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2016-08-07 高齢化社会では最高の眼科治療が最高の生き方のカギになる。

総務省統計では65歳以上の日本での高齢者数は平成26六年度で3300万人もいます。全人口の26%で日本の高齢化率は世界一です。前年が3190万人ですので1年で110万人も増えています。つまり、すごいスピードで高齢化が進んでいます。高齢者は白内障緑内障網膜剥離加齢黄斑変性のどれか一つか複数に必ずかかります。どれも失明に繫がる病気です。今や平均寿命が90歳の時代が来つつあります。しかし、眼の寿命はずっと短く、高齢者は失明のリスクに怯えることになります。失明はご本人にはもちろん悲劇ですが、世話をしなくてはならない子供や孫の負担はますます増えてしまいます。世界一、高齢者の割合の多い高齢化社会が日本なのです。かつては、多くの生産人口で高齢者の生活費を支えました。今や生産者がどんどんいなくなり、高齢者が増えている状況です。年金問題でも話題になりますが、医療についても少数の生産人口が高齢者の健康を支えなくてはなりません。

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 「人間50年」と織田信長は『敦盛』で舞ったそうです。そんな昔でなくても、実際には明治以降でも第二次大戦後でも日本人の平均寿命は50歳代と短かったのです。寿命が短いうちは、目の病気で困る人は少なかったのです。高齢者が掛かる病気として代表的なものは白内障(はくないしょう)、緑内障(りょくないしょう)、網膜剥離(もうまくはくり)、加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)などがあります。どれも失明に繫がる病気です。かつてのように寿命が50歳代であった頃は、目の病気で失明する前に寿命が尽きてしまっていました。ですから、目の寿命について真剣に考えなかったと思います。ところが、近年のように平均寿命が90歳近くになると、目の寿命ははるかに短いので多くの視力障害を起こす目の問題が起きるようになりました。世間では、これらの当たり前の病気が治らないかの如く言われていますが、現在の最先端の世界的な眼科外科医のレベルであれば必ず治します。しかし、残念ながら世間には優秀な眼科外科医が極端に少ないのです。いかに、世界最先端の眼科治療の真実を知り、またその世界レベルにいる眼科外科医を探すかが、失明を防ぐ唯一の道です。

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 例えば、白内障は人間の眼の中のレンズに相当する水晶体の老化現象ですが、寿命は個人差があっても、せいぜい65年から70年ぐらいです。ですから誰でも高齢者になれば必ず白内障にかかるのです。白内障は眼科の手術で治るのですが、世界的に見ても優秀な眼科外科医は少ない為に、世界では白内障が失明の圧倒的第一位原因です。さらに、白内障をほっておくと水晶体が年々大きくなるために、目の中の水が流れる隅角(ぐうかく)という隙間が狭くなります。この為に水の流れの悪くなることで眼圧が上がり、緑内障となります。つまり、緑内障白内障と非常に関係が深いのです。日本では見えなくなるまで待ちましょう、などとさえ言う眼科医もいます。しかし、世界では、白内障を早く見つけ、早く手術するのが常識です。これは世界の先進国では白内障手術の成績が日本の一般レベルより比較的良いのと、白内障をほっておくと緑内障を引き起こすことが共通した認識として知られているからです。日本では、白内障で経過を見ているつもりが、緑内障にかかり、視神経が駄目になってしまっている患者さんをよく診ます。一昨年度には、緑内障治療にはまずは白内障手術が必要だ、との国際眼科学会での共通見解も出ました。ですから緑内障白内障同様に高齢者になるほどかかる病気であることを知って、腕のある眼科外科医にて、白内障手術を早期に受けるのが世界的には常識なのです。

さらに、むき出しの臓器である目は外傷などの外の力に極端に弱いのです。この為に網膜剥離は想像以上に一般的に多い病気です。10歳ごろから増えるスポーツ外傷などの網膜剥離アトピー花粉症で目を掻くことで起こる10歳代から20歳代に多い白内障網膜剥離があります。さらには、20歳代以降での強度近視や強い遠視で若くても起こる緑内障、50歳代以上なら今度は老化現象での網膜剥離が増えます。また、全ての者に起こる調節力不足による40代以降の老眼問題もあります。もっと上では、65歳以上の高齢者では必ず起こる、白内障緑内障網膜剥離加齢黄斑変性などがあります。つまり誰もが、いつかは失明する可能性のある目の病気にかかる可能性があり、それがいつかはわからないのだ、という認識が大切です。ですから、正しい眼科知識を知り優秀な眼科外科医を見つけることは、全ての方にとって非常に重要なのです。

 目をつぶって歩いてみましょうか。あちこちにぶつかってとてもじゃないが怖くてたまらないでしょう?人間の知覚は。「視覚」「聴覚」「味覚」「嗅覚」「触覚」の五感覚や「温度感覚」「平行感覚」など、その他の全ての感覚を合わせても、「目から入る情報が全情報量の九割」だそうです。その大事な情報の「視覚」をまさに目の機能によるものです。他のいかなる感覚を失うよりも、人間らしい生活を行う上で、重大な損失になるのです。ですから、「目」は命の次に大事な器官であることにどなたも異論はないでしょう。

 大切な器官は、大切に守られている筈ですよね。実際に、人間らしい知能を司る、「脳」は頭蓋骨で守られているので、少々の物が頭に当たっても、脳は傷つきません。生きて行くのに最も重要な血液を全身に送る「心臓」は、肋骨で守られています。これも少々の力で胸を押しても、骨が守ってくれるので心臓が傷つくことはありません。さあ、目はどうですか?目は光を網膜というカメラのフィルム、もしくはビデオの光センサーチップのようなものに取り込みます。その光の信号を網膜で電気に変えて、その電気信号が脳に伝わります。脳は信号を過去の記憶と比較してそれが何であるかを理解します。この理解することが、物が見えるということなのです。この為に、光の信号がちゃんとセンサーである網膜に届く実用があります。つまり、光を通さなくなる骨などで前を塞ぐことはできないのです。つまり、これほど重要な「目」は誰も外力からは守ってくれない、むき出しの臓器なのです。

 この大事な「視覚」を失ったら、本人はもちろん高齢化社会を迎えた子供や孫の負担は大変なことになります。生産人口として支えるだけでも大変なのに、視覚を失った親の面倒を看ていたならばすぐに仕事も失ってしまいます。大切なのは、寿命は90歳であっても、目の寿命はもっと短くてせいぜい70歳ほどであることを認識することが大切です。車と同じです。しっかりとしたメンテナンスと悪い場所を治す事です。特に、白内障緑内障網膜剥離加齢黄斑変性の四大失明疾患をちゃんと早期診断早期治療をすることで失明を防ぐことが大切です。