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今でも写植屋さんという商売があるのだろうか?印刷の版下はオンデマンドでQuarkXPressやPagemakerを使っておこなわれ印刷データを印刷機に送るだけだろうから、「版下」という言葉も死語かもしれない。
長野清子さんとは、わたしが高知に住んでいた頃、住まいがお隣どうしだった。彼女は写植屋さんに勤めていたので、その当時発行した小冊子の写植は彼女にお願いした。出来上がった写植をケント紙にペタペタと貼り付けて、インスタント・レタリングを擦って丸や三角の模様を入れると小冊子『カムナ通信』が完成した。『カムナ』とは高知の潮江橋近くで営業していた喫茶店の名前で、ロックやフリー・ジャズのレコードをかけていて、わたしども仲間の集うスポットでした。
同じ頃、高知の百石町に2階はモダンダンスの練習場(フリー・スペース)、1階がライブスタジオ、スナック、そして写植屋さんという構成の『トータル・メディア・センター』なるものがオープンして、長野清子さんは昼は写植屋で働いて、夜には『トータル・メディア・センター』の1階奥のスナック『あるこほる』のママをやっていた。カウンターとテーブルが2、3あるくらいの質素な店だったが、なぜか彼女が店にいるだけでとても華やいだ感じになるのだった。
矢野顕子の『ごはんができたよ』を聴きながら、清子ママが作ったバジリコ・スパゲティをつまみにお酒を飲み、ニコ(猫)とヒメ(犬)というお店のマスコットと遊ぶのがおもしろかった。
という話は今から25年ほど前のこと。わたしが高知をはなれ、東京をウロウロ、仙台近郊をウロウロ、群馬でコンビニのお手伝いおじさんをやっている間に、長野清子さんは御自身の感性に磨きをかけてフォトグラファーになられた。2度目の個展の今回はスペインを旅行したときの記録らしい。案内のハガキには
カタルーニァから南へ。
そこには
豊かなアンダルシアの光が
降り注いでいた。
とあった。写真展のタイトル「エルスール」はたしかスペイン語で「南」の方角の意味だ。ビクトル・エリセ監督の映画の題名でもある。わたしなんかにすれば高知が充分に「南」なのだけれど高知で育った彼女にとっては、さらなる「南」を希求する気持ちが強いのだろう。きっと彼女が好きな目に鮮やかなブルー系の色調の写真が多いに違いない。
11月23日(水)〜30日(水) 11:00〜18:00
高知市帯屋町2-67-3-3
サイズゼロ size0
追記 : 11/29 高知に行き写真展を見たいと思えども、高知はあまりに遠し。せめてヴァーチャルにて体験せんとかんがえ、高知に住むYMさんに写真展の「激写」をお願いする。それがこの画像↓

まず、目についたのはスペインを代表する建築家アントニオ・ガウディが設計したグエル公園でのスナップ。人工の建築物なのにガウディが携わると生物のような有機的なものに変化してしまう。天才といわれるゆえんか。
YM
2005/12/08 01:37
記念書き込み
fuqusuke
2005/12/08 12:29
記念書き込みをどうも。もうひとりくらい高知から書き込みがあってもいいんじゃなかろうか、と思うのだけれどこんなものかしら。
YM
2005/12/11 17:06
きぃチャン?彼女はネットしてないと思う。娘さんが知ってれば、、、。