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福本雅俊の「志学経営」 RSSフィード

2014-12-12

最後のお願い

みなさん、こんにちは。
コアネット教育総合研究所の福本です。

ここ一週間ほど、寒い日が続いていましたが、昨日今日は幾分楽ですね。
そして、気付けばもう12月も半ば。
今年も残すところ、あとわずかになりました。

ということは、入試シーズンまであと少しということになります。

今月も、いくつかの学校の説明会に参加をさせていただいています。
12月にもなると、何回も説明会を重ねてきて、おおよそ「説明しなければならないこと」は説明しつくしている感もあるのではないでしょうか。

ここ最近の説明会に参加させていただいて思うのは、やはり「何をやっているのか」ということ以上に、「この学校に自分の子どもを預けたい」と思っていただけるかどうか、ということのほうが大切なのではないか、ということです。

中学入試であれば、その後の6年間。
高校入試であれば、3年間。
そして、大学入試では4年間。

若く大切な時期の長い時間を過ごす場所を選ぶ時、その選択においては「頭」で理解することと同時に「気持ち」の部分で共感できるか、は大切な要素になるのではないか、と思うのです。


とりわけ、中学受験であれば、保護者の方々にとっても、受験生本人にとっても、受験に向けて過ごした日々には様々なストーリーがそこにあると思います。
その集大成として迎える受験では、偏差値や教育内容という「スペック」は当たり前のベースとして、最後は「気持ち」の部分が大事になると思うのです。
自分たちのストーリーを最高の形で締めくくりたいと思うはずです。

そして、そのエンディングは、新しいストーリーの始まりになるわけです。


だからこそ、「この学校で学びたい、この学校に通わせたい」と思っていただくこと。
「この学校で学ぶことができて良かった、この学校で過ごさせることができて良かった」と思っていただくこと。
これが大事なのだと思うのです。


年が明ければ、すぐに入試が始まりますね。
新しい春が、学校にとっても子どもたちにとっても素晴らしいスタートになることを願ってやみません。

2014-11-13

新宿、秋の陣

みなさん、こんにちは。
コアネット教育総合研究所の福本です。

今週火曜日、11月11日に火曜倶楽部が開催され、私も参加してきました。
このブログをご覧の先生方の中にも、ご参加された方が多数いらっしゃることと思います。
日能研をはじめとする模試を扱う4つの塾・模試会社の方が講師として登壇され、模試受験者動向からみる2015年入試の展望を語られるセミナーと、セミナー終了後の懇親会という二部構成から成る今回の火曜倶楽部には総勢400名を超える学校関係者・業界関係者の方々が参加されていました。


その中で、複数の講師の方は「中学受験者数の減少が一服するのではないか」という見解を示されていらっしゃいました。
現に、中学受験生の多くが受験する模試の総受験者数を合計すると、ほぼ昨年並みになっています。
数年間続いていた中学受験生の減少も、ここにきて下げ止まるというのが大方の予想のようです。

これはもちろん、私立中学全体にとってはポジティブに捉えられることであります。
景気の動向、消費増税、行政による文教政策など、まだまだ不確定要素はたくさんありますが、ここから再び盛り返していきたいところです。


ただ、このポジティブな状況も、一校一校単独で見てみれば、必ずしも全ての学校がプラスに転じるとは限りません。

少なくとも、マーケットが拡大しているわけではない以上、数多くある私立中学の中から「選ばれる私学」にならなくてはいけないわけです。
それは、他校との競争に勝つ、ということもそうですし、新たなマーケットに対して魅力を訴求し生徒を獲得するということもそうだと思います。


大学入試制度の変更を含め、私学としてのあり方をもう一度考え直さなければいけません。
また、このように変化してきている状況だからこそ、一歩先を見て動いていかなければ、数年たった時に周りから大きく水をあけられているという状況になってしまっているかもしれません。


本日夕刻、2014年度私学マネジメント協会定例セミナー首都圏開催の最終回として、弊所所長の松原が「新時代の教育を創る学校マネジメントを探る」題したセミナーを開催します。
多くの先生方のご参加申し込みをいただいておりますが、一校でも多くの先生方にご参考いただければと思います。



私も今日はスタッフとして参加する予定です。
ご参加される先生方、会場でお会いしましょう!

2014-11-01

日常と非日常

みなさん、こんにちは。コアネット教育総合研究所の福本です。

今日は秋の行楽シーズン、三連休第一弾の初日ということで、お出かけされる方も多いようです。
私は今、今日からの地方出張のため新幹線に乗っておりますが、旅行客を中心に乗車率100%以上という状況です。

ただ、広報の先生方に関しては説明会イベントなどを予定されている方も多いのではないでしょうか。
また、文化祭シーズンでもあり、この連休はお休みなしという先生も多いことと思います。

行楽にしても、説明会にしても、文化祭にしてもあいにくのお天気ですが、何とかもってくれることを祈るばかりです。



さて、今日は最近思う「選択と集中」の捉え方について書いてみたいと思います。


改革を進める中で、現状から飛躍するために新しい取り組みに打って出ることが必要になる場面があります。
この、新しい取り組みに打って出る、ということは場合によって痛みを伴うこともあるかもしれません。

それは、これまで長きにわたって取り組んできたことを変える、という痛みかもしれません。
また、実施する先生方の負担が増えるという物理的な痛みかもしれません。
さらには、これまでの考え方を変えなければならないという痛みもあるかもしれません。


そのような「痛み」を前にして、人はどうしても足がすくみがちです。
一歩を踏み出す勇気がなかなかでないということもあると思います。


そんな時、「現状のマンパワーや忙しさを考えると、今の取り組みに『これ』を追加することくらいが精いっぱい」というような考え方に基づき、今あるものにひとつだけプラスするという決断をしていませんでしょうか。

それはそれで前進していることに違いはないのかもしれませんが、そのプラスワンは、学校が目指しているものを実現するために効果が期待できそうなものでしょうか?
その取り組みを行うことで、新しい価値が生み出されますでしょうか?


こういった視点で見直してみると、必ずしもそうではないのではないかと思います。
むしろ、効果がそれほど期待できないにもかかわらず負担だけは増えてしまうために、より先生方が忙しくなるということが起こっているかもしれません。


こういった思考になってしまうのは、日常の忙しさの中で考える余裕がないということも影響しているかもしれません。
ただ、やはり「今」からの飛躍をするためには、本質的に何に取り組むべきなのかということを明らかにし、そのことに力を集中して注ぎ込むということが必要になると思うのです。

それが、「選択と集中」なのではないでしょうか。

負担が多いくなってしまうから、投入する力を最小限に抑える。
というのは、「選択と集中」ではないと思うのです。


学校行事や説明会イベントなど、いっそうお忙しくなる今だからこそ、もう一度学校のあり方を考えていただく機会を持っていただければと思います。


昨日、景気に関する様々な報道が流れる中、個人の消費が落ち込んでいるという話を聞きますが、今自分の周りを見回す限りそんな感じは受けません。
これだけの人が連休を使って旅行に出かけているわけですから。
そんな、観光一色な新幹線で学校改革について考えてみました。