2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

不安がいっぱい、桜は満開(ほぼ)

とりあえず負けましたねえ>横浜 それはともかくベテランと未知の戦力頼みで今年も不安がいっぱいだなあ・・・ ところで桜は(ほぼ)満開。数日前はつぼみだったのに。

『楽園への道』 バルガス・リョサ

フローラ・トリスタンと、その孫ポール・ゴーギャン。片や十九世紀半ばに女性や労働者の人権向上に奔走した「スカートをはいた煽動者」、片や文明社会を捨て自らの世界に没入した芸術家。一見対照的とも思える祖母と孫、血縁なのに会ったことすらない二人だ…

クラーク旅立つ

地球来訪から90年。クラークは宇宙へ旅立ちました。 在地球の節には大変お世話になりました。今後ともよろしくお願いいたします。

『残酷な童話』 チャールズ・ボウモント

Charles Beaumontの第一短編集(ボウモントかボーモントかよく分からないので英語表記)。『夜の旅その他の旅』は第三短編集にあたるらしい。作風にはそれほど違いは感じられず。初期から完成された作家であったことがよく分かる。やっぱりBeaumontはいいな…

『終りなき戦い』 ジョー・ホールドマン

いまさらシリーズ。有名な戦争テーマの名作ということで、もっとドロドロしたものを想像していたが、戦争を中心に据えてそこからどういう風に社会が変化するか次々にアイディアを展開させていく実にSFらしい作品だった(ちなみに『虐殺器官』の方が内省的か…

プリーストの「戦争読書録」

SFマガジン4月号のプリーストのエッセイを読んだ。 これは全くの『双生児』ファン(マニア?)向けサーヴィスだな。備忘録に近い、ネタ本の羅列でかなーり渋い内容だ。まあヘスのネタへの道がうかがえる様な部分もあったりして楽しめる部分もあるけど、やは…

ヒーローズ最終回

面白かったけど、意外とあっけない終わりだったなー。 あれ?シーズン2の放送は?

HEROES/ヒーローズ

SFものであるかどうかを問わず、連続ドラマを観る根気に乏しい。 しかしこの‘HEROES/ヒーローズ’はさすがに面白くて欠かさず観て来た。いよいよ今夜シーズン1最終回だ。 様々な超能力者が敵味方入り混じって地球の危機をめぐって活躍するといういまどき珍し…

よく知らないが

元レピッシュの上田現が亡くなったそうだ。正直よく知らないのだが、レピッシュのライブを観たことがある。フィッシュボーンが好きだったので、来日公演に行ったら、前座がレピッシュだったのだ。名前も音も初めてだった。フィッシュボーンに似た元気のよい…

広川太一郎

自分が同世代の人間の中で平均的かどうかは分からないけど、とりあえず子供のころからテレビをみて、アニメや洋画で吹き替えに接してきた。 いやとにかくいったいどれくらいの日本人が広川太一郎の声を聞いたことがあるのだろう、と思ったのだ。近い世代でTV…

もちろん

もちろん村上春樹訳『ティファニーで朝食を』が出たのは話題なのだろうなあ。 ようやっとのレベルだけど原書で一度読んだから、まあ読み直すとしてもまずは原書の方にしたいと思っていて、いまのところ購入は考えていない。だけどあとがきだけ読んでみた。そ…

J・G・バラードが・・・

ニューウェーヴSFに影響をモロに受けた人間として、speculative japanのサイトの登場は嬉しいニュースであった。荒巻先生の飛浩隆論など既に刺激的な展開を見せている。 そんな中、そのspeculative japanでJ・G・バラードが末期癌であることを知った。 1930…

『蒸気駆動の少年』読了

これは翻訳SF史に残る一冊。質、量(!)、作品のヴァラエティ、充実した解説いずれも特筆すべきでSFファン、ミステリファン、ホラーファン、そして何より一般読者に手にして欲しい本だ。これまで熱心なスラデック読者ではなかったため、本書でようやくその…