2012-05-23
■[プラモデル]第23回モデラーズクラブ合同作品展2012
5月19日と20日にツインメッセで開催された、いわゆる静岡ホビーショー。今年もK2Cの一員として行って参りました。
今回のK2Cブースの目玉は何と言ってもK2C鹿児島支部から参加されたカールおじのぶたさんの各種原寸模型でしょう。
写真手前から、タイガーIIの88mm砲弾、同じくタイガーIIのマズルブレーキ、パンターの赤外線暗視装置、その奥に見える”人”が1/1両津勘吉、サングラスのダンディな紳士(昭六さん―腹ペコさんのお父上です)の向こうに見えるのがストームタイガーのロケット砲弾ときたもんだ。いずれも手作業によるスタイロフォームの削り出しで作られているというから尚更驚きです。
ちなみに、写真右の若干見切れてますが、赤いポロシャツの男性がカールさんです。
こっちからの写真だと両さんがよくわかりますね。
今年は会場内をまわることができず、あまり他の作品を(毎度ながら自分の物も)撮影できなかったのが心残りです。
とは言え、拝見できた作品は相変わらずハイレベルなものばかりでした。自分にできることと言えば、毎年のことながら、静岡から帰ったらせめて手持ちの作りかけくらいはきちんと完成させようと心に誓うのが関の山なんですが。
それから今回、個人的に目についたのが(毎年参加されていたかもしれませんが)、小学校とか高校とかの模型クラブの展示でした。
年期の入った趣味人が高い技術を披露してくれるのは勿論見応えがあるのですが、少年少女(まあほとんど男の子でしょうが)が楽しんで作ったであろう完成作品は、それとは違った楽しみがあります。どれも自分が10代の頃作ってたものより上手いし。
いずれにしても、僕らが小さな頃とは違って、プラモデルが決して安上がりな趣味ではない昨今に、こうして展示会にまで参加する小中高生がいるというのは嬉しいものです。
ちなみに、今年は飲みもあまり出られず、夕食後は宿に戻ってすぐ寝てしまいました。おかげで朝食は美味しくいただきましたが。
だから酒もそんなに飲まなかったのですが、「花の舞」の純米生酒。淡麗で、たぶん辛口なんだろうけど、後味にほんのり甘味が残る感じ。これは美味かった。
静岡おでんと共に、静岡の楽しみが増えました。
2012-05-10
■[音楽]モーニング娘。「気まぐれプリンセス」を今更ながら紹介したい
2009年10月28日にリリースされたモーニング娘。41枚目のシングル。
「リゾナント・ブルー」に始まり、「しょうがない夢追い人」「なんちゃって恋愛」を経た、高橋愛リーダー時代のモーニング娘。のひとつの到達点だと、個人的に評価している曲です。
視聴して「可愛いなあ」とニヤニヤしながら幸せな気分になれるか、というと、全くそういう要素が無いため、これがいわゆる「アイドル」の歌か?というといささか疑問ではありますが。
「気まぐれプリンセス」といっても何のことはない、歌詞の主人公はフツーの女の子です。
恋愛に憧れてるけど彼氏はいない。アイスや映画で気を紛らわせてはいるけれど、いまひとつ満たされない。ネットで買い物をしても支払いに気を重くする。本当はもっと魅力的なはずなのに、といった歌詞です。
イントロのエスニックな旋律から耳を魅かれます。なんとなくロシア民謡っぽい感じも?ダンスはコサックダンスっぽいし。イントロに続き 「ストロベリー・フィールズ」や「ルーシー」のジョン・レノンあたりであろう中期ビートルズのヴォーカルの処理がヒントだと言う、加工された声色(判りやすく言うと「帰ってきたヨッパライ」声)で歌が始まります。ここでの「プリンセス」は中近東風。
それがイントロのフレーズとリンクするBメロを過ぎて、サビの頭でストリングスが入ると、「美しく羽ばたきな 蝶のよに」の歌詞のごとく、ファルセットも見事に西洋風に変わります。「ちょいエロ笑顔」なんて今にも陳腐化しそうな言葉選びも含め、ここの歌詞と音のマッチングも素晴しい。曲のアタマから終りまで、歌詞とメロディーとアレンジがよく合ってるんです。それも実に「歌謡曲的」に。
ここで「歌謡曲的」というのは、「あんパン」みたいな和洋折衷感覚―日本人的なミクスチャー感覚―という意味です。前述したいろんな要素が生硬にならず実に上手いこと作品化されているんですね。
ちょっと脱線しますが、日本のロックって、昔っから一見「自由」を標榜しておきながら、「Rockってのはこうなんだぜぇ」みたいな、ともすれば、音楽的にも歌詞の内容的にも、規範を定めてそこにはめこみがちじゃないですかね?「わかる奴にはわかる」とか聴き手を選ぶようなことを言っておきながら実態としてはえらく閉じてる。要するに結局は保守的だったり演歌的だったりしてると思うんですよね。
