何とか庵日誌

2008-11-10 荒井がパソコンを始めた頃の話

[][][]荒井がパソコンを始めた頃の話

今回は荒井の思い出話を少々。


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(上から順に)

「ジャンプマウスゲーム」

「お年玉ひろいゲーム」

「どうくつ探検ゲーム」〜いずれも学習研究社「科学」1985年頃の号・別冊付録に掲載


荒井がパソコンを始めた1980年代中盤は、

ちょうどファミコンやもろもろの8bitホビーマシンなどなど、

コンピューターというものが家庭に普及し初めてきた頃でした。

飽くまで「おもちゃ」としての用途が大半だったわけですが、

それらおもちゃは、少年らにとって格好のコンピューター入門となっていたわけです。

当時荒井は小学生で、周りの友人らの多くはファミコンを買い与えてもらっていましたが、

中にはMSXを買ってもらったという人もいました。

MSXは比較的安価なので「ゲーム以外のこともできるコンピューター」として、

ファミコンの比較対象になったわけですな。

で、荒井の友人にもMSXユーザーが何人かいて、彼らの家に行くたびに、

雑誌掲載のプログラムをあれこれ入力して遊ばせてもらっていました。


今回紹介するのは、そんな時代に荒井があれこれ入力したゲームプログラムで、

どれも1985年頃の「科学」に掲載されたものです。

当時の「科学」には、ホビーパソコン紹介記事がしばしば載って、少年らの興味をくすぐったものです。


「ジャンプマウス」は、カーソルとスペースキーでネズミを動かし、

画面の下から迫ってくる「ヘビ」をひたすらよけ続けるゲームです。

MSXデフォルトのWIDTH設定29桁に合わせて作られているのですが、

にもかかわらずプログラムリストには「WIDTH29」のステートメントがありません。

うっかりWIDTH設定が変わっている状態で実行すると、途端に挙動が狂います。

当時はBASICの知識もろくになかったのでこのバグに気付かず、

たまたまWIDTH32で動かしてしまったら「動作がおかしい!」と悩んだものでした。


「お年玉ひろい」は、いわゆるヘビゲームです。

自分の胴体や外周に当たらないよう、ひたすらフィールド上のドットこと「お年玉」を拾います。

お年玉の中には「ハズレ」が混じってまして、これを拾うとその場でゲームオーバー。

ハズレは白いドットで描かれるのですが、これがくせ者。

RF出力の環境で遊ぶと色滲みがひどくて、白が白以外の色に見えたりするのです。

ですから白と判らずに拾ってしまってゲームオーバーということもあたりまえでした。

サクマ式ドロップスで葡萄ドロップだと思って口に入れたら薄荷だったようなものですな。

後年、RGBディスプレイで遊んでみたところ、白がちゃんと白に見えたことに感激した覚えがあります。


「どうくつ探検」は、いわゆる「ヨッパライ」です。

「ヨッパライ」とは当時の自作ゲームではたびたび見かけたジャンルで、

キーを押せば上昇、放せば下降するドットを巧く操作し、障害物をかわしていくゲームです。

そのドットの描く軌跡を酔っぱらいの千鳥足になぞらえたのでこう呼ばれます。

本作のドットには「加速度」がありまして、押しっぱなしにしたり放しっぱなしにしたりすると

どんどん加速して操作しづらくなります。

本作ではこの一癖ある操作が意外と良くできてまして、けっこう面白くて何度も遊んだものでした。


これらプログラムはいずれも一画面程度のショートプログラムです。

当時はMSXこそ持っていても、データレコーダーまで持っているという友人は少なくて、

せっかく入力しても記録することができず、遊ぶ都度打ち込んでいました。

まぁ、短いからこそそういうこともできたわけです。


1986年の正月、カシオの激安MSX「MX-10」を購入して、

自分もいよいよナイコン族から脱出したのですが、

いざ自分のパソコンで遊ぶたびにいちいち入力となると、

やっぱり面倒ですし消すのがもったいなくなります。

かくして荒井はデータレコーダーを導入することとなったのでした。

M_tM_t 2008/11/10 13:21 これまた、乙なプログラムですね。
