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2011-12-31

アーサー王最後の戦い―サトクリフ・オリジナル〈3〉

アーサー王と円卓の騎士―サトクリフ・オリジナル - THINK CIRCUIT

アーサー王と聖杯の物語―サトクリフ・オリジナル〈2〉 - THINK CIRCUIT

わが目にし、耳にした貴なる騎士の中でも、最高の騎士サー・ランスロットへ、わたくしガウェインよりごあいさつ申し上げ、かつてわれらのあいだに存在した暖かき友情に免じて、そなたのお赦しを請いたい。また、かつての友情の名の下に、たってのお願いをしたい。急いでかき集められるだけの騎士と兵士をともなって、来て欲しい。モルドレッドが反旗を翻した。われらが王アーサーにはそなたの剣がぜひとも必要だ。モルドレッドは人々を騙して王が死んだと思わせ、グヴィネヴィア妃を妻に迎えようとしたが、グヴィネヴィア妃はロンドンの城に閉じこもって、モルドレッドの手を逃れた。今日、われらはドーヴァーに上陸し、モルドレッドを敗走せしめたが、完全に決着がつくまでは、まだまだ戦わねばならない。今日の戦いで、わたしは頭に手ひどい一撃を食らったベンウィック城でそなたから受けたのと同じ場所だ。この負傷のため、わたしは瀕死の床でこれを書いている。すみやかにこられよ。…」

本書後書きにもあるが、このサトクリフ・オリジナルのアーサー王物語の中心人物は、ランスロットだ。ガウェイン・ガラハッド・パーシヴァルと並ぶ円卓の騎士の中心人物であり、最高の騎士と評されたランスロットは、全編を通してグヴィネヴィア妃への想いに悩まされる事になる。そして最終的に、モルドレッドの策略によって、アーサーとの対決を余儀なくさせられるのである。一連して描かれるアーアーへの忠誠とグヴィネヴィアへの愛のジレンマが、非常にうまく描写されている。このアーサー王物語が面白いのは、そういった人間臭い部分が全く今と変わらない様子で書かれている所だ。だれでもそうだと思うのだが、本人にとって社会的に求められている役割と、自分の内から湧いてくる本能的な欲求は、必ずジレンマとなって出てくる。ケルト物語の魔術的な世界観の中で、そうした人間的な苦悩のようなものを同時に描いているのが、物語の大きな魅力の一つなのである。


memo

  • モルドレッド
    • そして、いままでずっと機をうかがっていたかのように、モルドレッドとともに、にわかに闇そのものがしのびよってくるように感じられた…
    • モルドレッドは肩をすくめた…あの男はまだまだ利用価値があったのに。
  • ランスロットとサー・メリアグランス
    • 「サー・メリアグランスよ、門を開けろ。円卓の騎士の風上にもおけぬ、偽の騎士よ。忠誠を誓ったアーサー王にそむく裏切り者め。大王と騎士達はすぐあとからついてくるが、まずは、このわたし、湖のランスロットが、そなたおよび家来とお手合わせいたす。いざ、勝負しろ」
  • ランスロットとウア
    • 「おお、神さま、わたしをあなたの手とならしめたまえ。そして、あなたの手をとおして、この病める騎士を癒させて下さい。あなたのお力とご寵愛によって、この騎士を全き身にもどしてください。わたしの力ではありません。わたしを通して、あなたのお力をお示し下さい」
  • アーサー王
    • 「おお、神よ」と、アーサーは心の最も深い襞の中で祈った。「わたしには何も出来る事はありません。どうか、迫り来る危険について、ガウェインの口からランスロットに警告を与えられますよう、おはからいください」
    • 「宣告がなされてから、七日目の朝まで、刑は執行されない。しかし、それ以後は一日たりとも猶予はならぬ。これは王妃の場合だ。ランスロットについては、捕え次第刑に処す」しかし実のところ、アーサーにはそれ以上毛刑を延期する勇気がなかったのだ。刑を延期する事で、心が弱くなるかもしれない。アーサーはいままで、ブリテンの島に方による統治を実現しようとけんめいにつとめてきた。いま上に流されれば、そんな生涯の努力が水泡に帰する事になるだろう。そのような事態はなんとしてもさけなければならないのだ。
  • モルドレッド
    • 誰にも気づかれる事無く、部屋の片隅にモルドレッドが居た。モルドレッドはガウェインの後ろについて上がってきた。三角巾につった腕をさすりながら、モルドレッドは立っている。そしてにやりと、人知れぬ微笑みを顔に浮かべるのだった。まるで自分の見事な手並みに感じ入る職人のようであった。
  • ランスロットとアーサー
    • 「誰よりもお慕いする王さま、心の底からのお願いです。この争いを終わらせて下さい。愛し、貴びながら王妃さまをお迎え下さい。そしてこれ以上王妃さまに外の及ばぬよう、おはからいください。わたしは狭い海をわたって、ベンウィックの国に帰りましょう。そしてこちらには再び戻りますまい。しかし、王さまがわたしを必要となさる時には、ぜがひでも駆けつけて参りましょう」
  • ガウェイン
    • 「わたしにとって、モルドレッドは死にました。ほかの弟よりも、もっと死んでいます!オークニー国の兄弟で残ったのは、もはや私だけなのです。わたしは、今までと同じように、あなたに忠誠を尽くします」
  • グヴィネヴィア妃とランスロット
    • 「この世では、あなたとわたしはもはや会ってはならないのです。ですから…ですから、いままでの弱いわたしにはその勇気がなかったのですが、いまは、きっぱりと、あなたを自由にして差し上げましょう。ご自分の国にお帰りなさい。そして妻を迎え、楽しくお過ごし下さい。でも、あなた、わたしのために祈る事をいつも忘れないで下さい。神様がわたしの罪をお赦し下さり、わたしの魂を癒して下さいますように」

