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2011-06-02

権利のための闘争

条例で起立を強制しても、組合の不起立方針は変わらない

「君が代」起立条例に対する大阪教育合同労働組合声明


 「大阪維新の会」府議団は5月25日、「君が代」起立条例案を提出した。
 この条例は、府立学校を含む府施設での「日の丸」常時掲揚を定めるとともに、大
阪市・堺市を含む大阪府内すべての公立学校教職員に対して、学校「行事において行
われる国歌の斉唱にあたっては、教職員は起立により斉唱を行うものとする」とし
て、「君が代」起立・斉唱を義務付けようとするものである。橋下知事は、「君が
代」の起立・斉唱について「社会常識」「ルール」であるとして、「思想・良心の自
由」とは無関係だと主張している。しかし、こうした主張は「君が代」のもつ歴史
的、現在的な問題点をすべて捨象し、問題をすり替えることによって、不起立教職員
を「大阪府民への挑戦」などと誹謗中傷して、かつての「非国民」扱いとしようとす
るもので、到底認めることはできない。

 橋下知事は、さらに9月府議会において「3回不起立で懲戒免職」などというとん
でもない教職員処分条例を成立させようと目論んでいる。不起立教職員の実名公表も
検討すると言っている。あの石原都政や東京都教委ですら踏み込みえなかった暴挙と
いうほかない。

 橋下知事による一連の攻撃は、秋に強行しようとしている府知事選・大阪市長選の
ダブル選挙によって、住民自治潰しの「大阪都」構想を実現させるための政治的仕掛
けであるといわれている。しかし、3.11東日本大震災と福島第一原子力発電所のメル
トダウンという未曾有の非常事態にあって、「君が代」起立条例などを議論している
場合ではない。震災の復旧・復興および福島原発事故の収束に向けて全力を集中する
時である。

 私たちは1989年の結成以来、一貫して「日の丸・君が代」の強制に反対し、地域の
労働組合が集まるおおさかユニオンネットワークや大阪全労協と、大阪府・府教委に
申し入れを行うとともに、学校現場でも「日の丸・君が代」強制を許さないために、
不起立を含む様々な取り組みをおこなってきた。

 私たちは今回の「君が代」起立条例の成立を断じて許さないことを表明するととも
に、撤回を求める。

 かりに橋下知事が起立を強制する条例をつくったとしても、私たちの方針は変わら
ない。私たちは不起立を含む闘いを強化し、「日の丸・君が代」の強制をはねのける
決意である。

2011年6月1日  
大阪教育合同労働組合 
執行委員長 武井博道 

http://www.labornetjp.org/news/2011/1306940131230staff01

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