けれどもロックって、そもそも黒人音楽と白人文化の折衷から始まったようなもんで、つまりはミクスチャー感覚―雑食性―ってひとつのキモではないかと思うのです。自分が気に入ったものを片っ端から組合わせていって、新しい畸形を生み出す行為、などと言ったら実も蓋もないけれど、その出発点の一つであり極北がビートルズだったりするわけです。
で、こうした「実も蓋もない感じ」って、日本だと桑田佳祐や忌野清志郎といった一部の人を除くと(最近の人はよく知らん)、戦後間もなく、ルンバだサンバだチャチャチャだと次々に輸入されてきた外国のリズムと、長唄や都々逸といったそれまでの大衆音楽とを折衷してきた歴史を持つ歌謡曲の方が強いというか、年季が入ってると思うわけです。「何言ってんだ」と言う方はとりあえず「お祭りマンボ」をはじめとした、初期の美空ひばりを聴いてみてください。けっこう驚くと思います。でもこういうことを続けるのって大変なんだろうな。美空ひばりもいつからか「演歌歌手」になっちゃったもんね。
ともかく、「歌謡曲が元来持っている雑食性が上手く作用した」と言えるこの曲を歌い踊るモーニング娘。の皆さんがまたステキ。映像を見ればわかりますが、歌ってる引きの絵にちょいちょいメンバーのアップがインサートされてるだけで、はっきり言ってそれほど凝ったものではありません。それでも映像作品として一定のクオリティを保っている一番の要素は、曲の良さはもちろんですが、何よりこの時期のモーニング娘。のポテンシャルに因ると言っていいでしょう。僕としては、この当時モーニング娘。に全く興味が無かったことが悔やまれてなりません。何しろ、この中の9人のうち、半分以上の5人がすでに卒業してしまっているんだから。
なんでこれを今ネタにするかというと、5月19日以降は、この曲の中で歌っている残ったメンバー4人から、現リーダーの新垣理沙さん(「にいがき」だぞ。「あらがき」って読んじゃダメ。)と光井愛佳さんが抜け、道重さゆみさんと田中れいなさんの2人しか残らなくなってしまうから(5月9日現在、メンバーは12人)。なんかせめて今のうちに書いときたいなと思ったんです。
昨年、モーニング娘。は、高橋愛さんの卒業をはさんで、二度にわたって4人ずつ新メンバーを加入させ、大幅なメンバーチェンジを行いました。
メンバーの平均年齢もぐっと下がった彼女達は、ガキ臭くて素人臭くて、(かつて何度もありましたが)看板は同じでも中身は全く違う―「モー娘ってまだやってたんだ」とか「知らない顔ばっかり」とか―グループとなってしまっています。当分の間、「気まぐれプリンセス」を演ってた時期と比べればあまりにクオリティの低い状態が続くでしょうし、「気まぐれプリンセス」を演ることも難しいでしょう。
加えて、今のモーニング娘。には、他のグループと比べていわゆるアイドル的な「萌え」の要素も少ない。つまりは、時流となんかズレてる―まあこれは「LOVEマシーン」の頃だってある意味そうだったのだろうけれど―。ぶっちゃけ、客観的に見れば新メンバーの大半はアイドルとしてはそんなに可愛くないと思われます。不安要素いっぱいです。
けれども、このメンバーによって新しい「気まぐれプリンセス」のような曲が生まれるかもしれない、いやいやそれどころか「2012年にはこの子達がまさか高橋愛時代のモーニング娘。を越えるとは思わなんだ」と唸る日がいつか来るかもしれない思うと、今のモーニング娘。に全く興味を持たないというのも、なんだかもったいない気がしてならんのです。
2012-04-15
■[音楽]知らなかった…
練習のことばかりで本番については全く書かなかったBeat In のストーンズ・セッション大会ですが、3月16日当日はなかなかの盛況でした。
意外だったのは、ドラム・ベースのエントリーが多くて、ボーカルのエントリーが少なかったこと。
おかげで、ホストバンドのギター&ボーカル担当だった僕はあまり休むことができず、最後のいちばん盛り上がる手前で力尽きてしまいました。次回は夏頃に企画しているようなので、その時はまたいろんな人とやりたいです。
ところで、このストーンズセッションについて書いたときに、小声で「最近のアーカイブ商売はちょっと乗り切れない」と書いたのですが。
この時僕の言いたかったアーカイブ商売というのは、数年前に出た「Get Yer Ya-Ya's Out!」の完全版(当初企画されていたB.B.キングやアイク&ティナ・ターナーの演奏も収めたもの)とか、「Exile on Main Street」や「Some Girls」にボツテイクを加えたデラックス・エディションとか、その辺りの音盤のことを指してたつもりだったんです。
