XDMCP経由でリモートログイン

やりたいこと

WindowsマシンにインストールしたXmingを用いて、Fedora11マシンにリモートログインしたい。

準備

  • WindowsマシンにXmingをインストールする。普通にインストーラに任せてインストールするだけなので簡単。fontsもインストールしておく。
  • Fedora11マシンにGDMをインストールする。っていうか、普通にインストールされている。

GDMの設定

GDMでXDMCPを使えるようにするためには、/etc/gdm/custom.conf を編集する。

[xdmcp]
Enable=true

次に、GDMのprocessにHUPを送る。

% sudo kill -HUP `sudo cat /var/run/gdm.pid`

以上で、使え、、、、、使えない。

Firewallの設定

XDMCPは177番のPortを使うので、iptablesの設定で、177番のPortを開く。

以上で、使え、、、、、使えない。何故?

ググる

Fedora10リリース当時のGDMにはXDMCPが使えないというバグがあったらしいが、そのバグはfixされていたはずだ(何故なら、Fedora10を使っていた頃には、XDMCP経由でログインできていたから)。
gdmに関しては、/usr/share/doc/gdm に設定方法についてのドキュメントがインストールされるワケでもなく、/etc/gdm/custom.confに何か記述が足りないのかどうか?すらよく分からない。

逃げる

2日ほど、/etc/gdm/custom.confにあれこれ書いては試してみたが、一向にログインできるようにならないので、kdm(とxdm)をインストールして、gdmはuninstallすることにした。kdmをインストールする過程で、KDE関連のあれこれがインストールされるのがちょっと面倒な感じだけれど。

まずは、xdm関連で以下の設定をする。

  • /etc/X11/xdm-configの最後の行「DisplayManager.requestPort: 0」をコメントアウトする(先頭に!を追加)。
  • /etc/X11/Xaccessの49行目の「#* #any host can get a login window」のコメントを外す(先頭の#を削除)。

次に、kdmの設定をする。

  • /etc/kde/kdm/kdmrc の[Xdmcp]の行の次を「Enable=true」にする。

最後に、desktopのデフォルト設定をする。具体的には、/etc/sysconfig/desktopというファイルを作成する。

% cat /etc/sysconfig/desktop 
DESKTOP="GNOME"
DISPLAYMANAGER="KDE"

以上で、WindowsXmingから、XDMCPを使ってFedora11マシンにログインできるようになった。
本当は、GDMでもできるはずなんだけれどなぁ。