそうで、嬉しくなるーーーこんな生徒を教えてみたい。がんばれ〜、 ぱやや〜ん、すうすう!


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2016-12-04

Shelpas:The True Heroes of Mount Everest

16:04

 

 日曜日。今日、午後から生徒を連れてスピーチ練習に来ると言っていたニコくんが来ない。

連絡もなく、またすっぽかしかな? と思いながら、エベレストドキュメンタリー番組を観ていた。


 ネパールが恋しくなるとヒマラヤドキュメンタリー番組を観る。新しい「Shelpa」の番組がアップロードされていて、目が釘付けになった。

 地球温暖化が進んで、氷河が後退し、雪崩がひっきりなしに起こり、ルート工作をするシェルパは常に危険と隣り合わせにある。目の前で仲間が死に、もうこの仕事は辞めようと思いながら、それでも家族や子供の教育のためにと危険な仕事を続けている。


 ドルチェシェルパは家が貧しく学校に行けなかった。兄弟がカトマンズの学校へ行くために村を降りた時、ひとり残ってヤクの世話をしていたのだと、涙を浮かべながら話していた。小さかったときの寂しさと悔しさが蘇ったのだろう。

 

 シェルパにとってエベレスト高収入を得ることができる魅力的な仕事である。

Camp1〜Camp4までのキャンプ設営の荷揚げがあり、高度が上がるほど日当が高くなる。1シーズンで1年分の収入(3000US$〜5000US$)が得られるのだ。しかしながら、それは危険と隣り合わせの高度で、26キロもの荷揚げに値する額だろうか?ーーーエージェントによっては、ものすごく安い日当で雇っている場合もある。


 私も登頂者の一人であり、もちろんシェルパのサポートで登らせてもらったのである。

シェルパがレート工作をし、荷揚げをしてテント設営をした。3人のシェルパはよく働いてくれたし、親身にサパートしてくれたことは一生忘れることができない。

 そう、このドキュメントのように、ヒマラヤにおいて、本当のヒーローはシェルパたちなのである。


 ターメの村に住むドルチェシェルパの奥さんは、天候が悪くなるたびに旦那さんの心配をしている。

「おんまにぺめふむ」というマントラの祈りの言葉は「あなたと共にいられますように」という意味なのだそうだ。

 ーーーなんだか、心が寂とした。



2016-12-03

4年生たち

21:01


 研修中の4年生たちがやってきて、スピーチの原稿を直す。

みんなどうしているかと思っていたので嬉しかった。テンくんがえらく日本語が上手になったのでびっくりして

「すごい、上手になったねぇ」と感心すると、「日本人の先生がいます。一日中、日本語を話していますから」と嬉しそうだ。


 そうか、それは良かった。日本人教師がいると、やっぱり会話も文章も上達する。

反対にタイ人の日本語教師だけだと、せっかく今まで勉強していたことがダメになってしまうのだ。ネイテヴの発音はきれいだし、助詞の使い方などは感覚だけで直せるからね。ーーーこれは説明するほうが難しい。


 なにはともあれ、上手になると嬉しいね。

4年生の生徒たちと中高生の引率で、ノンカーイに開かれる日本語スピーチコンテストのタイ東北地区大会に行くことになっている。

 ここで優勝したら、中高生はバンコクで行われる全国大会に出場できる。ーーーがんばれ〜!


Nightmare on Everest (2015)  https://youtu.be/Onyu2ax3t5w

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