雨の週末


 今週から油彩クラスは人物でバレリーナ
日本人離れしたプロポーションと彫りの深い顔立ちに、同性ながらドキドキしてしまう。
「ねえ、子どもの頃バレーリーナに憧れなかった?」と仲間に聞くと
「そうそう、バレリーナとピアノに憧れたね!」とのこと。都会の子供もそうだったんだと思う。


 そうよねえ、あのころ女の子の漫画といえばバレーのものだったもの。そして、ピアノは中学校にしかなくて、こっそり音楽室に入っては弾いて意地悪な女先生に鍵をかけられていた。
 いまは大人のためのバレエ教室もあり、習っている山友もいるし、リタイアしてからピアノを習い始めた友人もいる。やっぱり、憧れたままでは、人生に宿題をし残したような気分なのかもね。


 何かを始めるのに、遅すぎるってことはないし、やらないよりはやったほうがいい。バレエの友人はとても姿勢がいいし、ピアノで左手を訓練するのはボケ防止にいいと言われているもんね。
 と、思いながら、終日キャンバスの前に座っていました。