学研の科学といえば、オレが小学生の高学年の時には、LS愛ちゃんという永井豪とダイナミックプロの漫画が掲載されておりました。
内容的には、すがやみつる先生の”こんにちはマイコン”のような漫画だった気がします。
毎回、ショートプログラムがついていたのですが、色々な機種(ファミリーベーシックも可)でも対応できるようなBASICプログラムとなってて、PC使う意味あんのか?と思うようなゲームばかりだった気がします。(笑)
でも、上にある付録のゲームは、BASIC打込系ゲームって感じでいい味だしてますね。

fukenkofukenko 2008/11/11 00:01 書き込みありがとうございます。「LS愛ちゃん」は自分も読んだことがあります。FM-7のマニアックなシューティングゲームやAVGなど紹介していたような覚えがあります。
当時はBASICの意味もよくわからず、掲載されたリストを魔法の呪文のように打ち込んでいたものでした。そんな思い出ゆえか結構思い入れがあって、今でもこんな具合にディスクの片隅に残っているというわけです。荒井の一推しはどうくつ探検ゲームです。

LaverLaver 2008/11/12 22:41 はじめまして。
M_tさんのところから飛んできました。

やはり学研の「科学」にプログラムリストがありましたか。
私、FM-7の雑誌掲載プログラムを調査していまして、パソコン雑誌以外でもプログラムが載っていそうなものはチェックしているのですが、「科学」は怪しいと思っていたものの、まだ未チェックでした。

今度調査してみることにします。
学年別に分かれているので、ちょっと大変ですが(^^;

fukenkofukenko 2008/11/12 23:16 書き込みありがとうございます。こちらこそはじめまして。本名荒井と申します。「Oh!FM-7」はたびたび拝見しておりますが、毎度データ量の豊富さとこれだけの資料を集めたことに感嘆しています。
荒井が購読していたのは1985年の「5年の科学」でしたが、掲載されていたのはほとんどMSXのプログラムでした。他の学年や前後の年代の号はあまり見ていないのですが、もしかするとそちらにもプログラムが載っているかもしれません。成果が上がるといいですね。
昔のパソコン雑誌は、今思えば本当に宝の山ですね。

namaniku206namaniku206 2008/11/13 22:38 はじめまして。
某増田に触発されてMSXの思い出日記を書いたら
おとなり日記にこちらへのリンクが・・。
「どうくつ探検ゲーム」は、僕も遊びましたよ!懐かしいです〜。

fukenkofukenko 2008/11/13 23:44 書き込みありがとうございます。こちらこそはじめまして。本名荒井と申します。
当時の8bitパソコンでコンピューターを覚えたという方々が、現在のコンピューター業界を支えているのですね。当時のホビーパソコンは今と比べたら稚拙なものだったかもしれませんが、決してないがしろにはできないもんです。
さておき、まさか三十路を過ぎて、他の方と「科学」のプログラムの話ができるとは思いも寄りませんでした。けっこう出来がいいので、今でもたまに遊んでしまいます。

LaverLaver 2009/06/12 22:43 「調査する」と書き込んでおきながら半年以上も経過してしまいましたが、先日ようやく調査に行ってきました。
「5年の科学」のほか、「6年の科学」にもリスト掲載があり(FM-7用は6年のほうが多かったです)、お陰様で20本ほどのプログラムを見つけ、データを加えることができました。
思ったより多くのプログラムを発掘でき、まさに宝の山でした(^^

fukenkofukenko 2009/06/12 22:57  書き込みありがとうございます。調査お疲れさまでした。成果も上々だったようで何よりです。
 「6年の科学」にFMシリーズのプログラムが多かったということは、FMの方がより本格的なパソコンとして捉えられていたのでしょうね。MSXユーザーにとってFMや88,X1等のハードは憧れでした。
 山形では往年のパソコン雑誌資料がなかなか見つけられないので、地元の図書館経由で、収蔵している図書館の資料を借りられないか現在画策中です。