Kyoto Nature Hiking -京都の自然、ハイキング情報-

京都の自然やハイキング情報について、京都市在住の森林インストラクターが書くブログです。3児の父。親子で山も歩いています。年に何度か日本アルプスも。

初日の出(如意ヶ岳東側)

新年あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。


今年も夜明け前から山に登り、
初日の出を拝んで参りました。

昨年と違い、今年はきれいに見えました。
でも寒かった!
歩いてる時は全然寒くなかったんですが、
日の出を待つ20分ぐらいですっかり冷えて
しまいました。
寒くても行った甲斐はありました。


銀閣寺の北側から大文字山を目指し、
真っ暗な中5時半に出発。
誰もいないのかと思いましたが、
林道から山道に入ると、
登っている人がチラホラ見え始め、
30分ほどで火床に着くと10人ぐらいの人が
おられました。


火床からの夜景は、夜明け前から
登ってきた者へのご褒美のように
とてもきれいでした。
元旦の夜明け前です。

小さな三脚を使って撮影した後、
大文字山山頂方面へ向かいます。
(火床は山頂ではありません。念のため)


山頂に着いたのは、6:15ぐらい。
まだ夜明けまで時間があるのに、
ここにも大勢の人がおられました。
特に学生さんらしき若者が多かった。
なんでやろ?

山頂はすぐ通過して、如意ヶ岳方面へ
向かいます。


如意ヶ岳への分岐辺りで
「琵琶湖側へ行く道はどっちですか?」
と道を聞かれ、
「如意ヶ岳ですか?今から行くので一緒に行きましょう」
ということで、20代後半ぐらいに見える
青年と一緒に歩いて行きました。
その方は、3年ぐらい前から毎日
大文字山を歩かれているそうで、
僕が知らない大文字山の話を色々聞けて
おもしろかったです。後で書きます。


昨年も書きましたが、
夜間だと迷いやすいので、
如意ヶ岳へ暗い間に初めて行かれる方は、
別の日の明るい時間帯に下見を
しておかれることを強くお薦めします。


何度か迷いかけましたが、
無事に初日の出ポイントへ到着。


日の出まで20分、おにぎりを食べて
白湯を飲んで体を温めようとしますが、
止まっていると冷えていく一方です。


歩くときのごっつい手袋では
デジカメの操作がしにくいため、
日の出撮影中は素手だったので
余計に冷えました。


来年は、デジカメが操作できるぐらいの
薄手の手袋も持参した方がいいですね。


日の出を待っている間、
琵琶湖に「ミシガン」が動いているのが
見えました。

左下の小さいのです。
初日の出クルーズみたいなんをされてたんでしょうか。


他に見えるのは、中央に近江大橋
その少し左に琵琶湖プリンスホテルも見えます。


無事に日の出も撮影できたので、
さっさと退散します。
昨年は僕を含めて4人しかいなかった
このポイントは、今年は全部で15人ぐらいは
いたかな。このブログを見て行かれた方も
おられるのでしょうか。


如意ヶ岳の山頂は、以前も書きましたが
大阪空港の施設に占拠されています。

こんなでっかいヘリポートみたいなんが
でーんと鎮座しています。
ここを迂回するのは少しめんどくさいです。


一緒に歩いた青年に聞いた大文字山の話、
・シカは結構いて、夜間に
 火床のはらいの辺りをドドドドと
 横切っていたりするそうです。
・サルの群れ(30匹ぐらい)に遭遇したこともあるようで、
 霊鑑寺の山側辺りで木をゆすったりしていたことも
 あるようです。
・リスはたまに見る(僕も2度ほど見ました)。
 やはり早朝に見かけるようです。


身近な大文字山ですが、他にも色んな動物が
いますし、おもしろいですね。


さて、火床からの元旦の眺めです。

今年は快晴!
しかもモーニングムーン。
きれいでした。


この日は大文字山の登山口辺りから
道がキラキラしていて所々凍っていました。
底が滑りやすい靴をはいておられる方は
注意しないといけません。
こんな霜柱、見たの何年ぶりでしょう。


あ、そうそう、ライトを持ってない若者が
何人かいました。
前からライトなしで来られるとびっくりします。
今年は月明かりがまあまあ明るかったので、
慣れれば見えたかもしれませんが、
日の出30分ぐらい前までは真っ暗なので、
ライトは持参した方が安全です。


寒いし、眠いし、行くかどうか
前日まで迷いましたが、行ってよかった!
新年早々気持ちがいいです。


最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
みなさんにとって、今年が素晴らしい年で
ありますように!
今年もよろしくお願いいたします。