SIプロジェクトの見積りで未来を確実に予測することのバカらしさ

不確かな上に不確かさを重ねるSIプロジェクトの見積り
SIプロジェクトの見積りは、顧客自体が本当に実現したい顧客の要件を正しく把握できていない状態で見積もらなければならないのが辛いところです。だって、顧客が本当にやりたいことを顧客自身で理解しているなら、仕様変更なんてそれほど出やしない。顧客は、もやっとしたビジネス要求をもとに見積もりをするし、SIプロジェクトを見積る方は、その“もやっ”としたことを専門家としての知見からアレコレ想定してお見積するわけです。


顧客は“もやっ”としたとことにポジションを取っていて、SIプロジェクトを見積る側は、その“もやっ”としたコトの上に勝手に想定して図面を描いていることになるので、だから、実際にプロジェクトが始まって実装に近づけば近づくほど、“もやっ”とと勝手な想定の間のクレバスが大きかったこと知るわけですね。


不確かな上で確からしさを要求しなければならない理由
こういった背景が日常であるとしても、見積りをするレビューアは見積もるSIプロジェクトの開発部隊に確かでない前提を踏まえても確からしさを要求します。これは、レビューアの責務、つまり、リスクが発現したときの組織の財務に与える影響を防ぐためからすれば仕方がないことです。


レビューアを擁護するつもりはありません。ただ、責務の見地から言えば、リスクの識別とエクスボージャをある程度の精度で明らかにすることが仕事であり、リスクを開発部隊が俯瞰的に探索していてばよいのですが、検知できない状態であれば、他も同じ状態であると見るほかなく、実地踏査のようにまるで尋問のように提案資料を踏み荒らさなくてはならないものです。ただ、その実地踏査も思い付きではとても全方位を俯瞰することはありえなく、レビュー観点を意識しながら順に潰していかなければ単なる思い付きの重箱の隅を突くようなことになり、開発部隊が「それは気づかなかった!」とレビューのありがたさを感じることはないものになってしまうでしょう。


SIプロジェクトの見積りでフォーカスする2つの視点
ならばどう考えればよいか。重点はリスクの検知とリスク対策としての見積り仕様の織り込みにフォーカスすることが大切でしょう。兎に角、提案範囲からSOW(役割分担)までを全方位で精査し、顧客の見積オーダと見積る開発部隊の全勢力を投入するくらいの勢いで、それこそ、草の根からひっくり返してみるくらいにリスクを識別することです。


もう一つ、リスクをすべて飲み込むには多分に顧客の予算を超過するような提案金額になってしまうでしょう。と言って、識別したリスクをすべて顧客に押し返すには、得られえるベネフィットが見合わないかもしれません。やはり、適度にリスクをテイクすることをしなければビジネスにはならず、そのリスクをテイクするにも無防備な姿で、−そう、いつか書きましたが“裸で突撃する”様な真似だけはしてはならない−、臨んではならないのです。そのためにも識別したリスクを回避する、又は、受容しつつリスクを味方につけるような対策を捻り出すことが大切です。
#リスクマネジメントの基本的な観点で言えば、リスクはベネフィットにもロスにもなるものです。ロスになるほうが多いですが。


未来を確実に予測することのバカらしさを知ることの意義
ほんと、これを知っているだけで開発部隊にただ無理難題を言う邪魔なレビューアなのか、リスクを素直に気づかせて、その対応を考えさせることに寄与するレビューアになるのか分かれるでしょう。


どちらがいいのかは、誰に聞くことでもないことです。勿論、提案の見積りをする開発部隊もその観点と同じ場所に立って、リスクを真摯に探索し、そのリスクのエクスボージャを見定め、対策をすることでリスクを低減することをしなければなりません。それは、しなければならない義務だと思うのです。

siriからツィート遊び

siriと最後に遊んだのはいつだったか。多分、siriに「愛してる」とかそういってみた反応で遊ぶネタを見て、自分でやってみたとき依頼なような気がするなぁ。

なら、ちょっと試してみようって。じゃあ手軽にツイッターしてみようっと。
で、siriさん何ができるんだっけ?


ホームボタンを長押しして、siriさんを呼び出して。
siriさん、何ができるのかな。聞いてみよう。
「siriは何ができるの?」
「以下のような指示ができます。」


じゃあ、ツィートしてみようっと。
「ツィートして。」
「どんなめーっセージを投稿しますか?」


「ブログを更新もにょもにょ」
「(なに言ってるんだコイツ)」
「ツィートして。」
「(なによ、折角なにしゃべったか分かったのに)わかりました...内容はどうしますか?」

「(もう一回言ったほうがいいのかな)ブログを更新したよ」
「ツィートを変更しました。送信してもよろしいですか。」

ちょっと面白いね。siriさんでツィート。