充実の11月新譜 !

fulmas2011-11-01

TOM WAITS : Bad As Me
5年振りのニューアルバムだがストレートなオリジナル作品としては12年振り、2度のグラミー賞受賞、今年はロックの殿堂入りを果たした孤高の音楽詩人そしてアクターの今回の新譜は相変わらずテンション高く、インテリジェンスの高さも感じさせる!昨日バラカン・モーニングで一曲聴いたが、強烈な中東帰還兵の歌(叫び)は背筋も凍る感動!!
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JOE HENRY : REVERIE (リヴェリー)
最近のお気に入りというかデヴュー以来のファンだ!トム・ウエイツと同様音楽以外の事、小説や絵画、映画、芝居等頭の中に風景や息遣いが感じられる!音楽以外の感性が騒ぐ!みたいな、ルー・リードもそうかな?偉大なるソロモン・バークやジャック・エリオットのプロデュースも凄かったが、サッチモやレイ同様尊敬するディランのプロデュースも遂に手掛けた様なので楽しみだ、前回オーネット・コールマンを起用したジャズ風味やR&B又ブルース・フィーリングといった味付けは少なく、カリフォルニアの自宅で窓を開け放ち(戸外のノイズがそのまま入ってる)、フォーク調に仕上げた、正に歌力勝負といったところ、ますます好きになった!
The Lost Notebooks Of HANK WILLIAMS
日本人にはちょっと苦手なカントリーの世界、70年代アメリカのシンガー・ソング・ライター達を聴きまくった僕達はディランやリオン・ラッセルそしてダニー・オキーフ等でお馴染みだった、ハンクが残した未発表詩集にディラン達が曲を付けて世に送り出した、正に未発表・新曲集である、ボブ・ディランを初めリヴォン・ヘルム、ノラ・ジョーンズシェリル・クロウ、ジェイコブ・ディラン、マール・ハガード、ヴィンス・ギル等中でも秀逸はルシンダ・ウイリアムスだ!(最近絶好調なのだ!)
南部のオールマン・ブラザースやグレイトフル・デッド等の継承者が後を絶たないアメリカン・ミュージックの流れ、もっと源流のジミー・ロジャースやハンクの築いた深くて永いカントリー・ミュージックの豊かな流れは、絶える事無く続いて行くのだろう!

DAVID LYNCH : Crazy Clown Time
リンチはイレイザー・ヘッド、ブルーベルベット等を経てあの「ツイン・ピークス」を手掛けた監督だ、「ロスト・ハイウェイ」「ストレート・ストーリー」等のロード・ムーヴィーも良かったが遂に音楽制作ですか?未だ手元に届いていなくて何とも言えないのだが、リンチにとって音楽は格別な想いがあると思うので期待している、いまだにあの「ツイン・ピークス」のギターの音色とアメリカの田舎町の風景が忘れられない!!