夢の果てまでも

ハロー日比谷ァ!

ディズニーとのコラボTシャツ完売ということで絶好調のTRICERATOPS

ま、冗談はさておき、ピロウズに続いてバンドの15周年東京公演に行ったことになりますね。

17時57分頃にはもうSEがデカくなってきてて、定時スタート!

しっかり記念日、お誕生日ということでいつも以上にフォーマルなスーツに
身を固めてきた三人。優雅とも言える動きでスタンバイ。

鳴り響く「GOING TO THE MOON」のリフ。

当然会場は総立ちでお出迎え!

「明日は今日より良い日でありますように」パートで
和田唱が物凄くクネクネして一部のお客さんに超ウケてた。

それだけ気合が入ってたってことだろーね。

そしてFEVER!!

そのままカウントしてI GO WILD。
結構先日の高崎のツアーと同じ流れなので、
基本的にツアーのセトリから変えてないのかなーと思った。
(他のワンマンでのセトリは見ていないのでなんとも)


和田唱「ようこそ日比谷ー!!」

和田唱「よくこんなに集まってくれたね!」


和田唱「若いころならここでよっしゃー行くぜー!つって激しいナンバーをやるところだけど」


    「いかんせん、俺たちは15歳の誕生日を迎えました。大人です」


    「だから、ロマンチックに攻めるのでロマンチックに踊って応えてほしいな」


シラフの月、if、MILK&SUGARといったムーディなバラードが続く。

ムーディな曲だからこそ歌詞が染みてくるわけで、
まあどれも恥ずかしい。恥ずかしくて、生々しい。故にふと心に刺さる。

僕は少なくともTRICERATOPSの歌詞についてはそういう位置においてます。

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和田唱「雨、止んだね!」


和田唱「本当色々運命的で、ちょうど7/21はデビューしてまるまる15年で、
     野音ってそもそも抽選が凄くてなかなか取れないのに・・・
     ロックの神様が振り向いてくれちゃったね

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中盤では椅子を用意しての完全なアコースティックタイムへ。


ここでデビューシングルRaspberry発売時のひと悶着についてMC。

スタッフやレコード会社はデビューシングルはRaspberry一択で推してきたが、

吉田佳史が「この曲をファーストシングルにして、Raspberryはセカンドシングルにしては?」

とアイディアを。(ヨシフミいわくロックの神様が降りてきた)

で、

和田唱

「すげえ素敵なアイディアだと思ってさ!

 当時の8インチシングルのデザインとかまでバシッと考えてさ、

 これで行きましょう!ってレコード会社の人に伝えてね」



和田唱「却下されたね」



Raspberryは大切な曲だし、結果オーライだと語り、

件の曲「プレゼント」へ。


しかし、歌詞を二番と混同し、失笑しつつ歌う感じに・・・



「たくさんデパート行ったね」
会場爆笑wwwwww


三越、西武、高島屋の三店らしいです。

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次は公園でも行こうか、とWALKIN THE PARK。

そういえばここは日比谷公園の中ですしね・・・

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林とヨシフミのリズム隊だけのセッション終わってからの一曲目はまさかのSHORT HAIR。

Base Ball Bearのショートヘアーも悪くはないけど、

やっぱり僕にとって、ショートヘア女子大好きな身としてもこれはっ!

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FLY AWAY、MIRROR、JEWEL、定番曲ではあるけど、日が暮れていく中で
霞が関をバックに、隣の知らない人の二の腕が素敵で。

紡がれていく名曲たちですよ。
(余計なの今入ってたよね)

そして


和田唱「皆の声聞かせてください!」



Say yeah!

Say all right

Say yeah!!!

Say all right!!

OK、1,2,3,4!




文字であのリフを表せないのが残念です。


そう、ROCK MUSIC、欲しいものはそれだけ!


サビは当然会場合唱、ソロを終えてアウトロに入ったところでお待ちかね、
ロックン・ロール・メドレー!!Beatlesの中でも大好きなDay tripperから、
ストーンズ(多分)、AerosmithQUEEN!!

もうね、高校の時の洋楽ちょうかっこいい聴いてる俺もちょうかっこいい

みたいな頃のあの感じが甦って和田唱ちょうかっこいい。


和田唱「ありがとうTRICERATOPSでしたー!!」


ROCK MUSIC 欲しいものはそれだけ

ROCK MUSIC 腰をくねらせば It's all right!

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アンコールでは皆ジャケットの下にTシャツ着用の王道ロックスタイル!

「ほんとうに来てくれてありがとう!気持ちを曲で返します」

→僕らの一歩

和田唱

「今日は俺らがデビューした、特別な日です。特別な日に特別な曲をやります」


「・・・ちょっと上げてこうか?w」


「日比谷ー!!!!!」



→Raspberry


本人たちには当時のいろいろもあっただろうと思う。

ただ、俺から見て、シンプルなリフ。4つ打ち
日本人がノリやすく、覚えやすいサビ。

かっこ良すぎるギターソロ、甘すぎる歌詞。

デビューシングルにして頂点だと思っている。

それでいてTRICERATOPSには色々なキラーチューンが他にあるからそこは安心だけどね。

普通こんなの作ったらこれ頼りになりかねんよ。

「自分たちのキラーチューンを超える」ってバンドの課題だよなって思ってて、

キャプテンストライダムはマウンテン・ア・ゴーゴーという大きな山を
超えられなかったと思う。個人的には恋するフレミングはそうなれると思ったけどな。

テレフォンズはurban discoを超えたから今がある。

Raspberry 踊ろうよ それで全て上手くいく。

楽天的を通り越して魔法だと思うんだな。

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ここで終わっても綺麗だったけどまだまだ、ダブルアンコール!

ずっとやりたいというお客さんに対して

和田唱

「気持ちはわかるけどここはオフィス街だから・・・!」


「もう嫌なこととか出し切ったかも知れないけど、
もしまだ残ってるなら、0.1%でも!出しきって帰って!」


「次の曲の最後のところは歌ってください!」


「いやもう最初から歌って。」


「嫌なこと出し切って、明日からは新しい自分で」

トランスフォーマー


歌って踊って合唱して終わった。

the pillowsの時のような涙も重たさもないのは、

TRICERATOPSには悲壮感みたいなものが良くも悪くもないからだろう。


いつも通りのライブだったと思うし、それでいいと思う。


ただ、ロックンロールの魔法をわかりやすく伝えてくれる、
日本には稀有なバンドとして、これからもビシッとキメて欲しいよね。



和田唱


「僕たち、私たち、トライセラを好きでよかったって 


 絶対思わせてみせるから」


Raspberry 踊ろうよ それで 全て うまくいく