アーサー王と聖杯の物語―サトクリフ・オリジナル〈2〉

アーサー王と円卓の騎士―サトクリフ・オリジナル - THINK CIRCUIT

アーサー王最後の戦い―サトクリフ・オリジナル〈3〉 - THINK CIRCUIT

「ガウェインよ、ガウェインよ。そなたは、我が心を悲しみでいっぱいにしてくれた。わたしは身にしみて感じている。われわれはいまから散りぢりばらばらになるのだ、どんな王も恵まれた事の無い、心の通い合った最高の騎士達を失わねばならぬのだ、と。そなたら騎士の華がいまさってゆけば、その多くが二度と帰っては来ない事が、わたしにはすでに分かっているのだ」

全編を通して面白いのは日本のこうした物語とは作り方が全く違う事。西洋物語はとにかく神と女性を尊いものと敬い、そのために男が戦いに出るような構成になっている。対して日本のこうした伝記、特に同じような時代背景で考えてみると、何よりも君主というのが一番に据えられているイメージがある。そしてそこはあくまでも武士道物語で、神や女性に対する畏敬の念と言うよりは、どれだけ武士道を貫けるか、だとか、そんなことが大事にされていると思う。そうすると西洋の騎士道と日本の武士道とは共通する部分も多くありながら、意外と中心においている価値観が異なるのか、とか、考えたりする訳。


