我が家には、兄や私が幼児期に読んでいた絵本が何十冊も残っていて、物置化している書籍部屋の本棚に置いてある。おさるのジョージシリーズやバージニア・バートン作品など一部の絵本は、そのコレクションのなかから我が家の子どもたちに引き継がれているけど、大半の絵本は(気になりつつも)埃をかぶったまま本棚に置き去り。
ご本人が覚えているかも不明だけど、母がその昔、”リタイアしたら児童図書館みたいなのをやりたいから取っておいて”と言っていたこともあり、今まで大事に保管しておいたけど、どう考えてももしも実現するときには新しく本を買った方がよいような保管状態なので、先週の土曜日に”虫喰いのまま本棚に置きっぱなしになっているくらいなら、読めないほど汚い絵本はこの際処分しよう”と決心して、在庫絵本の5分の1くらいを引っ張りだして、整理を始めた。
ところが、ところが。いざ出してみると、どれもこれもサニスケに読んであげたい絵本ばかり。てゆーか、この数十冊を交代で出してあげれば、新しく絵本を買ってあげなくても済むではないか!!という家計にも環境にも優しいアイデアを思いついた(遅)。
そんなわけで1960年代から1970年代に刊行された絵本たちの一部をアルコールで拭いて、寝室のサニスケの絵本置き場へ。夜に気がついたサニスケは、”わぁ!!なんでこんなに新しい本が増えてるの〜!!”と大喜び。なかでも、かこさとし”あかいありとくろいあり”が気に入った模様で3晩連続で読み聞かせ希望。かこさとし作品は私自身も大好きだった記憶があり、まだまだ在庫があるので、色々な意味で嬉しい。不思議なもので、サニスケが気に入る絵本は、私自身が大好きな作品が多いので、絵本という存在の普遍性をしみじみ思う。
ちなみに一部の絵本には兄の印鑑が押してあり、サニスケから質問されたので、”それはGさんの絵本だからだよ”と教えてあげたら、次から”Gさんがつくった絵本を読んで〜”と言いながらもってくるように。微妙に違う気がするけど、まいっか。
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