琥珀色の戯言 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

この日記のはてなブックマーク数

2012-02-23 本村洋さんの「再婚」について

[][]本村洋さんの「再婚」について 本村洋さんの「再婚」についてを含むブックマーク 本村洋さんの「再婚」についてのブックマークコメント



参考リンク(1):「元少年の死刑確定に思う」(BLOGOS)

上記のエントリに、僕は基本的に同意なのですが、ひとつだけ気になったところがあるのです。

それは、最後の

今日初めて、彼は再婚していたとニュースで聞いて、少し戸惑ったが、まあ、それはそれでいいのかも知れないと思い直すことにしている。

という一文。


参考リンク(2):光市母子殺害事件 本村さん再婚していた(日刊スポーツ)


僕のなかの「理性」は、「ああ、本村さんは判決が出たら自殺するんじゃないかと心配していたけれど、これなら大丈夫だな。これから穏やかで幸福な人生をおくれますように」と呟きました。

でも、その一方で、僕もまた、「少し戸惑った」のですよね。

自分でも、理不尽きわまりないと思うのだけれども。


本村さんは被害者であり、もし、妻子がこんな犯人の犠牲にならなかったら、いまでも穏やかに暮らしておられたと思います。

あの事件で、すべてが変わってしまった。

あれから13年間というのは、当事者にとっては、あまりにも長い時間です。

亡くなられた奥様、子どもさんを思う気持ちが無くなってしまったわけではないだろうけれど、思い出と犯人への憤りでずっと生きていくのは、あまりにつらいはず。

これから生き続けていくために、新しいパートナーにめぐりあい、籍を入れたとうのは、全く責められるべきことではありません。

それは、すばらしい、歓迎すべきことのはず。


しかしながら、「本村さんが、一生、亡くなられた人たちへの変わらない想いを、独りでいるという行動で示し続ける」ことを望んでいる僕もいるのです。

僕が子どもで、自分の親が「再婚する」と言っているわけでもないのに。


参考リンク(3):「愛と死をみつめて」(男の魂に火をつけろ!)


上記で採り上げられている『愛と死をみつめて』の「その後」についてのエピソードも、考えてみれば、「人の心は移ろっていくものだから、ずっと『死んだ人に操を立てる』のが正しいというわけではない」はずです。

そして極め付きは、河野氏が『愛と死をみつめて』の読者だった女性と、1968年に結婚したときです。恋人の死を売り物にしておきながら、その恋人を裏切るのかと大バッシングを受けたのでした。

実に理不尽な話ですが、当時はそういう風潮が強かったんですね。ミコは、自分の死後にマコが解放されることを願っていたので、このバッシングはミコの遺志にも反していたんですけどね。

にもかかわらず、世間には「なんか違うんじゃないか」という反応をする人が、少なからずいたのです。

この件と、本村さんの話は、状況がかなり違うので、同じように語るわけにはいかないところが多いのだとしても。


本村さんの再婚に関する「2ちゃんねる」のスレッドをいくつか読んでみたのですが、「名無しさん」の書き込みのなかには、「妻子を裏切った」とか「『孤独な戦い』を演出するために、あえて2年間公表しなかったのは卑怯」というようなものも(少数派ですが)ありました。


いまの日本は、大切な人が亡くなったからといって、「殉死」するような社会ではないはずです。

でも、被害者に対しても「みんなが望む、完璧な被害者」であることを求める風潮があるんですよね。

こんな、誰がどうみても「本村さん一家が一方的な被害者であった事件」でさえ、「被害者の落ち度」を探す人がいたり、「被害者は被害者らしく、ずっと不幸を噛みしめ、しおらしく生活する」ことが望まれてしまう。

僕の中にも、そういう「期待」があったことを、今回、あらためて思い知らされました。


本村さんの再婚に対する一部からの「反応」をみて、本村さんが、再婚を2年間「言わなかった」のか、それとも「言えなかったのか」考えてみると、日本は、犯罪「被害者」が人生を取り戻そうとすることに冷淡な国なのではないか、という気がしてなりません。