memo

  • 聖杯の騎士ガラハッド
    • 老人は若者を真っすぐに案内して、"危険な席"げと連れて行った。そうじて背もたれからボールスのマントをとりのけた。すると再び黄金の文字がが現れ出た。しかし、ボールスがマントをふせた時とは、文字が変わっていた。いまは<ここはガラハッドの席>という銘文が燦然と輝いているのであった。
  • モルドレイン王の盾
    • 「この盾を持って、サー・ガラハッドのところにもどるのだ。だが、ガラハッドの手にわたしたら、ガラハッドを連れて、またここに戻ってこい。この盾は今からガラハッドが持つ事になる。だから、ガラハッドは、この盾の素性を正しく知っておかねばならぬのだ」
  • パーシヴァ
    • 「ここにどうして来たかというのですか?話せば長い物語で、わたし自身も殆ど訳が分からない。だけど、わたしに何が起きようと、全ては神様のご意向なのです」
  • ボールスと貴婦人
    • 「奥さま、わたしは、あなたの妹君から別の話を伺っています。わたしは、そちらを信じます。ですから今日、わたしは妹君のために戦う所存です」
  • ランスロットの苦行
    • 祈っているうちに朝陽が昇ってきて、ランスロットの目がくらんだ。するとランスロットの心に、新たな感覚が沸き上がってきた。それは希望ではなかった。希望と言うよりももっと落ち着いた気持ち、そう、一種の心の平和といっても良かった。昨日おきたこと、それに今から何が起きようとも、それは全て神の御意志なのだと言う、諦めにも似た感情だ。
  • ボールスの決断
    • さあ、どちらを選ぶべきだろう。いまこそ決断の時だった。それも一瞬のうちに決めなければならない。しかし決断する事は、自分の中の何かが二つに引き裂かれる事になるのだと、ボールスには感じられた。
  • ガウェインとガラハッド
    • 「岩とか、炎とか、百合とか、あるいは大天使ミカエルさまをたたいても血なんかでやしない。それと同じ事さ。戦う相手だって、旅する仲間だって、切れば血の出る生身の人間であって欲しいものだね」
  • アンコレットの死
    • 「兄上、どうかお願いです。わたしが死んだら、この国には葬らないで下さい。置き去りにはしないで下さい。体から命が失せたら、すぐにわたしを船まで運び、運命と風の導くままに、わたしをいかせて下さい。聖杯を求める冒険では、かならず最後には聖都サラスに行き着くはずです。ですから、お約束しましょう。お兄さん達がそこについたら、きっとわたしをお見つけになるでしょう。お願いです。他の場所ではなく、どうか、きっとサラスにわたしのお墓を作って下さい」
  • コルベニック城とランスロット
    • ランスロットよ、さがるのだ。見る事は許されているが、入る事は、そのたには許されていない」
  • ガラハッドと聖杯
    • こうしてガラハッドはサラスの王になった。これほどガラハッドの位に満たぬ事はなかった。そして黄金の王冠を額にかぶると、それはイバラの花輪のように感じられるのだった。
    • 「あなたに言づてを持って参りました。ガラハッドは魂のこいねがうものを手に入れ、わたしとパーシヴァルの腕にだかれながら亡くなりました。ガラハッドはこの世のもっとも奥深い神秘にあずかったのです。そのようなことが生身の人間に起きたら、そのまま生き続ける事などできません。そしてガラハッドは最後の息で、あなたに宜しく伝えてくれ、父上に自分の愛を伝えて欲しいと言い残したのです」

アーサー王と円卓の騎士―サトクリフ・オリジナル

アーサー王と聖杯の物語―サトクリフ・オリジナル〈2〉 - THINK CIRCUIT

アーサー王最後の戦い―サトクリフ・オリジナル〈3〉 - THINK CIRCUIT

「わたしがそなたらの王だ。わたしは、そなたらの信に答えよう。そなたらも、わたしの信に答えるのだ。精霊降臨祭の祝いが終わったら軍勢を結集し、ともに、我らが国を荒し回る海の狼どもと、北の蛮人どもを追い返そうではないか。父上が亡くなっていらい、戦と炎と剣のために千々に引き裂かれていた国を、我らの力で救おうではないか。そなたらをわたしが共に力を合わせて、良い国を作ろうではないか。上なるものは力強きがゆえに上に立つのではなく、正しきがゆえに上に立つのだ。ブリテンの人々よ。そなたの愛と真実を与えて欲しい。生涯かわる事無く、私の愛と真実をそなたらに捧げよう。」

アーサ王物語とは決まった一つ決まった筋書きがあるわけではなく、起源5世紀はじめのブリテンに有能な指導者が登場し、異民族の侵入を妨げたことが物語のモチーフとなっている。そのようなケルト世界の人々の英雄願望が触媒となって、かつての英雄的人物の活躍と言う歴史的事実の核の周りに「アーサー王物語」が生まれてきた。それは、アーサー王という武勇の秀でた王を中心に、その宮廷を形づくっていた立派な騎士たちが、さまざまな冒険にのりだして活躍するという形式をもっている。一つの首尾一貫した物語と言うよりは、さまざまなエピソードの集合体と言える。そしてこの「アーサー王と円卓の騎士―サトクリフ・オリジナル」は、その中でも、石に刺さった剣を抜いて王になるところから、パーシヴァルが登場してアーサー王の宮廷が最盛期に向かう時期までが描かれている。またこの続きに位置する作品として、「アーサー王聖杯の物語―サトクリフ・オリジナル〈2〉」「アーサー王最後の戦い―サトクリフ・オリジナル〈3〉」という作品で、聖杯の探求の物語、アーサー王の最後の戦いの物語が描かれている。


