琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

ディープインパクト、有馬記念で有終の美を飾る……

http://www.nikkansports.com/race/f-rc-tp0-20061224-134551.html

「ありがとう」とか言う気分に全然なれないのは、僕とディープインパクトの馬券の相性が激悪で、とにかくディープは僕が買っていなかったり、絶対来ないと思っていた馬を嬉々として2着に連れてくるんですよね。で、それはラストランまで同じだった、と。2着がオーストラリア帰りで前走は好走したものの53キロで、今回が一気に4キロも斤量増、そして日本でのレースは久々のポップロック、3着がマイルでも行きたがっていたので距離は絶対に持たない(とはいっても、馬連派の僕としては、まあ、3着は「負け」ではあるんですけど)ダイワメジャーと、2着候補としてバッサリ切ったはずの馬2頭が2、3着という最低の結末でした。ディープの最後の直線より、2着争いを観ながら絶望しまくってましたよほんとに。なんでこいつらが2着争いしているんだ……と。こりゃ最低のクリスマスイヴだ……
「ディープサンタがやってきた!」じゃなくて、「ポップロックキングボンビーがやってきた……」という感じです。ペリエ、その神騎乗を、なんで去年のデルタでやらなかったんだよ……
あと、ドリームパスポート内田博幸のヘタさには泣けてきた。騎手が外に出すタイミングを誤って直線行き場をなくし、最後は脚余しまくり。
しかしほんと、ディープってヒモに(僕にとって)ヘンな馬ばっかり連れてくるので、引退してくれて正直ホッとしました。

M-1グランプリ2006

個人的な感想など。
(1)POISON GIRL BAND 6点
 前半が冗長で、笑いどころに乏しい感じ。


(2)フットボールアワー 8点
 面白かったけど、最初の歌が長すぎたかも。これでチャンピオンになったの?とかちょっと思った。僕は戦隊モノとか好きなんですけどね。


(3)ザ・プラン9 6点
 「5人いること」をアピールしようとして、「要らんタッチパネル操作でかえって遊びにくくなったDSゲーム」みたいになってしまった印象。もっと面白いネタがありそうなんだけどねえ。


(4)麒麟 7点
 面白いけど、麒麟そのものを見慣れてしまったところもあり、本人たちも「みんな麒麟、知ってるだろ?」という感じでやっているような気がしてなんかすごく既視感が強かった。いやもちろん、それだけ売れてるっていう面もあるのだけど。


(5)トータルテンボス 6点
 「ポンコツラーメンか!」以外に笑いどころがない……というか、最後の殴り合っているところは、正直観ていて不快だったのですけど……「内腿かよ!」って意味はわかるとしても、必要なのアレ?


(6)チュートリアル 8点
 面白かった!そのあとで、「今年のなかでは…」と付け加えてしまいたくなるのだけど。


(7)変ホ長調 7点
 徐々にレギュラーメンバー減ってるし、チャンスやで〜、には黒く笑ってしまった。
 「個性」はあったけど、やっぱりこのメンバーに入ると喋りが素人だなあ、と思いました。


(8)笑い飯 7点
 今年のなかでは面白い。でも、笑い飯としては、去年のほうがネタは面白かったような気が……
 ところで、笑い飯が「高得点に驚いていた」っていうのは、「なんで他の連中はあのネタであんなに高得点?」と驚いていたのでは……


(9)ライセンス 7点
 ドラえもんネタ。いろんなパターンの「ドラえもん」が出てきたんだけど、面白いものとつまらないものの差が大きくて盛り上がりきれず。


 個人的には、チュートリアルフットボールアワー笑い飯がベスト3。
 番組では、チュートリアルフットボールアワー麒麟が決勝進出。まあ、フットボールアワー笑い飯は1点差だったので、僕の印象と審査員の評価は、同じようなものだったみたいです。でも、今年はなんだか全体的にレベル低いなあ……あんまり笑えない。「有馬ショック」が尾を引いているとはいえ……

<決勝>
(1)麒麟 8点
 さっきのよりこっちのほうが面白かった。「音」をうまく使っていたのも好印象。


(2)フットボールアワー 7点
 ちょっと岩尾さんの声の大きさで押そうとしすぎ?聞き取りづらいところもあったし、なんか終始同じような盛り上がりでメリハリがなかった感じ。


(3)チュートリアル 9点

 ゆきずりの女とも寝たわ。でも、誰一人チリンチリンの代わりはできんかった。

 面白かった!前と同じような流れだったのだけれど、こっちのほうが終盤盛り上がったし。オチにもう一押しあれば完璧だったのだけれど。でも、終わってみれば今年はチュートリアルの年になりましたね。

<審査結果>
チュートリアルのパーフェクト優勝!
チュートリアルは優勝に値する内容だったと思いますが、その他の低調さのほうが印象的だったかな……
あと、今田さんと眞鍋さんの司会は、ほんとうにソツがなかった。いかにもソツがなさそうな2人ではあったのですが。

「M-1グランプリ」と「K-1グランプリ」

 今回のM-1を観ていて、正直「行き詰まり感」がありました。これはK-1の現状に似ているかもしれません。僕がK-1を観始めたときに感じていた「面白さ」というのは、「まだ世界にはこんな『未知の強豪』がいたのか!」という驚きが大きかったような気がするのです。サップとかフィリオが出てきたときは、本当にワクワクしたものなあ。でも、そのK-1も、最近は同じようなメンバーで毎年決勝トーナメントをやっているだけのような印象なんですよね。だから、どうしても「マンネリ感」は否めなくて。新しい人が出てきた!と思っても、既存の勢力を打ち破るほどの実力はなく、ちょっと強い人と当たるとコロッと負けてしまう。結局「もう魚は獲り尽くしてしまったのだろうか?」と考えてしまうのです。大会そのものがメジャーになりすぎてしまったために、もう、選手はほとんどサルベージされてしまっているのだな、と。
 そして、今年のM-1にも、同じ印象がありました。M-1の裾野が広がりきってしまったために、今後「新星」が出てくる機会はほとんど無くなってしまうのではないかという気がします。漫才をやる人は、「まずM-1に挑戦する」という感じですしね。
 今年の決勝のチュートリアル麒麟フットボールアワーというのは、まさに「既存の勢力」なわけで、僕のようにお笑いの最先端を追いかけているわけではない人間にとってはとくに、「なんか新鮮味がないな……」と感じてしまう内容ではあったんですよね。そりゃあ、毎年南海キャンディーズブラックマヨネーズが出てくるわけはないのだと頭ではわかっていても。そして、毎年上位に顔を出している麒麟とか笑い飯とかが「こんなもんだろ」と出してきたネタでも、新勢力よりも面白いというのは、やっぱりなんだかもどかしい。あと、M-1向きのネタって、やっぱりありますよね。勢いのあるネタ、声や動きが大きいネタのほうが、こういう「一発勝負」では有利だと思います。

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