プノンペン 日本食レストラン「独断・偏見」ガイド
在カンボジア日本人長期滞在者は1000人以下だがそれでもかなりの数の日本食レストランがプノンペンにある。
日本食レストランの充実度は、日本企業(の駐在員)の存在と、現地人の経済状況に比例する。たとえばタイの日本食レストランは非常に充実している。店の数、料金設定、味や素材の新鮮さ等日本の地方都市など足元にも及ばない。(「世界で一番やすくおいしい寿司を食べれる国」とどこかに書いてあった) これはタイの日本企業の駐在員がお金使うので利益を確保できるからである。(そしてあまり利益の上がらない定食にも力を入れ、お金の無い現地組日本人や旅行者が恩恵にあずかっている)また余裕のあるタイ人も日本食を食べに行くので少し味と値段を落とせば、タイ人相手の商売も成り立つ。
しかしまだプノンペンには日本企業は殆ど入っていないし、日本食を食べに行くカンボジア人も少ないので、まだまだお得感のある日本食レストランは少ない。結果的に、日本的な「寿司、てんぷら」といったものより、長期滞在者が毎日食べれる日本の普通の食事に的を絞った店の方が健闘しているように感じる。
では独断・偏見」ガイド
おりがみ
最近移転・リニューアルした。(比摩人のとなり)
お寿司、刺身は他の日本食レストランを寄せ付けないほどおいしい。
二階の座敷は公式のミーティングにも使える。全体に高級志向化しているが、プノンペンの日本食レストランの中では一番しっかりしているように思える。値段はやや高いが内容が見合っている。従業員の服装・態度もきちんと指導されていて気持ちいい。オーナーと思える女性は押しが強いので、人によっては苦手なタイプかも。
ランチは5ドル程度だが、お得感はない。10ドルのおりがみ御膳の方がコストパフォーマンスは良い。安売りでは勝負しないようだ。日曜は休み
比摩人 (ひまじん)
日替わりランチ(5ドルから6ドル)はお得感あり。和洋が入れ替わるので毎日通える。日本的洋食(たらこスパゲティなど)のメニュー充実している。本の貸し出しもしている。客層は日本人が殆ど。
比摩人ランチ(5ドル コーヒー付き)
おはん
最近オープン(2006年7月ごろ?)。ビルブライト大学やパソコンショップAnAnA近く。ホーチミン市にある日本食レストランの支店のようだ。定食が充実している。今後の動向が楽しみな店。うな丼に、ふた切れしかうなぎがのっていなかったのが残念。日曜は休みのようだ
おはんの日替わりランチ(5ドル)
こころ
日本の食堂という感じ。焼き魚、煮魚など、日本食を毎日食べたい人用のメニューが多い。メニューにはばっとしたものは全くないが、意外にも常連客をつかみ、堅実な経営になっている。(JICAなど援助関係??) ハンバーク定食を食べたが、冷凍物で中がまだ冷たかった。
大和
モニボン沿い。かなり広い店内。鉄板焼きに力を入れているようだ。全体に味はかなり現地向け?というか大味(とくに丼物)。その分値段は少し安い。客層はかなり広い。
すずめ
居酒屋にありそうなメニューが充実している。お酒の好きな人にはよいかも。昼は定食もある。
数回行ったが、店長がタバコをふかして店のイスに座っていた。従業員がすると即首になるようなことを店長がするのは感じがよくない。でもそれが逆に常連の人にはフレンドリーと映るのかも。
四季
焼肉屋。フィリピン大使館近く。昼の定食の豚焼きはお得観あり。(一説では、牛よりもこの安い豚が一番おいしいといわれている)
銀座
カンボジア・クロム通りをかなり、西に行ったところにある。店のつくりは「日本」という感じを出そうとしているが全体に中途半端。料理まあまあ。この程度なら大和に行こうかと感じ。
ビュッフェの日本食コーナー
注:たまたま行ったときがそうだったのかも知れません。。。
インターコンチネンタル
問題外。スモークサーモンで作ったぺらぺらで塩辛い「サーモン」と沢庵を乗せて海苔でとめた「沢庵ずし」のみが寿司コーナーにあった。こんなひどいものをこのクラスのホテルで出しているのはすごい。マネージャーはちゃんと仕事しているのだろうか。
サンウェイ ホテル
週に一日(たしか水曜)日本食ビュフェがある。(今もしているか不明。実際に行ったのは1年以上前。。) 値段は高ったが($18?)内容は充実。生サーモンがドンとおいてあり、おいしかったのでがつがつ食べたらお腹を壊した。
トンレパサック レストラン (11ドル)
マオセトン沿い、トールトンポン近く。ビュッフェ専門店。日本食コーナーはサーモンとさばの刺身。あとオリジナル巻き寿司。サーモンはけっこうおいしい。天ぷらもあるが衣がバリバリ・ゴワゴワしている。