琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

赤いボールと青いボール

息子も1歳と3か月。だいぶいろんなことができるようになってきました。
先日、家で一緒に遊んでいたときのこと。
小さなカラーボールがたくさん箱の中に入っている玩具があるのですが、「色」という概念を覚え始めた息子に、
「じゃあ、赤いボールを持ってきて」とお願いしてみたのです。
息子が持ってきたのは、青いボール。
僕は息子に「これは赤いボールじゃないよ。赤いボールを持ってきてね」
と語りかけていたのですが、それを眺めていた妻が、あとで教えてくれたこと。

「あのね、ああいうときには、『これじゃないよ』って、否定するような言葉をかけちゃダメなんだよ」
「じゃあ、どうすればいい?」
「『赤』って言って、『青』を持ってきたときには、『持ってきてくれてありがとう。これは青いボールだね〜。(赤いボールを手にとって見せて)これが赤いボールだよ〜』って言ったほうが良いんだって」

小さな子供というのは、「違う」とか「ダメ」というような否定的な言葉を耳にすると、たちどころに意欲を失ってしまう、とのこと。
まずは「できたこと、やってくれたこと」をしっかり評価してあげることが大事。
「だって、自分を否定する人のために、何かをしてあげようとは、思わないよね?」

ちょっとした接し方の違いなんだけど、そういう「違い」の積み重ねが、どんどん大きな差になっていくんだろうなあ。


たぶんこれは、「小さな子供への接し方」に限った話じゃないはずです。

アクセスカウンター