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fuchan1839の日記

2016-08-25

お昼ご飯

19:59


 時々、生徒と一緒にお昼ご飯を食べている。今日は日本語教室でお昼ご飯。

お昼やすみになると、日本語教室には1年生や3年生も集まってくるので、コミニケーションを取るのにはもってこいだ。


 1年生は受け持っていないので、自己紹介してもらったり、どこからきましたか?とか、家族は何人なの?とか、いろいろ質問する。わからないときは、先輩がタイ語説明してくれる。

 いまの3年生が1年生だったときのことを話したら、大受けだった。

「うるさいし、勉強しないし、いつも、にゃっぷ!にゃっぷ!(うるさ〜い!)って、怒りました」とバラして、大笑い。


 今日、2年生の女子と話しているうちに、バンコク日本語教師をしている友人と結婚した相手の妹だということがわかった。

マイちゃんという元気な生徒で、学校の前のアパートにスッテダーさんと住んでいるという。3人でシェアしているというので、もう一人は誰?と聞くと、1年生のレディボーイっぽい、男の子だって......。

 ーーーなんか、タイらしいじゃん?


 即、「マイちゃん、こんど、遊びに行ってもいい?」と聞くと「いいよ〜!」とのことで、来週の日曜日に遊びに行くことになった。マイちゃんも料理が上手だそうで、タイの甘いスイーツを教えてくれることになった。おお、たのしみ〜!



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2016-08-23

風邪

10:01

  

 先週、2年生のチョンプーさんが「先生、風邪をひいたときは、どうしますか?」と聞くので、

わたしは、しょうがとハチミツのホット・ドリンクを飲みます」と言ったら、「しょうがは辛いです」という。

「それから、風邪をひきそうなときは、ニンニクたっぷりのカレーを作りますよ」と言うと、

わたしは今、風邪をひいています」と、なかなか上手な日本語で話す。


 その風邪が移ったのか、昨日から喉が痛い。

今日、2年生のクラスで「わたしはいま、風邪をひいています。のどがいたいです。みなさん、しずかにしてくださいね!」というと、チョンプーさんが

「先生。今日、わたしカレーを作ってきました。いっしょに食べましょう〜!」と言う。

「それは、グッドタイミング! 風邪が治ります」と昼ご飯を一緒に食べることになった。


 授業が終わり、教室の掃除をしていると、同じ2年生のスッテダーさんがやってきた。

なんだか様子が変だ。「どうしたの?」聞いたら、泣き出した。「なになに?なにがあった?」とチョンプーさんに尋ねると、タイ語の科目が 「I」で、お寺に1週間、座禅にいかなければならないとのことだ。

「いったい、どんな課題なの?」と聞くと、日記を書く課題で、毎日いいことを一つするという目標で、30枚の画用紙に書いたイラスト入りの提出物だった。タイの生徒らしく、おしゃれに綴じてあり、本になっている。その表紙に無残にも大きな❌印がついている。ーーーえっ? 無神経な先生じゃん!


 「これのどこが悪いの? おかしいのは 先生じゃない?」と憤慨しても、タイの先生は絶対的な存在で、生徒は文句が言えない。

そのうち、3年生もやってきて、「みてごらんよ、すごくいいじゃん?」と同意を求めると「ぼくは、Cでした」と優秀なギャップくんが言う。

 みんなであれこれと慰めてもよほどくやしいのか泣きやまず、「じゃあ、わたしが特別賞をあげよう!」と彼女にセーラームーンのキーホルダーをあげると、3年生が「わあ〜、セーラームーン!ぼくも好きです」と大騒ぎ。


 なんとか騒ぎも収まって、みんなでカレーを食べた。

チョンプーさんに「料理が上手ですね」と褒めると、「上手じゃないけど、作るのが好きです。みんな、喜んで食べてくれるのが、嬉しいです」とのこと。 彼女は教えた味と同じカレーを作って持ってきた。なかなかいい味覚をしている。ーーーさすがだね〜!


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2016-08-22

3年生「作文」

14:28


 3年生は論説文の構成を教えてほしい、との要望だが、タイの生徒は文章の構成ができない。

日本で修士を取ったタイ人の教師によると、もっとも苦手なことらしい。何でもかんでも首尾滅裂に並べていく。2年前に教えた2年生もそうだった。書いた文を同じカテゴリーに入れる練習をした。


 今回は反対側から訓練することにした。

5、6枚のメモ用紙を用意して、テーマについて書きたいことをなんでも書いてもらう。それをカテゴリーに分けて、どのカテゴリーの文章を一番先にもっていくかを決める。そのあとに続く文章を並べていくだけ。最後に全体のまとめを書いて、最終的にインパクトのある題をつける。