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  • アーサー王
    • 「子供の名前はアーサーだ。父親が誰なのか、そなたの知るべき時が来たら、教えよう」
  • ペリノア王とグリフレッド
    • 「こいつは獅子のような勇気をもった少年だ。もし命を落とさなければ、きっと最高の騎士の一人となるじゃろう」
  • アーサー王物語の中心的人物・ランスロット登場
    • 「わたしが騎士にふさわしいかどうか、円卓に席を頂く価値があるかどうか、サー・ケイが何を思われようと、わたしはあまり気にはなりません。しかしそれについて、自分の目で見てふさわしいと思えるかどうか、そこが問題なのです。」
    • ランスロットは数多くの冒険に出会った。もしも物語の語り部がそのすべてを話そうなどとくわだてようものなら、いつまでたっても終わる事は無いだろう。こうしてランスロットは、まだ若干18歳の若者ではあったが、人々の口の端にのぼるような名声をうちたてた。
  • ランスロット百合の乙女エイレン
    • 「わが王アーサーさま、この乙女が無くなった事は、心の底から悲しく感じます。神もご照覧あれ、わたしはこの乙女の死を望んだ事など、唯の一度もありません。しかし、この乙女が私を愛してくれたように、この乙女を愛することは、わたしにはどうしてもできなかったのです。」
  • トリスタンとイズー
    • 「イズーを火の中で死なせるわけにはいかない。救い出すか、いっしょに死ぬかのいずれかだ」
  • ジェレイントとイーニッド
    • 「わたしはあの人と、夫婦としての誓いを立てたのです。お分かれすることなど、考えた事もございませんわ」
  • ガウェインとラグネル
    • 「弟よ、よくぞ言ってくれた。まさしく、わたしの言いたかった所だ。アーサーさま。そのご夫人とやらを、わたしの妻に下さいませ。それで、あなたの借りも帳消しになりましょう」
    • 「いいや、わたしは自分の事しか頭に無かった。もしも、それでそなたが幸せになるなら、昼は美しい姿になって、宮廷でそなたにふさわしい扱いをうけてくれ。夜は真っ暗な中で、そなたの甘い声を聞くだけで、わたしは満足しよう」
  • パーシヴァ
    • 「兆候、と言ってもよい。パーシヴァルが来ると、それから一年と経たないうちに聖杯の神秘が現れるーこキャメロットの、われわれのところに現れ、ログレスの国の繁栄の最後をかざるような、開花と結実のときがもたらされる。そして其の後騎士達は円卓を去り、世にも最大の冒険に乗り出していくだろう。このようにマーリン予言したのだ」

グローバルキャリア ―ユニークな自分のみつけ方

グローバルキャリア ―ユニークな自分のみつけ方

グローバルキャリア ―ユニークな自分のみつけ方

私が皆さんの世代だったら、まず外の世界に自分を開きます。世界がオープン化しているという現在の姿とこれからを考えて、今まで見た事も行った事も無い世界へ、大きな可能性が期待できる広い世界へ、と歩を進めてみます。そしてそのために自分が出来る事を今日から始めると思います。

石倉さんが仰るように、インターネットによってオープンになった世界に踏み出していくのはとても良い事だと思う。自分にそれだけの実力が無いと思っても、それまで積み重ねてきた経験の組み合わせと言うものは、意外と自分にしかなかったりするものだ。僕はどうしてもリスクをとれない所があるけど、実はそれ自体がリスクだったりするのではと思う事がよくある。どうせなら若いうちに大きく失敗したい。失敗すると必ず覚えるし、それまでの過程で身に付くものが大きい。可能ならば、日本で失敗するよりも、海外で失敗するくらいの方が実力はつくだろう。失敗前提でなくても、本書に出てくる「すぐやる課」のように、諦めずに前へ前へと進む姿勢は、何か自分でやりたいことがあるなら絶対に必要な事だと思う。