話はちょっと脱線しますが、僕は基本的にボーナス・トラックというのが嫌いです。そりゃまあ曲数が多く収録されてるおトク感はわからんことはないけど、アルバムをひとつの作品として考えたら(その考え方がすでに古くさいものだということは認めるのだけれど)、ボーナス・トラックってあくまで「おまけ」でしょ?例えば1曲目から15曲目まで、練られた構成で密度の高い音聴いて、最後の曲が終わった〜と思ったら、いかにも「シングルのB面(昨今はカップリング曲、と呼ぶのが正しいのだろうけど、あえて)です〜」みたいなあきらかに「抜いた」演奏が流れてくる。こういうのって、アルバムの完成度が高いほど逆にそれをスポイルするものにしかならないと思うんだけどな。
とくに、10曲なら10曲の構成ですでに作品として出来上がっててそれが定着しているレコード時代のものはなおさらだと思うんです。また例えばですが、ビートルズの「Abby Road」。あれの「Her Majesty」のあとに「Octopus Garden」のデモテイクとかアウトテイクがのほほんと始まったりするのは、やっぱ良くないと思うんだよな。事実、ビートルズのCDはそういうことは一切してない筈です。
で、まあ、ストーンズもCD時代に入った以降のもの以外は、かたくなにボートラ無しでいたんですが、このところちょっとその気概が薄れてきたようなんですね。まあ先に書いたアルバムはいずれも「おまけはおまけ」ということか、本編とは別ディスクになってる点に作品に対する良心を感じないわけではないんですけど…。
ともかく僕はこれらの「おまけがついて新登場」商品とか、「Some Girls: Live in Texas 78」「Ladies & Gentlemen」とかの過去のライブ映像の正規リリース(「Ladies & Gentlemen」はもともと正規映像ですが)に、ちょっと乗り切れないところがあったんです。「ブートレグの音源を自分達で出してどーすんだよ?」みたいな。いや、この認識が間違ってるのはわかってるんです。ブートレグで出回ってるからって、音源の権利がブート業者にあるわけないんだから。でも、ねえ。この手のボツテイクとか未発表ライブとかお宝音源とかって、アーティストが死ぬかバンドが解散した後のボックスセットとかで出るもんじゃないですか?なんか、生前に遺産の処分してるみたいっつーか、自分達のキャリアの「閉め」に入ったような気もしないでもないんですよね。
とは言え、これまで正規に発表されていないものの中で、「なんでこれ出さなかったかなあ」と大きなお世話的に思わされる音源があることも事実です。特にミック・テイラー在籍時の1972年のアメリカツアーと1973年のヨーロッパツアーの演奏は、好事家の中には「この頃のストーンズが最高だ」と言い切る人も少なくない程評価が高く、実際、一般的なストーンズ像からするとびっくりするような演奏も多いんです。というか、僕はこの時期の「Midnight Rambler」と「Street Fighting Man」を初めて聴いた時はひっくり返りました。スタジオ盤で言うと「Exile on Main Street」と「Goats Head Soup」にあたるんですが、「Exile〜」のスワンプを意識したラフさとも、「〜Soup」のクールさとも違う、あるいはそれら異なる路線を融合してさらにエキサイティングにしたようなストーンズの演奏が聴かれるんです。
にもかかわらず、映画「Ladies & Gentlemen」以外は正規発売されたものは皆無で、これすら昨年にあらためて公開&発売されるまではブートのビデオテープやDVDを探さないとお目にかかることができなかったのだから、フツーにストーンズに興味があるくらいではまず聴くことは無い演奏だったわけです。これがある意味ではローリング・ストーンズというバンドの評価において、ブートレグを漁ってまで聴くくらい好きな人と、そうでもない人とのギャップの一因ではないかとも思ったりしてたくらいで、つまりは「なんでこれ出さなかったかなあ」と言うしかないわけです。
とりわけ1973年10月17日ブリュッセル公演ファースト・ショー(当時は1日2回公演の日もあった!!)の演奏が放送されたラジオ音源(「THE KING BISCUIT FLOWER HOUR」という番組で、1978年ものや1981年ものなど、この番組で放送された音源を元にしたブートは他にもあります)をレコードにした「Nasty Music」というブートレグは、演奏良し、音質良しで、ストーンズ海賊版業界の最高峰として永きにわたって君臨し続けたのでした(ちなみに全曲ブリュッセル公演の演奏ではなく、一部は9月28日のロンドン公演のものとのこと)。
先ほど書いた、演奏を聴いてひっくり返った2曲というのもこのいわゆる「Nasty音源」のものです。ただ僕がこれを初めて聴いたのは20年ほど前のNHK-FMのラジオ放送でした。渋谷陽一氏と佐野元春氏の両名がパーソナリティだった、と言うと思い出す人もいるんじゃないかな?