「被害を受けること」そして、「みんなが期待している被害者であり続けること」。


「犯罪が起こった時点で、皆、敗者」

「皆」のなかには、本村さん自身も、そしてたぶん僕たちも含まれているはずです。

hanahana 2012/02/23 19:16 再婚していたと聞き、「えっ・・?」と思った一人です。しかし、そんな風に思った自分はやはり、本村さんが辛い思いを抱き続けた13年を人事にしか考えていなかったと恥じました。本村さんを支えてくれているパートナーが居たからこそ、戦えたのだと思います。が、再婚された方のことを奥さんではなく、パートナーと書き、やはり弥生さんとの未来があって欲しかったと思わずにいられない矛盾。本村さんが少しでも、心穏やかに暮らせる事を私は願うばかりです。

タコタコ 2012/02/23 20:07 本村さんが一生憎しみの中で生きていくなんてかわいそうです。
再婚と聞いて本当によかったと思います。
再婚について何だかんだ言う人が信じられません。
心安らげるひと時が再婚相手との時間に見出せるならば
こんな幸せなことはありません。
天国の弥生さんや娘さんも祝福しているに違いないです。
13年間大変な思いをして行動してきたんですから
そっとしておいてあげて、再婚を静かに祝福してあげるべきです。

どっぽどっぽ 2012/02/24 02:33 最初はやっぱり「え!?」って思ったのですがすぐに思い直しました。
いつまでも過去を引きずっていても心身共によくないとも思いますし、
なによりも木村さんを支えようと思った新たなパートナーも
並々ならぬ覚悟の上に決意したんじゃないのだろうかとも思えます。
どう考えたって判決待たずに再婚?! って赤の他人に絶対思われるでしょうし。
それでも木村さんの支えになろうとした人なんだから
今度は幸せに、そして少しでも過去の苦痛が和らげばいいなと思います。
逆にマスコミがネタになると思ってこういう記事を書いちゃう方が
なんか嫌だなって思います。

サッチサッチ 2012/02/24 08:43 事件当時22で今35歳でしょ、まだまだ先の長い若者に殉教者みたいな人生を期待するのは無責任な社会風潮だなと思う。むしろ、結婚して当然が私の感想。忘れる事は出来るわけないが一瞬でも忘れられる人生を送れるよう願っています。

サッチサッチ 2012/02/24 08:43 事件当時22で今35歳でしょ、まだまだ先の長い若者に殉教者みたいな人生を期待するのは無責任な社会風潮だなと思う。むしろ、結婚して当然が私の感想。忘れる事は出来るわけないが一瞬でも忘れられる人生を送れるよう願っています。

柳喜燕柳喜燕 2012/02/24 09:25 二年間言わなかったか、言えなかったか。。
私含む世間の人間にそんな事を言う必要がなかったということだと思います。

それにしても再婚してて良かったと思いました。

AdamAdam 2012/02/24 09:33
被害者が再婚するのを反対する風潮と共に、加害者が結婚するのを反対する風潮があることも疑問に思います。

みんな、人生の方向転換をする機会はあっていいですよね?

むっちゃんむっちゃん 2012/02/24 11:44 女性の視点から描かせて頂くと、
相手の女性にも相当な覚悟があったでしょうね 
周囲からは「『あの』本村さんと結婚するの??」と言われるし、
全てを故人と比べられますからね 
日本は故人を美化する風潮が強い上に、
何の落ち度もなく犯罪被害で亡くなられた(当時)新婚のかわいらしい奥様と比べられるんですよ
それでも、本村さんを支え、再婚を決意されたということは
本当にすばらしい女性と巡り会えたのだと思います

この再婚を祝福できない人が残念でなりません

ひなたひなた 2012/02/24 16:57 漫画やドラマのキャラクターのように感じて
一生寂しく人生を送って欲しいって考えてしまうのかもしれませんね。
ページをめくれば、数秒経てば切り替わるんじゃなくて、ずっと続く人生なのに。
同じ女性として結婚された方の重荷を心配してしまいます。
またそれも周囲の勝手な思い込みなのに。

みかみか 2012/02/25 18:41 卑怯だなどと言う人に対して本村さんに何の義務があるのか聞いてみたいです。

事件さえなければ本村さんの名前も顔も知らないままだったはずです。

一生忘れるはずのない、深い傷を負ったことに疑いの余地などなく
辛く苦しい思いをした分、判決が出たこれからの毎日が少しでも豊かであることを願わずにはいられません。

優しさを取り戻すために、死ぬほど苦労をしなければならないと会見でおっしゃっていました。
その気持ちを本当に理解できる人がどれほどいるのでしょうか。

彼を卑怯だと匿名で発言するような人間の言葉に
本村さんは傷ついたりしないと思いますが。

kitkit 2012/02/26 12:00 「死刑を望んでいいのは不幸な人だけ」
そんな空気があるんじゃないかと思ったり。

名無し名無し 2012/02/26 23:07 私も、このコメント欄と再婚の事実に、違和感を覚える一人です。
いくら本村さんが、妻子を殺された紛うことなき被害者とは言え、自分は幸せに?なりながら、加害者にはただ無慈悲に『死刑』を求める・突き付けるという姿勢は、少々身勝手なものなのではないでしょうかーー?