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ICTの進歩によって、日本に居てもインターネットへのアクセスさえできれば、世界の辺境のひとに連絡したり、一緒に活動する事も出来る。

新しい切り口で見れば、ORでしか考えられなかった項目をANDで結ぶ新しい世界を拓くことができるようになっている。

個人のユニークな組み合わせを考える可能性は無限にある。年齢、国籍、性別、経歴など客観的な特性だけでなく、その人と一緒に行動しないとわからない主観的な特性の組み合わせもある。

好きな事が何も思いつかない場合は、基準やハードルを高く設定し過ぎて、何も合わないと言う状況を創り出している。好きなことを一つに絞る必要は無い。

好きな事が見当たらない、考えられないという場合、「好きらしい」ことから考えてみる。

新しい事をやりたい人が多く、実際にそれが出来る地域、業界、組織に身を置く方が、キャリアの広がりは大きい。

その場での強いインパクトや鮮やかな印象が心に強く残っているうちに、行動に移す事が大事。

ビジョンを考える段階で外に広くオープン化するだけでなく、就職活動をしている時や仕事をし始めてからも、常に外の世界に目を開いておく事、機会を捉える事が大事です。

常に仕掛品であって完成品ではない、完璧になってから事を始めようと言うのではなく、ある程度まで出来たら、世の中にそれを問い、更に良くしていく。

「興味を感じる事をやってきて、後から振り返ってみたら、点が繋がっている事が多いのだから、最初から点を繋げる事ばかり考えない、小賢しくならない」スティーブ・ジョブズ

これではいけないと思った時に、思い切ってシフトする勇気を持つ。

キャリア戦略7つ

  • 自分が主役と思って、自分の好きな事、やりたいこと、ありたい姿をキャリア・ビジョンの原点として行動している。
  • 同時に、キャリア・ビジョンが夢に終わらないように、好きな事、得意技、やりたいことを用いて生計が立てられるように試行錯誤している。
  • 常に自分のオープン化を心がけ、新しい世界、分野に踏み出している。
  • 最初から明らかなキャリア・ビジョンがなくても、自分の得意技を見つけ、それを伸ばすような行動をとっている。
  • 必ずしも、テキストにあるような体系的、整理されたキャリア・ビジョン、戦略、プランにしたがっているわけではないが、機会を見過ごさず、何らかの行動を起こしている。
  • 予想や計画と違ったら、方向転換、軌道修正する事にやぶさかではなく、行動が速い。
  • 意識しているかは別として、自分とは、何が自分の特色か、ユニークさか、考えており、結果として「ORをANDにする」自分らしい組み合わせ、「ユニークさ」を見つける途上にある。

石倉さんのブログno title

ハーバード流人的資源管理「入門」

本書にも述べられているが、人的資源管理とは、いかにして組織内の人々を管理するかである。終身雇用制度が崩壊した今、いかに優秀な人間を組織に残す事が出来るかということが、組織のパフォーマンスにかかっている。人的資源とは流動的なもので、それぞれ組織で働くモチベーションは異なる。そのため、各々が組織で働くモチベーションを維持できるようにすることは、大変重要なテーマとなる。難しいのは、人的資源管理の評価であると思う。売上・利益と言った定量的な尺度では測りきれない部分が多くあるため、人的資源管理が上手く機能し、また、今後の人的資源計画が効率的に策定されているかということが、評価の対象となるべき。


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人的資源管理とは何か

人的資源管理のかなめは、いかにして組織内で人々を管理するかである。

人的資源計画とは、人的資源に関する課題とそれへの対応である。

人的資産資産として計上することはできず、いつでも自分の意志で荷物をまとめて会社から去っていくことができる。

人的資源管理に関わるプロジェクトの経済的効果を総合的に評価するのに必要な労力は、膨大である。また、直接把握できるものではなく、推定が必要になるので、必ずしも正確とは言えない。

一般的に訓練とは「何かをする方法を学ぶ事」である。教育は「なぜ物事がそうであるののかに関して理解を深めること」である。簡潔に言うならば訓練は行動を学ぶ事であり、教育は考えることを学ぶ事である。

