2009-11-22
■[音楽]マニュエル・ゲッチング「E2-E4」
id:subterraneanさんに教えてもらったマニュエル・ゲッチングの作品「E2-E4」にドはまりました。
Manuel Göttsching - E2-E4 Part 1 of 6
この曲のイントロから延々続くシンセループは、16分音符1拍食っているシンコペーションリフなので、聞き慣れてくるまではリズムの裏/表を間違えやすく、そうすると当然ダサダサフレーズの連続に聞こえてしまいます。そういうときはさきに後半ギターソロ部分を聴いて、裏表をいったん把握してから最初に戻って聞き直すと良いかもしれません。下は後半部分の一部。
Manuel Göttsching - E2-E4 Part 4 of 6
リリースは84年、制作されたのはさかのぼって81年とのこと。どこかで「早すぎた音楽性」みたいなことで紹介されていましたが、まさにその通りだとおもいました。
とくに前半30分間のミニマル展開が凄すぎる。音がわずかに変化するだけで指数関数的に増大する高揚感。このまま突き進んでしまったらどうなっちゃうんだろう、マニュエルさんはタイムマシンもってんじゃないかとドキドキしましたが、後半の、クリアトーンで鳴らされる、歌心あふれるギターソロでようやくホッとしました。
ある曲を古いまたは新しいと感じるのはどこなのか、それは人それぞれなのかもしれませんが、僕はリズムで判断してしまうことが多いようです。すごく大雑把に言うと、ポップ・ミュージックではロックンロール的エイトビートからヒップホップ風16ビート、ハウス的ビートへ至るみたいな順番ですかね。
ミニマルな音楽は、リズムのフォーマットにトレンドとは一定の距離を保っている分、普遍的に感じることが多いです。この曲もキックは頭3拍だけだし、ハットは裏と表を行ったり来たりで、独自のリズムを刻んでいます。さっき後半のギターソロでホッとしたと書きましたが、ギターの唄い方にエイトビートや16ビートを感じることができたからです。もしギターまでもミニマルに鳴らされていたら、もう完全にお手上げの未来人確定でした。
それにしても、当時どこにもこのような音楽は無かったはずで(下地はあったかもしれませんが)、そこに独自の秩序を当てはめて昇華することができる発想力、ちょっと信じがたいモノがあります。
- 18 http://d.hatena.ne.jp/subterranean/
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