もちろん、元少年には同情の余地はなく、社会的にも死んだ方がいい、ただの気違いな殺人鬼であることには異存ありません。
ですが、もしこの『再婚』の事実が判決前に周知されていた場合には、また違った判決が出ていた可能性はないのでしょうか? 例えば、無期懲役に減刑されたりーーということです。

他人の不幸(死)を望む人間は、自らも苦しむことを覚悟しなければいけないと思います。『人を呪わば穴二つ』です。
「死刑にならないのなら、自分が殺してやる」と声を大にして訴えていた、あの会見は何だったのでしょう…? もし、本村さんに元少年を殺す機会があり、本当に殺してしまっていた場合、彼は再婚することも、幸せになることもできなかったでしょうに…。

そこが、みなさんが違和感を感じる要因なのではないでしょうか?
少なくとも、この違和感…、しっくり来ない、素直に喜ぶ気になれない、抵抗感の正体なのだと思います。

…わかってはいるつもりなのですが、私はどうしても釈然としません。

さっきの名無しなんですけどさっきの名無しなんですけど 2012/02/26 23:38 あぁわかった、違和感の正体。

『被害者づらするな!』だ。

自分は前に進みながら、他者を過去に置き去りにする姿勢が、殺人鬼の身勝手な姿とダブるんだ…。

自分が幸せになりたいのなら、他人を許す度量も必要だったんじゃないのか?
少なくとも、彼にはもう被害者面をする資格なんてないんじゃないか?
どうしても、強い違和感が拭えない。

…やっぱり、(再婚の)事実を“明かさなかった”のはフェアじゃない。
彼は、自らの手は汚さないままに元少年を殺す殺人鬼だ。
たとえそれだけの大義名分があるとは言え、このやり口は卑怯でしょう。過剰な同情を引き、ひと一人を殺す…。卑怯者に、正義なんてないですよ!

(殺された妻子に対する)裏切り者が、死刑を求刑する姿が許せない!!!!

鶴田鶴田 2012/02/27 14:41 や、いいんじゃないですかね。もともとこのかたは手に届く範囲に犯人がいたら殺してやるくらいのこと言ってましたし。そのためなら手段は選ばないでしょ。僕が同じ立場でも同じことしてたと思います。
死によく犯人に幸せな自分たちの姿を見せてやる、くらいのことだって思うかも。
清廉である必要性なんかないでしょ。

miimii 2012/02/27 22:14 再婚されていたと聞き、ただただ良かったと感じました。
人ごとながらホッとしました。
静かに祝福の気持ちを送りたいです。
勝手なことは言えないですが、
きっと尋常ではないほどの精神力で生きてこられた年月だったと思います。
そんな本村さんを支えている方がいたと知り、本当に良かったと思いました。

h.h. 2012/03/01 13:14 再婚というのはおめでたいことだと思います。
被害者ヅラするな、というのは実際被害にあっているのだからおかしいし、やはり他人事のように考えているのだと感じます。
本当の遺族の悲しみははかり知れませんが、自分の愛する家族を殺されて相手を憎まないのは無理でしょう。
それに守れなかったと自分を責めたと思います。
そんな不安定ななか支えてくれる人が出来たのは幸せだと思います。
亡くなられた奥さんに無礼だという人がいますが、
奥さんも子供さんも、お父さんまでずっと悲しいことを望んでいるはずがないと願っています。

NaoNao 2012/03/02 14:14 再婚の話をここで見て「え?」って思った一人ですが、その理由は「TVでそんな話聞いてない」からです。
今日、偶然知ったから。
パートナーが現れた事は不幸中の幸いだと思います。
一生不幸なままでいるなんて、傍観者からの横暴でしょ?幸せになったら、過去の他人の過ちをすべて許すなんて、自分には無理です。
これからの人生、より多くの幸せが訪れる事を祈るのみです。