会社が成功するか失敗するかは、そこで働く人々のパフォーマンス(業績)にかかっている。マネジャーはパフォーマンスを重視し、パフォーマンスが向上するか否かをあらゆる活動の指針とする。従って、部下の業績を評価し、それに基づく報酬を支払う事は経営目標と完全に一致している。

企業の社員のやる気を継続させるためには、一つ上の欲求、そのまた一つ上の欲求を満たしていくような報酬を提供しなければならないということである。

マネジャーは、自己実現欲求をくすぐってやる気を出させる報酬制度を考案する事によって、この態度を奨励すべきである。

福利厚生の元来の目的は戦時中に賃金統制の網の目をくぐって従業員に価値のあるものを与える事であった。

均等な扱いは給与、昇格、それ以外の面にも及ぶべきものである。つまり均等な雇用機会とは、就職だけではなく職場において均等なチャンスが与えられる事を意味する。

終身雇用の崩壊と共に、心理的契約の意味も失われていった。代わって、個々の雇用関係(すなわり解約任意雇用)の重要性は一気に高まった。企業は従業員の雇用保障に関心を示さなくなり、従業員側も企業への忠誠心を失った。

ワーカホリックのひとはある時点で意気消沈する可能性が高い。失ったものを悔やむ気持ちに圧倒されるのだ。なぜなら、仕事だけでは人生に満足できないからである。

この1冊ですべてわかる 経営戦略の基本

理論と答え(1)

経営戦略というのは理論であると思う。答えではない。そこには本質的な違いがある。理論とは、過去の事例から得られたファクトを体系化した学問だ。そこに求められのは、普遍的な定理であって、答えではない。一方、ビジネスの世界では、答えが存在する。答えとは、結果だ。ケースにおけるアウトプットが、経営課題というものに対する答えだ。

理論と答え(2)

多くの経営学の本では、理論を語る。成功者が書いた本は、たった一つの、答えを語っている。論理は学問で、ビジネスケースは答えという話だ。経営判断において重視されるべきは、理論だと思う。ケースは、一つしか無い。成功者が成功したのは、その時の外部環境において、そのひとしか持ち得ない経営資源を用い、その時しか無いというタイミングで行動を起こしたからである。対して、経営戦略は普遍的なものだ。全てのケースに、この理論を用いることが出来る。経営判断において頼るべきは、たった一つの答えではなく、理論であるべきでは。

