思い出した

 昨日、高校の時までピアノを教えてもらっていた近所のお姉さんにピアノ教室発表会の助っ人を頼まれ、慣れないナレーション(アナウンス?)をしてきた。生徒さんは4才の子供から50過ぎのおじさんまで。小さい子はもちろん、大人の生徒も「ブランク40年」の人や「子供がやっていて自分も弾いてみたくなった」お母さん、「この曲以外は弾けない(笑)」な人など平均レベルは決して高いとは言えず、緊張のあまりピアノの前で2分ほど沈黙してしまった人なども居たが、だからこそ味のある本当にいい発表会だった。子供も大人も皆一様に(いや大人のほうがよっぽど 笑)リハーサルから緊張しまくり、つっかえながらも懸命に鍵盤を叩く姿を見て、心底いいなぁーーと思った。で、自分もまた弾きたくなった。
 弾くだけなら、今までも休日たまーに思い起こしてやってみる事はあったが、ブランクはもうかれこれ6,7年。習っていた当時に弾いていた曲以外は弾けないし、弾けたはずの曲も当時に比べればもう全然指がついていかない。レベル的にはひけるはずのものでも、新しい譜面はよう読めん。そうではなく、自分もまた新しい曲を弾いてみたくなった。ちゃんと練習してみたくなった。で、発表会の緊張感って楽しいんだよね。
 と偉そうに言ってるけども自分もアナウンス「バート・バカラック作曲」を「バート・バタラッバタラッバカラック」。馬が走ってでもいるのかいっつう。この後自己ウケせず冷静に曲名・演奏者まで言い終えられた所に自分の成長を感じた次第。
 ツイてない事に今月から仕事がぐっと忙しくなるのだが、お姉さんの家は近所だし、夜でも全然大丈夫だからまた好きな時においでと言ってもらえたし、ほんとにまた始めてみようかなと思っております。2週間以上先の予測ができない仕事のため発表会だのなんだのというのは夢ですが、とりあえずすげー心弾んでいるのであります。