宇野対ルミナ初戦から15年にあたって(もしくは敗北した状況においても勝利し続ける者について)。


本日、宇野薫佐藤ルミナ初戦から15周年。
例によって、駄文ツイート転載。



>本日29日は15年前、横浜文化体育館宇野薫佐藤ルミナを下し修斗ウェルター王座を奪取した日(99年)。①http://www.youtube.com/watch?v=ChNC_-sTz0Y ②http://www.youtube.com/watch?v=TwXMqAtHIYM ②のフイニッシュ時の歓声が凄まじい!!日本の格闘技に夢があふれてた90年代…(続



>宇野対ルミナ、翌年(2000年)12月のリマッチ。そういえば「SRS」なんて番組がありましたね。当時ワタシは従妹に録画させて送ってもらってたものだ(苦笑)。http://www.youtube.com/watch?v=TwXMqAtHIYM 一般層はK−1やPRIDEに、マニア層は修斗に夢中になっていた20世紀末…(続



>正直、宇野対ルミナの2戦を見ていると、日本の格闘技にとってゼロ年代のバブル的ブレイクなんてものが必要だったのか疑問に思えてくる。03年大晦日の3局同時中継に代表されるそれである。つくづくあれで日本の格闘技は2階に上げられハシゴを外されそして突き落とされた、そう思えるのである。(続



>ちなみに日本人がその史上において経験した「頂点から奈落への転落」が3つある。1つ目は日露戦勝利の栄光から太平洋戦争敗北への転落。2つ目は高度経済成長の大成功からバブル崩壊への転落。そして3つめが日本格闘技の3局同時中継から地上波ゼロへの転落である(苦笑)。泣けてくるよ、ホントに。(続



>そして宇野はこの後UFCに転戦し、パルヴァーには惜敗BJペンには完敗するも、03年BJとの再戦ではドローとなり「UFC王座戦において引き分ける」という他の日本人選手の誰も為し得てない最至近距離に迫った。あれから11年、今も宇野はUFCへの3度目復帰をめざし戦い続けている…。(続



>日本格闘技は敗北した。それは現時点において厳然たる事実である。しかし宇野薫は未だ敗北していない。その歩みをついに止めた佐藤ルミナもまた敗北していない。何に?人生に。境遇に絶望せず何かを追い求める者(追い求めた者)はいつだって勝利者なのである。それこそが僕らが彼らから学びえたことなのだろう。



ではではまた。