memo

経営戦略
  • 企業の置かれている「経営環境」を戦場に見立てて、その環境下え、企業が「目的」を達成するために必要な打ち手。
  • 企業の目的
    • 継続的に事業を営む
    • 利益を創出する
    • 株主の期待に応えて理恵を創出し、成長していく
  • 中長期の視点を踏まえて、短期の視点での取り組みに方向性を示すものであり、経営者や社員の「思い」と施策を遂行する「現場」とをつなぐ鍵。
環境分析
    • PEST分析
      • 政治(Politics)
      • 経済(Economy)
      • 社会(Society)
      • 技術(Techology)
    • 5Forces分析
      • 業界内の敵対関係
      • 新規参入の脅威
      • 代替品の脅威
      • 供給者の交渉力
      • 顧客の交渉力
    • VRIO分析
      • 経済価値(Value)
      • 希少性(Rarity)
      • 模倣困難性(Inimitability)
      • 組織(Organization)
  • 内部・外部統合分析
    • 3C分析
      • 顧客(Customer)
      • 競合(Competitor)
      • 自社(Company)
    • SWOT分析
      • 強み(Strength)
      • 弱み(Weakness)
      • 機会(Opporyunity)
      • 脅威(Threat)
事業戦略
    • デレク・エイベルの「DFT」
      • 顧客(Customer):どんな顧客に提供するのか
      • 機能(Function):どんな機能(価値)を提供するのか
      • 技術(Technology):どんな技術によって提供するのか
  • 競争優位性
    • 戦略ターゲット(業界全体、特定分野)
    • 競争優位性構築の手段(低コスト、顧客が認める特異性)
    • 製品(既存、新規)
    • 市場(既存、新規)
資源配分の検討
    • 相対的ターゲット市場(高、低)
    • 市場成長率(高、低)
    • 導入期、成長期、成熟期、衰退期
  • GEのビジネス・スクリーン
    • 業界魅力度(高、中、低)
    • 事業地位(高、中、低)
戦略を動かすための仕組みづくり
  • することを具体化する6W2H
    • Who、When、Where、What、Whom、How、Hou much、Why
  • バランスト・スコア・カード(BSC)の4つの視点
    • 学習と成長視点
    • 内部事業プロセス視点
    • 顧客視点
    • 財務業績視点
  • 戦略のために組織をを整えるフロー
企業全体のパフォーマンスを向上させるための全社戦略
  • 事業パフォーマンスによる管理
    • 自社の競争力
    • 市場の魅力度
個別事業の競争有意を構築する事業戦略の実践
  • 事業戦略策定のプロセス
    • 目的、定量目的設定、プレ分析、現状分析、戦略方向性の策定、ファージビリティスタディ、施策策定、計画化、実行
  • 業界俯瞰
  • マクロ環境動態(PEST等)→隣接業界(5Forces)→対象業界(3C)
  • 現状分析
  • 市場規模=平均単科×市場数量
    • 分析した業界が「成長しているか」「衰退しているか」おおまかなトレンドをつかむ。
  • 顧客(ユーザ)のセグメンテーションを行う
  • 競争ベンチマークで自社の競争力を測る
    • 自社・競合定量分析
    • バリューチェーン分析
    • ターゲット顧客分析
    • 製品・サービス分析
      • 以上を全て競合と比較した上で「KFSの抽出と充足状況評価」を行う。
  • 戦略方向性を策定する
    • 複数の戦略代替案を練り上げる
  • ファージビリティスタディで戦略の実現性を評価する
不確実性の時代における"新しい"戦略論の潮流
  • 企業を取り巻く環境は、起こりうる可能性が予測できるレベルの「リスク」を通り越し、何が起きるか予想できない「不確実性」の時代へ変化している。
  • そのような状況下では、「意図的に計画された戦略」に則ってアクションをとり続ける事は難しくなっている。
  • これまでの"戦略論"と"新たな戦略論"の違いは、マイケル・ポーターとヘンリー・ミンツバーグの一連の論争を紐解くと理解できる。
  • 経営戦略論としてのポジショニング理論は、ポーターが1980年代に発表した「競争の戦略」や「競争優位の戦略」が起源とされる。
  • 当初想定し得なかった環境の変化に直面した際には、その環境変化に柔軟に対応し、当初計画していた「意図された戦略」を「変化した環境に適した戦略」へと変化させる事が求められる。
  • 意図された計画的なこれまでの戦略の重要性を無視するのではなく、「創発的戦略」を活用する事とのバランスが重要となる。

MBAが会社を滅ぼす マネジャーの正しい育て方

MBAが会社を滅ぼす マネジャーの正しい育て方

競争の戦略

競争の戦略

競争優位の戦略―いかに高業績を持続させるか

競争優位の戦略―いかに高業績を持続させるか

孫子の兵法 (知的生きかた文庫)

孫子の兵法 (知的生きかた文庫)

最強組織の法則―新時代のチームワークとは何か

最強組織の法則―新時代のチームワークとは何か

2011-12-31 10:20

日記(大晦日)

今年もいよいよ大晦日!昨日は家の掃除と溜まっていた本の感想を書いて、夜は踊る大走査線見てた。アオシマー!ただ感想書いてない本はまだ残ってるので、今日もそれ書く。他にも今年中にやりたかったことが全然片付いていないけど、このまま終われるのかな〜。今年の振り返りとかしたかったけど、どうしよう。しかも初詣の計画とか全然立ててないし、近場で川崎大使とか明治神宮とか行くかな!そう言えばみんな今日はテレビ何見るんだろ。僕は笑ってはいけない茨城空港を見ながら年越しそばを食べる予定です。へへ。


ニュース

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    • つぶやきを纏めたものだけど今年のファッションニュースが良く分かる!

気になっている本

どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか?―現代将棋と進化の物語

どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか?―現代将棋と進化の物語


見たい

容疑者 室井慎次 [DVD]

容疑者 室井慎次 [DVD]