スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーションを読んで

昨日、
スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション事件 大岡昇平を読み終えた。
それぞれ全く違う分野だが、とても刺激された。
驚異のイノベーションは、自己研鑚に関心があるなら読んで欲しいが、事件は、立場は何にであれ、これを知っていたほうが良い状況にならないにこしたことはない。


で、「スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション」である。
スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション
随分前からapple、いやSteve Jobsに興味があって、iPhone4Sに触れて、関心が最大化されたことは、隠しようがない事実だ。


appleは、プロダクトとアプリケーションをサービスとして顧客に提供しているが、この姿勢、考え方は、日本のSIerにも学ぶべきことが多いと関心を寄せざる得ない。


結局、ビジネスはSIerの計り知ることができない顧客の都合に左右され、その都合に寄り添えたSIerが残る。
その顧客の都合が分からない限り、価格競争という消耗戦に巻き込まる。
顧客の都合が分からないから、製品機能を並べた「プロダクトアウト」な提案という名の製品紹介のスライドが量産されることになる。


顧客と直接かかわる機会の多い営業、アカウントエンジニア、システムエンジニアそしてgo/stopを判断するラインマネージャが共通に、顧客に関心を持って「何を提供するのか」、今までの発想は捨てて考え直す時期に来ていることに気づき、変わろうとするか、を知ることができる本だと思う。

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