 毎回、モデル文を作って、生徒に構成をさせている。

3年生は昨年、プレゼンテーションの授業をしたので、少しはまとめられるようになった。どう組み立てたらインパクトのあるプレゼンができるか、ということを教えた。

 文章も同じで、最初のインパクトと最後のまとめがたいせつ!と力説する。


 と、いうわけで新しい試みだ。どうなるかな。ーーー考えてみると、いい小説は出だしにインパクトがあるよね。出だしの一文ですべてが決まる。


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2016-08-21

「 東京タワー オカンとボクと時々オトン」リリー・フランキー

22:23


  『それはまるで、独楽の芯のようにきっちりと、ど真ん中に突き刺さっている。

 東京の中心に。日本の中心に。ボクらの憧れの中心に。きれいに遠心力が伝わるよう、測った場所から

 伸びている。

 時々、暇を持て余した神様が空から手を垂らして、それをゼンマイのネジのようにぐるぐる回す。

 ぐるぐる、ぎりぎり、ボクらも回る。

   ーー中略ーーー

 5月に、ある人は言った。幸せな家族をつくることは本当に難しいのだと。』



 親孝行なタイの生徒たちに、この本を紹介するのはどうだろう。

まわりの人たちに美味しいものを振舞って安心しているオカンは、タイ人と似たところがあるかも? なんたって、タイ人のあいさつは「ごはん、たべた?」なんだから。ただのあいさつだとしても、嬉しいもんだよ。

 実際にバスを待っていて、そばの東屋で食事中の家族に「ごはんたべた?」と聞かれて「まだ」と答えると、

「ほれ、たべていきんしゃい!」とオカンのように言われたことがある。「ありがとう!」とその場に座り込みビールまで頂いて、バスに乗った。ーーーな〜んか、こう、嬉しかね〜!。

 


 この本は、社会人学生だったとき、カナダコーヒーショップの片隅で一気に読んだ。

一緒に語学研修に参加した学生が読み終わった本を貸してくれたのだ。発売後、1ヶ月で10万部売れたんだとか。その後、テレビ、映画などになり、話題を呼んだ。

 

 YoutubeにUPされたテレビドラマを見た。今日、仕事をしながら2度目を見ていた。これはオカン役が賠償美津子でオトンが泉谷しげる。二人とも、うまかね〜!ーーーすっかり、九州弁になってしもうたわ。


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2016-08-20

「吾輩は猫である」夏目漱石

17:32


 2年生の「日本文学」は文学の歴史と代表的な作家を、との要望なので、そのうちの一人に、千円札にもなってる夏目漱石はどうかと思いデジタルで検索したら、著作権切れだそうで何冊かフリーで読むことができた。有名な出だしの『吾輩は猫である』を選択


 だが、ページ全体が漢字だらけで真っ黒だ。内容もいまから100年以上も前のことで、当時のインテリには受けたかもしれないが、いまのわたしにも難しい。そこで、あらすじをまとめ、出だしの2、3ページ、『吾輩は猫である。......』から始まって、書生に捨てられ、苦沙弥先生のところに辿りつくまでを紹介することにした。


 漢字だらけなので、ひらがなになおしたり、ルビを振ったりで、やたらと時間がかかり、昨日は疲れて9時に寝てしまい、今朝は7時にお隣りのおちびちゃん起こされた。おちびちゃんは眼が覚めるとパジャマのまま、わたしの部屋に飛び込んでくるのだ。


 みんなで市場に買い物に行き、朝ごはん。その後、お隣さんは教会へ。わたしはまた「吾輩は猫」の続きをはじめて、3時過ぎにようやっとまとまった。

 ーーーやれやれ、タイ語の本だって読まない生徒に....。猫に小判かも?と思わないでもない。


 でも、ま。漱石を再読できてよかった。こんなことでもない限り、再読することなんてないだろうから。それに新たな発見が....表現がリアルで言い得て妙。さすが文豪ですね。


 で、猫はどうなったかというと、主人のビールを舐めて水瓶に落ちてしまい、いくらもがいても這い上がれない。

『次第に楽になってくる。苦しいのだか有難いのだか見当がつかない。水の中にいるのだが判然としない。何処にどうしていても差し支えはない。ただ楽である。

 否、楽そのものすらも感じ得ない。日月を切り落とし、天地を粉せいして不可思議の大平に入る。吾輩は死ぬ。死んでこの大平を得る。大平は死ななければ得られぬ。南無阿弥陀南無阿弥陀仏。有難い有難い。』


 川端康成堀辰雄も再読してみようと思っているが、どうかな? デジタルは眼がすうすうしてすぐ眠くなる...。本はやっぱ、紙がいいね。


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