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2010-05-03(Mon)

差別感情と差別行動

地獄へ道づれ - 男の魂に火をつけろ!

http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20100502

HIVキャリアを理由に看護師解雇することは正当か? - NATROMの日記

http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20100501#p1

をはじめとして「正論」は既にそこら中に載っているので、あまり高潔ではいられない弱い人間としての私見を書いておきます。

レベル0:不安を感じるのは仕方ない

上記のNATROM先生の言を信じるのであれば、科学的に見れば感染リスクは極めて小さいそうです。他にリスクの大きな要素は山のようにあり、気にする事は無い、そう結論づけられています。

しかし、大病のキャリアが病院で自分の看護をする、という状況は、正直な話、不安なものでしょう。少なくとも私は何となく不安です。

別に医療分野に限った話でもなく、学校の同級生なり行きつけのレストランのウェイターなりがHIVのキャリアだ、という感染リスクがより低い状態ですらも、何となく不安に思う人も多いと思います。安全と安心は違うものです。

不安に思う事、嫌悪感を持ってしまう事自体は、悪い事ではない、私はそう思います。

レベル1:我慢できない自分を恥じるべき

少なくとも私にとって、看護師がHIVに感染している、という状態は不安です。なので、同じように不安に感じる人がいたとしても、私はそれを責めません。

まず大事なのは、この不安には正当な根拠はない、感情の問題だという認識を持ち、内心の不安を表に出さないようにする事だと思います。内心どんな意識を持っていようと、それを表に出しさえしなければ何の問題もありません。

53 : ヘビギンポ(catv?):2010/04/30(金) 09:04:09.86 ID:BN2+YOl4

差別じゃなくて区別

採血とか点滴とかが業務としてある職業にHIVキャリアが居るって怖すぎだろ

俺ならそんな病院絶対行かない

不安であっても、客観的見地から見て心情面以外に問題は無いのですから、行動に移してしまったら正当な区別ではなく、差別になります。科学的知識で、理屈で、体面で、正義の信念で、自分のこころの弱さや不安に向き合い、立ち向かうべきです。

レベル2:自己正当化しない

仮に、自分の担当看護師がHIVキャリアだと途中で分かったら?不安に思う人は多いでしょうし、その不安に耐えられず交代を申し出る方もいると思います。人は弱いものですし、それはある程度は仕方ない事なのかな、と思っています。自分もその立場になったら、差別せず毅然と振る舞えるかは正直難しい所だと思います。

ですがその場合も、悪いのは相手ではない、自分の感情に振り回されている私の弱さのせいである、という事に自覚的である事が、人として最低レベルの守るべき一線である、私はそう思っています。

5 : トド(静岡県):2010/04/30(金) 08:59:35.28 ID:BGTCqQXD

あたりめーだろ

病院側との雇用うんぬんじゃなくて

こいつと関わる患者の立場になってみろや

偏見とかじゃなくて、感染のリスク億が一でもあるんだから

自分の内心の不安や偏見が理由なのに、あれこれ理屈をつけて自己を正当化する姿勢は、許容できません。

まとめ

  1. 不安を感じない(感情レベル)
  2. 不安は感じるが、行動には決して出さない(行動レベル)
  3. 不安は感じ、行動にも移してしまうが、自己を正当化しない(理屈レベル)
  4. 不安は感じ、行動にも移し、自己を正当化する

一番上は理想ですが、恐らく多くの人には不可能です。二番目は立派な人で、常にここを目指すべきですが、人は完全ではないので、難しい事もあるでしょう。人は、常に道徳の教科書に書いてあるように生きられるほど強くないと思います。ですがその場合でも、三番目だけは人として譲ってはいけないラインだと思います。自分の弱さ、自分の間違いを弱者に転嫁してはいけません。

という、清く正しく生きられない人のための妥協ラインの引き方講座でした。

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