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2010-12-14 年商7億円を超える野菜直売所 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

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日テレビを見ていて思わずメモしてしまいました。

佐賀県の人口1200人の三瀬村にある「マッちゃん」という名の直売所。

県内外から年間30万人以上も訪れるいまどき大成功の直売所です。

http://macchan.co.jp/access.html


もともとは立地も悪く、通行量も少ない過疎の村。

今やまるでレジャーランドのように人がやってきます。


月6千万円の売上げ、年商7億円を超えるスーパー直売所です。

野菜コーナー分で5億円、お食事スペース分で2億円ということです。


すでに日経新聞やテレビにも取り上げられていますが、

直売所の模範ともいえるビジネスモデルかも。


そのお店はお嫁さんのマッちゃんが、自分の畑で採れた野菜を

リヤカー1台から売り始めたのがきっかけです。


最初は品数もなく、たくさん売ることができなかったのですが

徐々にお店のディスプレイや、野菜の飾り方、近所の農家から

品数を多く仕入れる方法などを自分で考えていきました。


まず安い。東京のスーパーで大根1本が178円だとすると

マッちゃんのお店は100円、キャベツ1個198円も同じく100円。


自分の畑で足りないものを他の農家から仕入れてすぐ売る。

全体の約4割は他の農家から仕入れ、売上げの15%で委託販売

それぞれ好きに値段をつけてもうらうことになっています。


私が感じた繁盛のポイントは

1、値引き方法=例えば朝採りきゅうり4本で100円、段階的に

  価格がさがっていきます。午後3時半から値下げです。

  その野菜の鮮度で価格を決める、鮮度が落ちる直前に値引き。


2、農家の気持ちを考えた経営=規格外の商品(まがったきゅうり等)

  やロスのない売り方で農家を助ける。売れ残りそうな品を買い上げ

  漬物などに加工してあげる。誰も損をさせない、ムダをださない。


3、買いたくなる陳列=店頭に山盛りにならべる、ボリュームを出す。

  てんこもり、まるで西欧のマルシェのよう。国道から見える。


この「マッちゃん」の直売所の成功により、ある変化がおきました。

地元に活気が出てきて、例えば周辺に蕎麦屋が増えてきて、新たな

そば街道として脚光をあびてきています。


自分の家で採れるものからはじまり、仲間の農家だけでなく

今では100キロ以上はなれた他県の農家からも野菜が持ち込まれるほどです。


つまり農家を大切にするから仲間がどんどん増え、野菜を持ち込み

仕入れの輸送コストがまったくかからないというビジネスモデルが確立。


見事、信じられないようなネットワークを構築した農家の女性社長。

今でも割烹着を着てほかのおばちゃんたちと売り子をしています。


12月4日の講義で経営コンサルタントの竹内幸次氏から教わりました。

「競争に勝つための基本的な3つの戦略」とは


1,差別化

2,ローコスト

3,顧客に密着すること



なるほど「マッちゃん」の直売所はすべてがあてはまりますね。

世の中にはすごい人がいるもんです。見習わなくちゃ!


     福島大学 経営戦略研究会 事務局 塩田恵介でした。