これが「Nasty Music」 多分、この"レコード"の"価値"を知らない人には意味不明のジャケットデザイン。ところが、ストーンズ好きにとっては、ある意味"最高傑作"のアイコンであり続けたのです。
「Nasty」とほぼ同じ内容で同じく評価の高かった「Bedspring Symphony」と「Nasty」の音質がアップしたという触込みで登場した「Europe '73」。いずれも40年前とか30年前とかの話ですが。
「BRUSSELS AFFAIR 1973」 CD時代になって登場した「Europe '73」のコピー盤。と言ってもレコードを再生してダイレクトに録音しただけなので、注意深く聴くと針音まで聴こえる、らしい。僕は気にしたことは無いですが。
で、やっと今日のお題になるんですが、まさかこんなことをやってるとはつい先日まで知りませんでした。
正規音源なのです。でもってタイトルが「THE BRUSSELS AFFAIR」!
どうやら昨年末ごろからROLLING STONES ARCHIVEというのが始まってたそうで、そこで何と「ブートレグの正規アイテム化」が行われてたのでした。
なんでamazonからお知らせが来なかったんだろうと疑問だったのですが、amazonでは扱ってないようですね。なんかgoogleの音楽配信と関連したサービスらしくてWeb配信のみの商品(?)のようです。僕はiTune Storeはじめmp3配信サービスは一切使ったことないからこの辺りのことはよくわかりません。
まあともかく、演奏面ではミック・テイラー期のピークが収められた「Nasty音源」がmp3なら7ドルで聴けちゃうわけです。14・5年前かな、西新宿のいわゆるブート街にあるレコード屋で、その「Nasty」と原盤が同じでタイトル・ジャケット違いという触込みのレコード(おそらく「A Tour De Force」ってやつだと思う)が10万円で売られていたのを見たことがあるのですが、その頃からするとえらい時代ですわなあ。まあレコードが10万円で売買されるというのもえらい時代ではありましたが。
しかも今回正規版になるにあたって、"あの"ボブ・クリアマウンテンがリミックスをしたそうで、つまりはもうなんと言うか、めちゃくちゃ音が良いに決まってるんであります。ボブ・クリアマウンテンという'80年代を代表するミックス・エンジニアについてもいろいろ言いたいことがあるんだけど、もうここまででかなりダラダラと長くなってるんで、それはまたいつか。
ともかく、こうなると「ブート音源を正規版にするなんてどーたらこーたら」なんて言ってられません。我ながら現金なものですが、目の前に好物ぶら下げられたら人間こんなもんです。
で、じっくり聴いてみましたよ。おじさんに色塗ったり地面作ったりしながら。
おじさんと地面
「あれ?演奏違うな」
ろくに聴きもせず「Nasty音源」と書きましたが、どうも違うような。1曲目の「Brown Sugar」は前述のブートと同じ演奏だけど、2曲目の「Gimme Shelter」からいきなり違う。あら、「Starfucker」入ってるじゃん。「Dancing With Mr.D.」もどれもこれも俺の耳で聴いても違うと判るぞなんだかんだ。
で、マニアの方々の記事や書込み等を見たところ、正規版の「BRUSSELS AFFAIR」は、同じ日のブリュッセル公演ではあるものの、収録曲のほとんどがセカンド・ショーの音源なんだそうです。そのうえ「All Down The Line」なんかは、ミック・テイラーのギターにトラブルがあったらしくわざわざファースト・ショーの音を当てた修正版(ファースト・ショーの音使えばいいじゃんと言う意見もありますでしょうが、これはこれでバンドがトチってるんだよね)。ちなみにファースト・ショーからの演奏は「Brown Sugar」「Midnight Rambler」「Street Fighting Man」で、このうち「Nasty」収録の「Street Fighting Man」はロンドンのものなので、「Nasty」に大金ぶっこんだ方々、ダブリが少なくてよかったですね。いやまあ、そういう僕も「BRUSSELS AFFAIR 1973」はじめ、ブリュッセルものは幾ばくか金つっこんでますんで、ちょっと安心というか。
