メンフィス・サウンドの主・ブッカー・T・ジョーンズ

fulmas2011-08-19

LAのダウンタウンを舞台に酔いどれミッキー・ロークフェイ・ダナウェイが織りなす恋愛ドラマ「BARFLY」の冒頭に流れるファンキーなインスト曲、それこそメンフィス・サウンドの真骨頂ブッカー・T&MGズの「Hip・Hug・Her」(邦題ビートにしびれて)だ!
リーダー・ブッカーT・ジョーンズ(ハモンド)、スティーヴ・クロッパー(テレキャス)、ドナルド・ダック・ダン(ベース)アル・ジャクソン(ドラムス)の4人からなるブッカーT&MGズは1961年結成、62年にあの名曲「グリーン・オニオン」で一躍スターダムに!MGズの事は前回スティーヴの時紹介しているので省きます、
自分では三大ハモンドスティーヴ・ウインウッド、スプナー・オールダム(あの「男が女を愛する時」のハモンド)そしてブッカー・T・ジョーンズだ!
ブッカー・Tは1944年メンフィス生まれのオルガニストだがソング・ライター、プロデューサー、アレンジャー、と八面六臂の活躍をしている!
16歳の時プロになりサテライト・レコード(後のスタックス)でルーファス&カーラ・トーマスのバックでバリトン・サックスを吹く、その後スティーヴ・クロッパーとMGズを結成、スタックスのソウル・シンガーを務めながら自分達のバンドも活躍、1971年の「メルティング・ポット」を最後に活動を停止何度か再結成を繰り返し94年に再度活動を再開している。
ジョーンズのソロ作は72年「The・Runaway」74年「エバー・グリーン」、その後もソロ作は続くが71年から73年に妻プリシラ(リタ・クーリッジの姉)と素晴らしいスワンプなデュオアルバムを3枚リリースしている、ディランの曲をカバーしたりグラム・パースンズの曲をカバーしたり、バックにフライング・バリット・ブラザースのメンバーを入れたり(ジェシー・ED、ケルトナーも)正にスワンプ!!
今年5月にソロ作「ロード・フロム・メンフィス」を発表している、ゲストにマット・バーニンガー&シャロン・ジョーンズそしてルー・リードの名前がある。
今また「メンフィス・サウンド」を聴き直している!スタジオは一緒だがメンバーは違うんだけどハービー・マンの「メンフィス・アンダーグラウンド」もついでに聴いている。