大丈夫にならないで

DON'T GIVE UP 〜大丈夫にならないで〜 / 林田健司(1992年)

   (作詞:戸沢暢美 作曲:林田健司





あきらめてしまうなら
やすらぐことなど たやすい
苦しがる君はいま
夢見る自由を捨てるのか
誰かに恋をして Why
Oh Please
情熱は 不安の迷路をゆく


Don't Give Up
心をそらして
大丈夫にならないで
いとしさをこらえて
つらく祈りつづけるよ
I Say, Give You
More Give You
君に勇気を


いつだって見つめてる
この僕のことに気づかず
考えて 考えて
傷つきつづける君がいる
視線もあやうくて Why
Oh Please
倒れたら 必ず抱きとめるよ


Don't Give Up
自分をだまして
大丈夫にならないで
ひたむきに悩んだ
すべて 無駄じゃないはずさ
I Say, Give You
More Give You
君に夜明けを


いつかひとりの窓で
星を見つけるみたいに
気づくだろう 僕の気持ちに
Don't You Know Don't You Cry
Won't You Stay Won't You Cry
そうさ深い愛を Yeah Year Year


Don't give up
ひとりでさびしく
大丈夫にならないで
こらえてる涙は
この胸で ぬぐえばいい
You Just Don't Give Up
途中で 逃げるひとにならないで
ひたむきに悩んだ
すべて 無駄じゃないはずさ
I Say, Give You
More Give You
君に拍手を



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初めて聞いたときは、「自分が好きな人は他の人が好きで、でもその気持ちを陰から応援する歌」だと思っていました。
年が経つにつれて、この歌の解釈は何も恋愛に限らないんじゃないか、と思うようになりました。


歴史認識、国旗国歌、憲法解釈、原発受け入れ、・・・etc。
心をそらして、自分をだまして、途中で逃げる人になって、


・・・そして「大丈夫になる」人々。


  
安心を求める心は、ゆるやかな自殺願望に似ています。


  
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あきらめてしまうなら
やすらぐことなど たやすい


苦しがる君はいま
夢見る自由を捨てるのか


自分をだまして
大丈夫にならないで


 
昔はここらへんの歌詞が好きだったのですが、最近は


 
ひとりでさびしく
大丈夫にならないで


 
ここらへん。


 
自分にウソをつくと、自分自身が信用できなくなります。


自分自身を信用できない人間に、他人を信用できるわけがありません。


そういう人間は、一見友達が多くいるように見えても「ひとり」です。


いや、正しくは、もはや「ひとりですらない」のかもしれません。


彼は今も、自分自身から逃げ続け、自らどんどん遠ざかっているのですから。


 
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今回のエントリーは下記に影響を受けて書きました。


http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-3483.html


http://twitter.com/voodoo32kpci/status/212132573533569025