障害受容ーリハビリテーションにおける使用法

「障害受容ーリハビリテーションにおける使用法」という本を1000円で売ってます。↓に説明がありますのでご覧いただけましたら幸いです。「障害受容」という言葉に少しでも違和感を持っている方がおられましたら、ぜひ読んでいけたらと、かように思っているしだいでございます。「障害受容」という言葉に違和感がなくても、よかったら読んでください。「障害受容?初めて聴いた」という方も、もしよかったら、どうぞ。
http://www.arsvi.com/b2000/0608ta.htm


のざりんさんがしてくれた宣伝↓
http://d.hatena.ne.jp/x0000000000/20060816/p2
のざりんさん、ほんとにほんとに、ありがとうございます。

2006-08-16
■[info] 『障害受容――リハビリテーションにおける使用法』
リンク元を見ていたら、「障害を受容するということ」で来られている人がいらしたけど、ここのブログを見ても、そういうことを書いてあるわけではない。むしろ違う人のところに行きなさい、と書こうとしたら、ご本人から宣伝してもよい、と許可いただいたので、紹介させていただこう。

『障害受容――リハビリテーションにおける使用法』

最近は、リハビリテーション業界のなかでも、対象者の訓練に対する意欲のなさや固執について「障害受容できていない」というような表現を用いることに対して、反省的態度を促す批判的言説もでてきていますが、私自身は、反省的態度のみで終わらせるだけでなく、「障害受容」という言葉がなぜそのように用いられてしまうのか、リハビリテーション従事者でさえ、それこそいつのまにか「障害受容」という言葉をそのように用いてしまう、その「仕掛け」を知りたいと思いました。つまり、本冊子では、リハビリテーションの内在的な問題に射程を置き、そのなかで「障害受容」という言葉がどこに位置づいているかを考えたわけです。ですから、本冊子のタイトルを「障害受容−リハビリテーションにおける使用法−」としました。

著者自身による紹介です。僕も論文の段階で読ませていただいたが、これはやはり作業療法理学療法を志す人、とりわけ学生にまずは読んで欲しいかな。それを著者も望んでいるはず。ねぇ?

博士論文はズバリ、「リハビリテーション社会学」でお願いします*1。

著者のホームページはこちら。

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1:いま思い出したけど、8年ぐらい前、前の職場で「(障害者ではなく)社会をリハビる」って、いいんじゃない?とか話してたのをふと思い出した。

[コメント一覧]
# fugu1 『のざりんさま、宣伝ありがとう!のざりんさんのおっしゃるとおり、まず学生さんに読んでみてほしい。うん。でも、いろいろな方に、もし読んで頂けたらとてもうれしいです。「障害受容」という言葉に引っかかる人、引っかからない人、いろいろだと思うんですが、なにか気になる、ぐらいでも、ご関心持っていただける方がおられましたら、ぜひぜひご一読いただきたいと願っております。』 (2006/08/17 22:42)

# x0000000000 『ということですので、みなさん読んでください。
僕はとりわけ、僕が出た学校の医学部保健学科の人に読んでほしいのです。もちろん、それ以外の方もおすすめ。
こういう仕事がどんどん増えていくといいなぁ。(人任せ)』 (2006/08/18 11:07)

# acceleration 『リンク先読みました。
立岩っぽい(笑)、というのが第一感。
(立岩大先生、影響強すぎ!)
とはいえ、こういう自分のギョーカイで使われている言葉への違和感から出発する、それにこだわりつづける、というのはとてもいいですね。
僕も似たようなこだわりを持ち続けています。
もっとも、それにこんな風にきちんと言語化しようと思ったことはありません。自分なりの応答は現場で出していきたいと思っています。それでいいのかどうか、現場以外には発信しない、ということは誉められたことではないかもしれません。』 (2006/08/18 20:35)

# acceleration 『fugu1さんのブログにコメントしたつもりが、ブラウザの隣のタブに開いていたこちらにコメントしてしまいました。すみません。
fugu1さんの方には同じこと繰り返して書かなかったので、申し訳ありませんが、そのまま置いといて下さい。』 (2006/08/18 20:49)

# x0000000000 『了解しました。で、勝手にレスします。
>立岩っぽい(笑)
そうなんですよ、ふぐりんさん(笑)。やはりそう思われる方がいらっしゃいましたか。』 (2006/08/18 21:23)

# fugu1 『いやだ〜、ほんとう?初めて言われたよ。そんな、のざりんさんまで。いちおう私は自分の文体を目指してるんですけどねぇ。accelerationさん、きっと中を読んだら違う印象を持ちますよ。さぁ、買って。(笑)』 (2006/08/19 11:06)

# x0000000000 『正確に言えば、あのご論文は、最初と最後は立岩さんっぽい書き方だと思いました。真ん中の、聞き取り調査のところは確かに前の大学院の修士論文と同じような文体(さらに読みやすくなってる)ですね。要は、問題意識と結論の文体が立岩さん的だと。
僕はたぶん小泉先生の文体に影響されてると思います。でも哲学者は言い切ってなんぼとも思ってます。』 (2006/08/19 12:08)

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