細かい音源についての話はともかく、やはりこれは、ライブ盤("盤"じゃないけど)としても素晴しい。
近年の、サポートメンバーに介護されてなんとか演奏のクオリティを保ってるあのバンドと同じ人たち(特にギター担当の人)とは思えない。もちろん当時と最近とでは年齢はじめいろんな状況も違い過ぎるんですが。
なんせミック・ジャガーも頑張ってるけど、この時期のキースのリズムギターが素晴しい。1972〜73年の「Gimme Shelter」でゴリゴリとコードを刻むテンションの高さが好きな者としては、近年の(またですが)「Gimme Shelter」や「Sympathy for The Devil」なんかに見られる、気分次第でオブリを入れるスタイルがどうも好きになれないのですよ(これはこれで味わい深いとこもあって、プレイスタイルとしては一概に嫌いと言い切れないのが悩ましい)。ともかくエネルギッシュでエレガントな演奏が、クリアで適切なバランスの音で聴けるんだから良くないハズがないです。
しかしまあこれホント音いいわ。ボブ・クリアマウンテンという人は、言ってみれば「レイアウトが超絶に上手いデザイナー」みたいな人で、どの要素もクッキリ強調してるのに全体感を損ねることなくまとめるのが滅茶苦茶上手い。ストーンズ関連は80年の「Tatoo You」以降は、主にライブ盤のミックスばかり携わってますが、ここでは正に本領発揮といった仕事をされています。
いずれにしても絶頂期のストーンズの演奏が超高音質で聴けるのは大変喜ばしいことです。しかも安価で。
さらにこのブート駆逐企画、すでに1981年のアメリカ・ツアーと、ロン・ウッドがゲスト参加した1975年ツアーのものがすでにリリースされてます。
81年のやつは「ギター デ ナグル」のハンプトンだって。これはThe Swinging Pigというレーベルが出した、綺麗なボックスに収められた2枚組名作ブート。私も買いました(泣)
こちらが「Stones Archive」の正規版。
その上このシリーズ、全部で6作まで続く予定だそうな。
「ブライアン期の演奏もぜひ」とか、「やっぱエル・モカンボ完全版を聴きたい」とか、なんかいろいろ期待してしまいます。いやあ今回はクソ長くなったな。しかも勢いで書き飛ばして長いだけで資料性もゼロ。ホントすいません。ともかく安いんでみんなダウンロードして聴きましょう。ステマじゃないよん。
2012-04-12
■[日記]西宮市大谷記念美術館 ―イタリア・ファエンツァが育んだ色の魔術師― グェッリーノ・トラモンティ展
大谷記念美術館で開催されているグェッリーノ・トラモンティ展。全く知らない作家だったし、加えて告知のポスターも内容がいまひとつよくわからないものだったのですが、なんか興味をひかれて(そういう点から言えば告知ポスターは成功ですわな)行ってきました。
しかしまあ言いにくい名前ですね。グェッリーノ・トラモンティ。
展示は、彫刻・陶芸・油彩など、多岐にわたる作品が、ほぼ初期から晩年に至るまでの年代順にまとめられていて、トラモンティさんのことを全く知らない僕でも興味深く観ることができました。
特に(おそらくメインコンテンツであろう)、マヨリカ土をベースとしたガラス釉によるカラフルな陶器―要するに大きな絵皿たちなんですが―の殆どが、独立した高さの異なる展示台に置かれてリズミカルに展示室を占拠しているさまは、作品のカラフルさと相まって楽しい光景でした。
会期は4/7から5/27までなので、↑この文章じゃなんだかわからんという方は、ぜひご覧になることをお薦めします。
以下の写真は行きしなに撮った夙川の桜。
一枚目に見える橋は先日まで工事をしてました。「子どもたちの安全のために手すりを追加します〜」とかの無粋な改悪工事ではなく、補強工事(それも目立たないような)だったようで、ちょっとほっとしてます。



























